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泣き笑いが今の財産に BSフジ社長 亀山千広さん=1974年度卒
「母校をたずねる」は、静岡県伊豆の国市の県立韮山高編を連載します。各界に有力な卒業生を擁し、来年創立150周年を迎える県東の名門校です。フジテレビのプロデューサーとして、ヒット作を連発したBSフジ社長、亀山千広さん(66)=1974年度卒=が通った時代にはインターネットはなく、映画に傾倒していく青春でした。高校時代を「早く東京に出たかった。電車に乗って30分でいろいろな映画館に行くには東京しかなかった」と懐かしく振り返ります。【福沢光一】
3年生の時に何かに書きました。「卒業後の志望は1年は東京大学、2年は東京の大学、3年は東京の私立大学と変わったけれど『東京』だけは変わらない」。刺激の強い、ビルが建ち並ぶ花の都にご多分に漏れず憧れていました。映画が好きになるほど、東京が文化の中心だと思っていました。
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