SBI、新生銀の株式保有率47.77%に 連結子会社化へ TOB成立

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新生銀行(上)とSBIホールディングス=ロゴはSBIHD提供
新生銀行(上)とSBIホールディングス=ロゴはSBIHD提供

 インターネット金融大手SBIホールディングスは11日、新生銀行に対する株式の公開買い付け(TOB)が成立し、連結子会社化すると発表した。10日まで実施したTOBの結果、株式保有比率が47・77%に高まる。これで大手行の一角を傘下に加えるSBIは、経営陣を刷新してグループの中核銀行に位置付ける。

 TOBに応じた27・28%分を全て買い付ける。SBIは既に20・48%分を保有していた。買い付け上限に設定した48%には届かなかったが、連結化が可能となる40%は上回った。TOBは9月10日に始まり、買い付け価格は1株2000円だった。

 SBIと新生銀は新たな新生銀経営陣として、SBIが推薦する元金融庁長官の五味広文氏を会長、SBI副社長の川島克哉氏を社長に就任させることで合意しており、2022年2月に開く新生銀の臨時株主総会で関連議案を諮る。承認されれば、新生銀の工藤英之社長ら現経営陣は退任する。

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