市議が漏らした請願名簿使い前市長が市民に圧力か 愛知・弥富市

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弥富市議会の入る市役所=愛知県弥富市で2020年2月28日午前11時39分、川瀬慎一朗撮影
弥富市議会の入る市役所=愛知県弥富市で2020年2月28日午前11時39分、川瀬慎一朗撮影

 愛知県弥富市の公共事業の延期を求める市議会への請願書の名簿を同市議(71)が服部彰文前市長(73)に漏らし、服部氏が名簿記載の市民に圧力とも取れる発言をしていたことが明らかになった。本来非公開の請願書名簿の漏えいについて、全国市民オンブズマン連絡会議事務局長の新海聡弁護士は「目的外使用にあたり、個人情報保護法に抵触する可能性がある」と指摘している。

 請願書名簿を漏らしていたのは、市議5期目の佐藤高清議員。請願はJR弥富・名鉄弥富駅の工事に関し、新型コロナウイルスが収束し財政が健全化するまで延期するよう求めており、103人の署名と共に2月15日、議長に提出されていた。服部氏は2007年から3期目途中の18年に辞任するまで市長を務め、工事を推進していた。

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