文・韓国大統領、TPP加入検討を明言 中国、台湾に「刺激」受けたか

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韓国の文在寅大統領
韓国の文在寅大統領

 韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は8日、日本など11カ国が参加する環太平洋パートナーシップ協定(TPP11)への加入を「検討していく」と表明、前向きな姿勢を示した。聯合ニュースによると、文氏がTPP加入の可能性に言及するのは初めて。

 文氏は8日に開かれた「貿易の日」の記念式典で「新型コロナウイルス(の流行)以降、回復する世界市場を先取りするため、すべての国が激しく競争するだろう。市場の多角化は必ず実現しなければならない課題だ」と指摘、各国との自由貿易協定(FTA)の推進などと共に、TPPへ加入する可能性に触れた。

 韓国は11月、日本や中国を含む15カ国で構成する地域的な包括的経済連携(RCEP)協定に署名した。米中の貿易摩擦や新型コロナウイルスの影響で不確実性が増す中、さらなる大型協定への加入で、貿易促進を図る狙いとみられる。

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