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金もうけより公共利益
2024年に刷新予定の新1万円札の肖像に決まった実業家、渋沢栄一(1840~1931年)。出身地の埼玉県深谷市では、渋沢栄一記念館(同市下手計(しもてばか))をはじめ、実家や学問の師の生家など、ゆかりの史跡が点在する。少年時代から「論語」に慣れ親しみ、精神の基盤となったことから関連史跡のエリアは「論語の里」と呼ばれる。「日本資本主義の父」と呼ばれる渋沢がこの地でどう育まれたのか。ボランティアガイドと共に巡り、渋沢の原点を探った。【大平明日香】
1995年に開館した渋沢栄一記念館には渋沢に関する資料約150点が展示され、直筆の書や肉声テープもある。入り口には身長約150センチと小柄だった渋沢の等身大パネルが立ち、北側には高さ約5メートルの銅像が赤城山を望む。
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