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存在否定のイラク日報を発見 小野寺防衛相が陳謝

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陸上自衛隊のイラク派遣時の日報が見つかったことを発表する小野寺五典防衛相(中央)=2018年4月2日午後3時36分、秋山信一撮影
陸上自衛隊のイラク派遣時の日報が見つかったことを発表する小野寺五典防衛相(中央)=2018年4月2日午後3時36分、秋山信一撮影

 小野寺五典防衛相は2日、国会で「存在しない」と説明していた陸上自衛隊のイラク派遣時の日報が見つかったと発表した。陸自では昨年、南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報を隠蔽(いんぺい)していたことが問題になり、当時の稲田朋美防衛相らが引責辞任した。小野寺氏は「さらなる文書の探索を行うなど適切に対応していきたい。文書を見つけられなかったことをおわびする」と陳謝した。

 日報は2004~06年の376日分、約1万4000ページ。当時、陸自が派遣されたサマワの宿営地内外には迫撃砲やロケット弾が撃ち込まれ、治安面の不安が指摘されていた。昨年2月16日、野党議員の資料要求に不存在と回答し、同20日の衆院予算委員会では稲田氏が「残っていないことを確認した」と答弁していた。

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