砂川事件

抗告を棄却 東京高裁「『正義』免訴にならず」

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 駐留米軍の憲法適合性が争点となった1957年の「砂川事件」で有罪が確定した土屋源太郎さん(83)=静岡市=ら元被告4人(うち1人は遺族)の再審請求即時抗告審で、東京高裁は15日、元被告側の即時抗告を棄却する決定を出した。

 秋葉康弘裁判長は「請求人(元被告)が主張する『正義の観点』は法律上の免訴理由にならず、再審請求は認められない」とし、東京地裁に続いて再審開始を認めなかった。

 事件では57年7月、東京都砂川町(現立川市)の米軍基地内にデモ隊が入り、土屋さんら7人が日米安保条約に基づく刑事特別法違反(米軍施設への侵入)で起訴された。

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