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天皇陛下の叔父にあたる三笠宮さまが100歳で亡くなられてから27日で1年となった。古代オリエント史の研究に情熱を傾け、トルコでの遺跡発掘の支援を続けた三笠宮さまの思いは同国と日本の友好の中に息づいている。今年3月、文化遺産の研究などに取り組む「三笠宮記念財団」がトルコで同国政府の認可を受け設立された。
終戦まで軍人生活を送った三笠宮さまは戦後、古代オリエント史を学び、中近東文化センター(東京都三鷹市)の総裁を務めた。センターは1985年、トルコ中部のカマン・カレホユック遺跡の調査を開始。三笠宮さまはセンター付属のアナトリア考古学研究所を充実させるため講演活動を行い、寄付を募った。所長の大村幸弘さんは「世界から研究者が集う発掘拠点に成長した」と話す。
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