大相撲初場所12日目の21日、琴奨菊は日馬富士を突き落として3日連続で横綱を破り、唯一の全勝を守った。白鵬は豪栄道を寄せつけず、1敗をキープ。日馬富士、豊ノ島が2敗で追う。高安は正代に屈し、3敗に後退。新入幕の正代は勝ち越した。豪栄道は負け越し、春場所は3度目のカド番となることが決まった。
初の賜杯へ前進
無敗の大関が勢いで横綱を上回った。琴奨菊が1敗の日馬富士との対決を制し、初の賜杯に向けて、また一歩前進した。
鋭い立ち合いから左をねじ込み、横綱を追い詰める。がぶりながら攻め続け、寄り切れないと見ると、とっさに右から突き落とした。「しっかり当たって、あとは体が反応した」と琴奨菊。日馬富士は「慌ててはいなかった。残ったと思った瞬間に……」と意表を突かれた。
この記事は有料記事です。
残り368文字(全文700文字)