もう一度読みたい

<平和と民主主義>三國連太郎さん「人を殺すのがいやだった」=1999年8月

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
=2004年7月、小座野容斉撮影
=2004年7月、小座野容斉撮影

 今は亡き著名人のインタビューを再録する「もう一度読みたい <平和と民主主義>」第6回は、日本映画界を代表する俳優の三國連太郎さん。安保関連法議論の途上では、徴兵制導入の不安が国民の間に広がった。兵士になること、銃をとることとは。戦中徴兵を忌避した経験を持つ三國さんが語っている。

<1999年8月13日 東京本社夕刊2面から>

 徴兵を忌避して逃げたものの、見つかって連れ戻され、中国戦線へ。しかし人は殺したくない。知恵を絞って前線から遠のき、一発も銃を撃つことなく帰ってきた兵士がいる。俳優・三國連太郎さんは、息苦しかったあの時代でも、ひょうひょうと己を貫いた。終戦記念日を前に、戦中戦後を振り返ってもらった。

この記事は有料記事です。

残り4652文字(全文4957文字)

あわせて読みたい

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月