デジタル大辞泉
「吉野静」の意味・読み・例文・類語
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よしの‐しずか ‥しづか【吉野静】
[1] 〘名〙
※俳諧・犬子集(1633)二「花を見る心はよしの静かな〈親重〉」
[2] 謡曲。三番目物。各流。観阿彌原作、のち井阿彌などが
改訂。「義経記」による。源義経が吉野山から落ちのびる時、その家臣佐藤
忠信と義経からとり残された静御前は義経を無事に落ちさせるためにはかりごとをめぐらす。忠信は都道者を装って衆徒集合の場に立ち入って、頼朝と義経の
和解がなるといつわり、静御前は法楽の舞を舞い続け、衆徒は静の舞に見ほれ、あるいは義経の
武勇を恐れて、ついに一人も
討手に出ないでしまう。
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出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報