タイ、新たな最低賃金引き上げを計画 インフレ目標維持

タイ、新たな最低賃金引き上げを計画 インフレ目標維持
12月26日、タイ政府は、来年1月に最低賃金を引き上げる方針を確認し、3月にはさらなる引き上げを計画していることも明らかにした。写真はバンコクの建設現場で2017年5月撮影(2023年 ロイター/Jorge Silva)
[バンコク 26日 ロイター] - タイ政府は26日、来年1月に最低賃金を引き上げる方針を確認し、3月にはさらなる引き上げを計画していることも明らかにした。
政府代表と民間企業、労働団体で構成する委員会は今月上旬、1日当たりの最低賃金を2.37%引き上げることで合意したが、セター首相は賃上げの程度が低すぎるとしている。 もっと見る
セター氏は委員会が来年1月に会合を開き、さらなる賃上げを3月に発表することを目指すと記者団に語った。
現在の最低賃金は地域によって異なり328─354バーツ(9.49─10.24ドル)。委員会は330─370バーツへの引き上げで合意した。
与党は選挙戦で400バーツへの賃上げを公約に掲げていた。
また、これとは別にタイの内閣は26日、中央銀行が2024年のインフレ目標レンジを今年と同水準の1─3%とすることを承認した。
内閣は、来週国会に提出される3兆4800億バーツ(1007億ドル)規模の24会計年度予算草案も承認した。

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