米ディズニー、Hulu未保有株33%取得へ コムキャストから

米ディズニー、Hulu未保有株33%取得へ コムキャストから
 11月1日、米娯楽大手ウォルト・ディズニーは、動画配信サービス「Hulu(フールー)」の未保有株33%を米ケーブルテレビ大手コムキャストから取得する手続きを正式に開始した。2020年撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)
[1日 ロイター] - 米娯楽大手ウォルト・ディズニー(DIS.N), opens new tabは1日、動画配信サービス「Hulu(フールー)」の未保有株33%を米ケーブルテレビ大手コムキャスト(CMCSA.O), opens new tabから取得する手続きを正式に開始した。
ディズニーはこの取引によってHuluの全株式を取得し、動画配信サービス「ディズニー+(プラス)」に組み入れることが可能になる。
コムキャストは2019年、Huluの経営権を持つディズニーに保有株を売却することで合意した。コムキャスト傘下のNBCユニバーサル(NBCU)もしくはディズニーがこの取引を開始できる時期は当初予定の来年1月から今年11月1日に前倒しされた。
ディズニーは合意に基づき12月1日までにNBCUに約86億1000万ドルを支払う見通し。これは19年に保証したHuluの最低価値275億ドルのうちNBCUの割合から、NBCUの未払資本を差し引いた額。
今年9月30日時点のHuluの株式公正価値を評価した上で、保証された最低価値を上回る場合はディズニーが差額を支払う。
コムキャストのブライアン・ロバーツ最高経営責任者(CEO)は今秋、Huluの価値は売却合意当時をはるかに上回るとの見方を示している。

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