米銃乱射容疑者は博士課程の医学生、映画の悪役名乗る

米銃乱射容疑者は博士課程の医学生、映画の悪役名乗る
7月20日、米コロラド州デンバー郊外のオーロラにある映画館で起きた銃乱射事件について、警察当局は死者が12人、負傷者が58人と発表した。写真はコロラド大学が提供したジェームズ・ホームズ容疑者。撮影日不明(2012年 ロイター)
[オーロラ(米コロラド州)/サンディエゴ 20日 ロイター] 20日未明に米コロラド州デンバー郊外のオーロラにある映画館で起きた銃乱射事件について、警察当局は、死者が12人、負傷者が58人と発表した。当初、59人が負傷したとされていた。うち11人が危険な状態にあるという。
逮捕されたジェームズ・ホームズ容疑者(24)は、コロラド大学で神経科学を専攻する博士課程の学生で、大学によると、退学手続きが進められていたという。
友人の1人は、ホームズ容疑者について「基本的に人付き合いは下手だったが、こんな事件を起こすとは思わなかった」と、説明。暴力を振るったり、政治について語ったりすることもなく、「かなり平凡なタイプ」だったと話した。
警察関係者によると、ホームズ容疑者は髪の毛を赤く染め、犯行時に上映されていた映画「バットマン」の悪役を引き合いに「俺はジョーカーだ」と話したという。
警察は事件後、ホームズ容疑者の自宅アパートを捜索したが、爆発物が仕掛けられているのを発見。周辺住民を避難させ、遠隔操作で爆弾を処理したという。

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