ノルドストリーム調査、スウェーデンは結果共有を ロシアが再要求

ノルドストリーム調査、スウェーデンは結果共有を ロシアが再要求
 2月21日、ロシアは20日、同国から欧州に天然ガスを送る海底パイプライン「ノルドストリーム」で昨年9月に起きた爆発に関する調査結果を共有するようスウェーデンに改めて要求した。写真はノルドストリーム2のロゴ。ロシアのキンギセップで2019年6月撮影(2023年 ロイター/Anton Vaganov)
[21日 ロイター] - ロシアは20日、同国から欧州に天然ガスを送る海底パイプライン「ノルドストリーム」で昨年9月に起きた爆発に関する調査結果を共有するようスウェーデンに改めて要求した。
国連安全保障理事会は21日、ロシアが爆発に関する独立調査を要請したことを受けてこの問題について議論する。
爆発が自国の排他的経済水域(EEZ)内で起きたスウェーデンとデンマークはパイプラインが意図的に爆破されたと結論付けたが、誰が実行したかは明らかにしていない。
在スウェーデンのロシア大使館はメッセージアプリ「テレグラム」に「ノルドストリーム1・2に対する破壊工作からほぼ5カ月が経過したが、スウェーデン当局はまるで合図でもあったかのように沈黙している。何をそんなに恐れているのだろうか」と投稿した。
ロシアのポリャンスキー国連次席大使は、独立調査を求める草案の採決が週内に行われるとの見通しを示した。
ロシア国営タス通信は、中国の張軍国連大使がロシアの草案を支持する立場を記者団に示したと報じた。

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