ロシア西部3都市でドローン攻撃、ボロネジ州非常事態宣言 ウクライナ国境近く

ロシア西部3都市でドローン攻撃、ボロネジ州非常事態宣言 ウクライナ国境近く
ウクライナ東部国境に近いロシア西部のボロネジで9日、集合住宅がドローン(小型無人機)による攻撃を受けた。(2023年 ロイター/Vladimir Lavrov)
[ボロネジ/ベルゴロド(ロシア)9日 ロイター] - ウクライナ東部国境に近いロシア西部のボロネジで9日、集合住宅がドローン(小型無人機)による攻撃を受けた。ロシア当局はウクライナに加担する「テロ行為」との見解を示しており、ボロネジ州知事は非常事態を宣言した。
ロシア西部ではベルゴロドのオフィスビルのほか、クルスクの石油基地付近にもドローンが落下。大きな被害は出ていないものの、ウクライナ東部国境に近いロシア西部で攻撃が頻発している。
ボロネジはウクライナとの国境から180キロメートルの距離に位置。ロシア連邦捜査委員会はボロネジの件に関して「ウクライナの軍事、政治指導部の利益のために行動する者」が関与する刑事事件として捜査を始めた。ロシア大統領府は情報機関が調査にあたっているとしている。
ボロネジ州のグセフ知事によると、3人が割れたガラスで軽い怪我をしたが、病院には搬送されていないという。
ウクライナはこの件に関して公式に反応していない。

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