映画館運営世界2位シネワールド、米国で破産申請

[7日 ロイター] - 映画館運営で世界2位の英シネワールド・グループは7日、米連邦破産法11条の適用を申請した。新型コロナウイルス禍で債務が膨らみ、資金繰りが悪化していた。
破産法の適用申請により、債務再編を進めながら事業継続が可能になる。破産法脱却は2023年第1・四半期を見込む。破産法に基づく手続き中に取引先への債務を完済し、従業員給与も通常通り支払う計画という。
7日の英株式市場でシネワールドの株価は9.9%上昇した。8月下旬に、破産申請を検討しているというニュースが報じられた直後、株価は過去最安値を付けた。
シネワールドは米英など世界10カ国で映画館を運営し、従業員は約2万8000人。米国では「リーガル」という名前の映画館で知られる。21年末時点の純債務は89億ドル。

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