中国、1000万元相当のデジタル通貨発行へ 初の公開テスト実施

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10月9日、中国人民銀行が同国初となるデジタル人民元決済システムの公開テストとして、無作為に選ばれた5万人を対象に1000万人民元(150万ドル)相当のデジタル通貨を発行することが分かった。写真は2015年8月、香港で撮影(2020年 ロイター/Tyrone Siu)
[上海 9日 ロイター] - 中国人民銀行は同国初となるデジタル人民元決済システムの公開テストとして、無作為に選ばれた5万人を対象に1000万人民元(150万ドル)相当のデジタル通貨を発行する。
中国南部の深セン市内の住人であれば中国の4大銀行を通じ、誰でも参加申請が可能。申請期間は9日から12日で、抽選で選ばれた当選者はデジタル通貨アプリをダウンロードし、デジタルウォレットに登録した後、12日に200元分のデジタル通貨が得られる「赤い封筒」が与えられる。
デジタル通貨は中国石油化工集団(シノペック)のガソリンスタンドやウォルマート、シャングリラホテルなど深セン市内の3389店舗で使用可能という。

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