中国三峡ダムは「安全」、ネット上のうわさ否定

中国三峡ダムは「安全」、ネット上のうわさ否定
 7月9日、中国の三峡ダム(写真)を運営する国営・中国長江三峡集団は、三峡ダムの構造に問題はないと表明し、同ダムに決壊のリスクがあるとのネット上のうわさを否定した。2017年5月撮影(2019年 ロイター)
[上海 9日 ロイター] - 中国の三峡ダムを運営する国営・中国長江三峡集団は、三峡ダムの構造に問題はないと表明し、同ダムに決壊のリスクがあるとのネット上のうわさを否定した。
同社のウェブサイトによると、三峡ダムは気温や水位の変化によって数ミリメートル移動したが、安全面の指標は正常な範囲内にあるという。
ツイッターでは先週、グーグル・マップの衛星写真が掲載され、三峡ダムがゆがんでおり、決壊のリスクがあるとの投稿があり、この写真が国内のソーシャルメディアに拡散していた。
国内メディアの財新は9日、問題は三峡ダムではなく、衛星写真にあるとの中央政府の見解を伝えた。
三峡ダムは世界最大の水力発電ダム。巨額の費用が投じられ、多数の人々が移住を迫られた。環境破壊や地震の増加につながっているとの批判も出ている。

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