ブルガリア、25年にもユーロ導入の可能性=EU上級副委員長

ブルガリア、25年にもユーロ導入の可能性=EU上級副委員長
欧州連合(EU)欧州委員会のドムブロフスキス上級副委員長(通商担当)は23日、ブルガリアは全ての基準を満たせば、2025年1月からユーロを導入する可能性があるとの見方を示した。資料写真、2022年9月、独フランクフルトで撮影(2023年 ロイター/Kai Pfaffenbach)
[ソフィア 23日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会のドムブロフスキス上級副委員長(通商担当)は23日、ブルガリアは全ての基準を満たせば、2025年1月からユーロを導入する可能性があるとの見方を示した。
ブルガリアは先週、24年1月からの導入目標を断念した。インフレに関する基準を満たしていないほか、導入に必要な法改正も進んでいない。
ドムブロフスキス氏はテレビ番組で、ユーロ導入時期は基準を満たした時であり、「25年1月1日という可能性もある」と述べた。
ブルガリアは24年半ばからの採用を目指すとしているが、通常は元日からのスタートだという。
ドムブロフスキス氏は、ブルガリアは主にエネルギー価格の高騰による高インフレが原因で当初目標の延期を余儀なくされたと説明。
反マネーロンダリング(資金洗浄)法を含むユーロ圏参加に必要な全ての関連法案を可決することが求められていると話した。

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