NZ首相「将来的に共和制移行も」、早期の措置は否定

NZ首相「将来的に共和制移行も」、早期の措置は否定
 9月12日、ニュージーランドのアーダーン首相は、エリザベス英女王の死去を受けて早期に共和制移行の措置を取ることはないと述べた。ただ、いずれは移行する可能性があるとの見方を示した。豪シドニーで7月7日代表撮影(2022年 ロイター)
[シドニー 13日 ロイター] - ニュージーランドのアーダーン首相は12日、エリザベス英女王の死去を受けて早期に共和制移行の措置を取ることはないと述べた。ただ、いずれは移行する可能性があるとの見方を示した。
英国の君主交代によってニュージーランド国内で共和制議論が活発化するかとの記者団の質問に対し「緊急性を感じたことはない。これは大きく重要な議論だ。早急に起きることではなく、そうあるべきでもない」と答えた。
ニュージーランドはオーストラリアやカナダなど英君主を国家元首とする英連邦15カ国の一つだが、自国市民を元首とする共和制に移行すべきかを巡り以前から議論があった。
アーダーン氏は「ニュージーランドはいずれ(共和制に)向かうと思う。私が生きている間にそうなる可能性が高いと思うが、短期的に取る措置でも、近く議題に上がるものでもない」との見方を示した。

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