キャリー・フィッシャーの娘 ビリー・ラードが『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』でレイアを演じていた
「胸を打つつものがあった」
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』で、キャリー・フィッシャーの娘であり女優のビリー・ラードが若き日のレイアを演じていたことがわかった。
Yahoo Entertainmentによると、フィッシャーをほかの女優と入れ替えることはしないという決定があったため、作品に登場するレイアのシーンのほとんどは、VFXと過去の映像を使って制作されているという。唯一の例外は、若い頃のルーク・スカイウォーカーがレイアを訓練し、彼女のフォースの強さを表現しているシーンだ。このシークエンスに登場するレイアは、娘のビリー・ラードが演じていた。
ルークは若返りのエフェクトを使ってマーク・ハミル自身が演じているが、レイアの部分はそう簡単ではなかったと、ILMビジュアルエフェクトスーパーバイザーのパトリック・タバックが明かした。そのため、J・J・エイブラムスはラードにそのシーンで母親の代わりを演じてほしいと頼んだ。
「ビリーが母親のキャリーの役を演じました」とタバックは述べた。「彼女が母親の代役を進んで引き受けたのは胸を打つものがあったし、誰も軽く受け止めていませんでした」
「あの場にいる彼女を見て、誰もが心を打たれました。僕たちも最高の気分でした。誰かにキャリーの代役をやってもらうなら、似ている部分がたくさんあるので、ビリーがピッタリです。僕たちはその似ている部分を引き出すことができました。本当の課題は、そこで使うレイアの映像をそのシーンになじませることでした」
大まかなシーンはラードが演じているが、最終的には彼女の顔をデジタル処理し、若い頃のフィッシャーの顔と入れ替えている。本作ではフルにCGを使わずに、違和感のない見た目のレイアを登場させるため、多くのVFX技術が使われた。
ラードは以前、母親の役について「レイア姫の守り手」になったことを誇りに思うと述べていた。