『ソウルフル・ワールド』の監督を含む新トリオが『スパイダーマン: スパイダーバース』続編の監督に就任!

「スパイダーマンは一体何人いるんだ?」

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ソニー・ピクチャーズ アニメーションは『スパイダーマン: スパイダーバース』の続編を制作するチームを結成した。ホアキン・ドス・サントス、ケンプ・パワーズ、ジャスティン・K・トンプソンらが『スパイダーマン: スパイダーバース』の次回作を監督することになるとVarietyが報じている。ホアキン・ドス・サントスが関わることは以前にも報じられていたが、3人の映像作家が制作の始めから協力する。

1作目となる『スパイダーマン: スパイダーバース』でも映像作家のトリオが監督を務めていた。前作では、ピーター・ラムジー、ボブ・ペルシケッティ、ロドニー・ロスマンが監督しており、ラムジーは続編ではエグゼクティブプロデューサーを務める。

『レゴ ムービー』と『21ジャンプストリート』で脚本兼監督を務めたフィル・ロードとクリス・ミラーのデュオと『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のシナリオライターであるデイヴ・カラーハンがタッグを組み、続編の脚本執筆にあたる。

「スパイダーバースのチームにホアキン、ジャスティン、ケンプを迎えることが出来て、僕たちはとても幸運だ」フィル・ロードとクリス・ミラーは声明の中でこう述べた。「僕たちはホアキンの作品の大ファンなんだ。彼の作るキャラクターには気持ちがこもっていてユニークだし、アクションの流れの中で心に訴えかけるストーリーを作ることができる。ミュージカルが曲を通してストーリーを生み出すようにね。ジャスティンは革新的で驚きのある映像を容赦なく追い求める型破りな映像作家だけど、その陰にはいつも感情に訴えかけるストーリーがある。ケンプの作品は、鋭く、野心的で、ユーモアがあり、作家としての知恵や監督しての心が備わっている。彼はどのシーンでも何が重要なのか分かっているんだ」

「この3人は、携わる全てのプロジェクトを高め、僕たちの作品も確実に強固にしてくれる」声明の中でさらにこう続けた。「正直に言って彼らのことが好きで、友人になりたいと思っている。この映画を実現させる今後数年間にわたって、一緒に仕事を出来ることを願っているよ」

ケンプは過去数カ月にわたって多忙を極めている。彼の同名舞台劇を映画化した『あの夜、マイアミで』は現在アカデミー脚色賞にノミネートされている。さらに、ケンプが共同監督を務めた『ソウルフル・ワールド』はアカデミー賞の長編アニメーション賞、作曲賞、音響賞にノミネートされている。また、ケンプは『スタートレック ディスカバリー』のシーズン1でも脚本を担当していた。

ホアキン、ジャスティンは2人ともソニー・ピクチャーズ アニメーションの大黒柱となる人物だ。ホアキンは、ニコロデオン(米アニメチャンネル)で放送された『レジェンド・オブ・コーラ』と『アバター 伝説の少年アン』に携わっており、連続アニメシリーズ『G.I. Joe: Resolute』では監督も務めた。ジャスティンは、1作目となる『スパイダーマン: スパイダーバース』でプロダクションデザイナーの役割を果たし、映画『くもりときどきミートボール』2作品でも同職を務めた。スパイダーバースの続編では、アニメ界のベテランが揃って映画監督デビューを飾ることとなる。

『スパイダーマン: スパイダーバース』は2018年12月に公開された際に、商業的に大ヒットとなった。ソニー・ピクチャーズ アニメーションによるマンガ的映像表現を取り入れた革新的なアプローチによって、同スタジオ初となるアカデミー長編アニメーション賞を受賞し、本作は全世界で総額3億7350万ドル(約405億円)の興行収入を記録した。

IGNでは、『スパイダーマン: スパイダーバース』を2018年ムービー・オブ・ザ・イヤーに選出し、「他のどの映画とも異なるダイナミックなビジュアル体験」と評している。

『スパイダーマン: スパイダーバース』の続編は2022年10月7日劇場公開の予定だ。

※本記事はIGNの英語記事にもとづいて作成されています。

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