Disney+はネガティブな描写を理由に、キッズ向けの作品一覧から『ダンボ』や『ピーター・パン』などを削除

子ども向けに設定されたDisney+のプロフィールでは、ストリーミングが不可能に

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Disney+は、『ピーター・パン』や『ダンボ』など通常はコンテンツに関する忠告通知が付く複数の作品を、キッズモードに設定されたアカウントからアクセスできないよう除外したことがわかった。

1011 Nowの報道によると、『ピーター・パン』や『ダンボ』、『おしゃれキャット』、実写版『ロビンソン一家漂流記』が、子ども向けに設定されたDisney+のアカウントでストリーミングできなくなる作品に設定されているという。ただし、「地域のレーティングや文化的な感受性の違いにより、特定の作品にアクセスできる違いがある」とも報じられており、地域によって異なるようだ。

また、ディズニーのオンライン・ヘルプセンターでは、「人物や文化に対するネガティブな描写や虐待に関連する、コンテンツの忠告通知が付く作品は削除されました」と説明している。一連の削除は子ども向けアカウントのみに適用され、これらの作品は通常アカウントのDisney+ライブラリには残り、作品の冒頭にコンテンツの忠告通知が表示されるとのこと。

この発表は、ウォルト・ディズニー・カンパニーがストーリー・マター・イニシアチブを開始した直後に行われた。この取り組みの一環として同社は専門家グループを採用し、コンテンツの評価を行い、世界中の視聴者が適切なコンテンツを視聴できるよう整えたという。そのウェブサイトでディズニーは、一部のタイトルに含まれている免責事項の例と、いくつかネガティブな描写に関する説明を掲載している。

免責事項には、「このコンテンツには、人物や文化に対するネガティブな描写や虐待が含まれています。これらの固定観念は今も昔も間違っていることに変わりないですが、このコンテンツを削除するのではなく、その有害な影響を認識し、そこから学んで対話が生まれることを刺激したいと考えています。 より包括的な未来を共に創造するディズニーは、世界中の人々が経験する豊かな多様性を反映し、刺激的かつ意欲的なテーマを掲げたストーリーを制作することに取り組んでいます」と記されている。

この更新されたコンテンツの忠告通知は、昨年末から物議を醸した映画などの冒頭に表示され始めた。

さらにディズニーは、ディズニーランドとウォルト・ディズニーワールドのアトラクションが、時代遅れで配慮を欠いた文化的な描写があると何年にもわたって批判を受けた後、アトラクションのジャングル・クルーズをリニューアルする計画を発表した際、その変更はビジネス全体で実施されることも明かしていた。リバークルーズは、「我々の周りにある世界の多様性を反映して評価する」ために、リニューアルされた内容になる予定だ。

テーマパークで一新されるのはジャングル・クルーズだけではない。以前にディズニーは、ディズニーランドとウォルト・ディズニー・ワールドのアトラクション、スプラッシュマウンテンが、配慮に欠けた人種差別的な描写がある映画『南部の唄』にインスパイアされているとファンから指摘を受けていた。ディズニーは、ファンがアトラクションの一新を請願したことを受け、同アトラクションを「プリンセスと魔法のキス」としてリニューアルすると発表していた。

※本記事はIGNの英語記事にもとづいて作成されています。

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