ボストン交響楽団、小澤征爾さんを追悼「バレエのような優雅さと天才的な記憶力を兼ね備えた音楽の天才」

小澤征爾さん
小澤征爾さん

 世界的指揮者の小澤征爾さんが6日、心不全のため東京都内の自宅で死去した。88歳だった。1973年から29年間、音楽監督を務めたボストン交響楽団(BSO)が“世界のオザワ”を追悼した。

 ボストン交響楽団は公式ホームページに「ボストン交響楽団は、敬愛する桂冠(けいかん=名誉職)音楽総監督、小澤征爾氏の逝去を謹んでお知らせいたします」と始めた長文で哀悼の意を表した。小澤さんの功績を記し、「親切で思慮深い人道主義者、指揮台でのバレエのような優雅さと天才的な記憶力を兼ね備えた音楽の天才」「セイジは世界中のファンにとって、これらすべて、そしてそれ以上の存在だった。彼の遺産は、私たちの集団的、個人的な多くの思い出と、彼の忘れがたい録音を通して生き続けています。マエストロ・オザワのご家族、ご友人、そしてクラシック音楽界に深い哀悼の意を表します」とたたえ、しのんだ。

 また敬意と称賛を込めて若き日の小澤さんがタクトを振る名シーンなどの写真を数多くアップし特集した。

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