中村勘太郎、体調不良で歌舞伎座「猿若江戸の初櫓」を休演　代役は父の中村勘九郎

　松竹は６日、歌舞伎俳優の中村勘太郎が体調不良で十八世中村勘三郎十三回忌追善「猿若祭二月大歌舞伎」（２６日・千秋楽）夜の部「猿若江戸の初櫓（さるわかえどのはつやぐら）」を休演すると発表した。父の中村勘九郎が代役として猿若を演じる。

　江戸歌舞伎の発祥を華やかに描いた中村屋ゆかりの舞踊劇。寛永元年（１６２４年）、江戸中橋（現在の京橋、日本橋付近）の初代勘三郎が、江戸歌舞伎の発祥となる猿若座（後の中村座）を創設してから、今年でちょうど４００年となる。勘太郎は勘九郎、前田愛夫妻の長男。２日の初日から猿若舞を華麗に披露していた。