イースタン新規参加内定の新潟・池田拓史社長が会見 「課題をクリアして正式決定目指す」

ファームリーグ参加内定の報告会見を行った新潟アルビレックスBCの池田拓史社長
ファームリーグ参加内定の報告会見を行った新潟アルビレックスBCの池田拓史社長

 来季からイースタン・リーグへの新規参加が内定した新潟アルビレックス・ベースボールクラブの池田拓史社長が2日、新潟市内で会見。11月のNPBオーナー会議での正式承認へ向け、チーム編成やスポンサー確保など「課題をクリアしたい」と意気込みを語った。

 独立リーグでの17年間の運営実績やハードオフ新潟、長岡・悠久山など球場施設の確保などが評価されての参加内定。池田社長は「あくまで内定をいただいたという段階」と、残り2か月あまりでの課題クリアへ急ピッチで取り組む考えを明らかにした。

 編成面では続投が有力な橋上秀樹監督を支えるコーチ陣の拡充や、今季より10人以上多い45人程度の選手確保を目指す。「最初からNPB球団と同じレベルで戦うのは難しいが、あまり勝てなくては(ファンの)関心が薄れてしまう」と、独立リーグでの実績がある20代中盤の選手や元NPB球団の選手、外国人選手などを積極的に勧誘していく方針。NPB球団からの育成選手の派遣受け入れについては、「寮やトレーニング施設、食事面の環境も整えなければいけない。単に出場機会があるからというだけではなく、NPB球団とウィン―ウィンの関係になれるようにしなければ」と、ここでも課題をあげた。

 選手やスタッフの増員、開催試合の大幅増などで、事業規模は従来の2・5倍程度に膨らむ見通しで、既存スポンサーからのサポート強化や新規スポンサーの獲得も進めていく。

 また、今季まで参加していたBCリーグについては「現実的に2ウェイ(両立)は難しい」として来季以降は参加しない考えを改めて示した。

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