東西ジャニーズJr.200人が集結 5万5000人が「わっしょい!」…2大ドームツアー完走

Aぇ!group(19年2月結成)小島健、福本大晴、正門良規、末澤誠也、草間リチャード敬太、佐野晶哉
Aぇ!group(19年2月結成)小島健、福本大晴、正門良規、末澤誠也、草間リチャード敬太、佐野晶哉

 総勢約200人の東西ジャニーズJr.が20日、東京ドームで2大ドームツアー「ALL Johnnys’Jr. 2023 わっしょい CAMP! in Dome」(2都市4公演)の最終日を迎えた。「Happiness」(嵐)や「夜空ノムコウ」(SMAP)など“先輩”の楽曲から、ジャニーズJr.の「Fun! Fun! Fun!」や「All Together Love」まで全34曲を披露。ファン5万5000人を魅了した。

HiHi Jets(15年10月結成)高橋優斗、井上瑞稀、橋本涼、猪狩蒼弥、作間龍斗
HiHi Jets(15年10月結成)高橋優斗、井上瑞稀、橋本涼、猪狩蒼弥、作間龍斗

 Aぇ!groupの正門良規(26)が「200人集まったぞ。唯一無二の時間にしましょう」と叫ぶと、ドーム全体に色とりどりのペンライトが揺れた。

 ジャニーズJr.単独での東西ドーム公演は、2000年10月15日以来23年ぶり。正門が「僕が入所した時に生まれた子もいたりして」と言うように、最年少の西巻染(6)から最年長のAぇ!group・末澤誠也(28)まで平均年齢15.3歳。グループ12組、約200人のメンバーが一堂に会し、ファン5万5000人を魅了した。

 全員で“先輩”の楽曲を歌い上げたかと思えば、“持ち歌”の「All Together Love」(ジャニーズJr.)など全34曲を熱唱した。シャッフルコーナーでは、グループや東西の垣根を越えたパフォーマンスも披露。曲ごとにメンバーが入れ替わり、「全員主役、全員一列目」のテーマを体現した。

 今年の上半期には、HiHi Jetsや美 少年がアリーナツアーを開催するなどJr.人気は健在で、まさに群雄割拠。それぞれがデビューを見据えつつも、HiHi Jetsの高橋優斗(23)は「信頼感、家族感、一体感全てがレベルアップした」。

 ライバルであり、仲間。オールジャニーズとして切磋琢磨(せっさたくま)し、ともに高みを目指していく。(田中 雄己)

◆23年ぶりとなったJr.での東西ドーム公演

 7MEN侍・中村嶺亜(26)「どうなるかイメージがつかなかったけど、23年ぶりというすごい場面に立ち会えているんだなと」

 少年忍者・川崎皇輝(21)「4年前の東京ドームライブは、Snow Man、SixTONES、なにわ男子、TravisJapanもいて、今とは全然メンバーが違う。今だからこそできるライブ」

 HiHi Jets・高橋優斗(23)「普段あまり関わらない人もいて、個性のぶつかり合いもあったりして。演出の亀梨くんが1公演ごとに新しい課題を話し合ってくれて、Jr.のレベルが格段にアップした」

◆デビューへの思い

 Aぇ!group・正門良規(26)「入所した時から目指すゴールであり、スタートだと思う。グループが際立ってこそできることだと思うので、磨いていきたい。憧れです」

 Lilかんさい・嶋崎斗亜(20)「この形のまま、一緒に長く居続けたい。もっとガツガツしないといけないかもしれないけど、5人の関係性を続けるためにもデビューしたい」

 美 少年・岩崎大昇(20)「グループとしても個人としても『次こそは僕らが』と全員が胸に思っている。競争に負けないように」

井ノ原快彦「デビューの形 時代で変わる」

 Jr.の育成やプロデュースを行う関連会社「ジャニーズアイランド」の社長を務める井ノ原快彦(47)は「皆それぞれの個性と意見があって。成長と共に、彼らの将来が楽しみ」と目を細めた。それぞれのグループやメンバーは「デビュー」を見据えるが、「デビューが一つのイベントのようですけど、そこがゴールでもスタートでもない」とキッパリ。「人として成長して、その途中にデビューがあって、たくさんの人を幸せにしないといけない。ただ時代が変わって、デビューの形も変わっていくのかも」と話した。

 KAT―TUN・亀梨和也(演出を担当)「関東と関西で一つに『All Jr.』として魅(み)せていきたいという大きなテーマをいただき、彼らが向かっていきたい場所を吸い上げて彼らと向き合えるように、引き受けさせていただきました。日々Jr.とお話をする中で、僕が発する言葉に対して、彼らがパフォーマンスとして上へ上へと進化させていることに頼もしさも感じていますし、みんなの頑張っている姿を見るとすごくうるっときます。彼らが胸を張って輝ける場所を作れたらと思っています」

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