民謡歌手・下谷二三子さん、急性大動脈解離で死去 84歳 「東村山音頭」のオリジナル版を歌唱

急性大動脈解離で亡くなった下谷二三子さん
急性大動脈解離で亡くなった下谷二三子さん

 民謡歌手・下谷二三子さん(したや・ふみこ、本名・池松二三=いけまつ・ふみ)が、2月21日の午後8時30分ごろ、埼玉・川越市内の病院で急性大動脈解離で亡くなったことが27日、所属レコード会社から発表された。84歳。遺族の意向により葬儀は近親者のみで執り行われた。

 下谷さんは1959年に「ゴルフ拳」でデビュー。63年に三橋美智也さんとデュエットした「東村山音頭」は、TBSのバラエティー番組「8時だョ! 全員集合」でザ・ドリフターズの志村けんさんが歌い、一躍全国区となった。

 2020年3月29日に志村さんが新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなった直後の同年4月には日本歌手協会の公式YouTubeチャンネルで、下谷さんが歌う「東村山音頭」が配信された。下谷さんは、「志村さんとご一緒したとき『子供の頃からよく下谷さんの歌で一緒に踊ったものです』と言ってくださった。うれしかったね~。やっぱり、志村さんの(歌が)頭にこう浮かぶんですよ。志村さんのおかげでこの歌は広まったと思います。天国から見守ってくださいね」とコメントしていた。

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