侍ジャパンの栗山英樹監督(61)は26日、都内で行われた「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 東京プール」の記者会見に出席し、3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する侍ジャパン登録予定選手を正式に発表した。
6日にはエンゼルス・大谷翔平投手(28)、パドレス・ダルビッシュ有投手(36)、ロッテ・佐々木朗希投手(21)、ヤクルト・村上宗隆内野手(22)ら12人を先行発表。その後も熟考を重ね、巨人・大勢投手(23)、岡本和真内野手(26)、西武・山川穂高内野手(31)、ヤクルト・山田哲人内野手(30)、日本出身の母を持つカージナルスのL・ヌートバー外野手(25)ら18人を追加で発表し、全30選手が出そろった。メジャーリーガーは大谷、ダルビッシュ、鈴木誠也外野手(28)、吉田正尚外野手(29)、ヌートバーの5人。国内からは全12球団から選出された。
侍ジャパンは今後、2月17日から宮崎県内で強化合宿をスタート。25、26日にはソフトバンク戦(宮崎)、3月3、4日には中日戦(バンテリンドーム)、同6、7日には阪神、オリックス戦(京セラドーム)と6試合の強化試合を行い、9日に初戦となる1次ラウンドの中国戦を迎える。中国、韓国、チェコ、オーストラリアと5か国で行われる1次ラウンドで2位以内に入ると、16日の準々決勝に進出。準決勝以降は米フロリダ州のマイアミで行われる。
WBCでは06、09年の第1、2回大会を連覇した侍ジャパン。だが、13、17年の第3、4回大会はともに準決勝で敗退し、ドミニカ共和国、米国が優勝した。それでも19年プレミア12、21年東京五輪では優勝。これまでのWBC以上に米国、ドミニカ共和国などはメジャーリーグの主力選手をそろえる今大会とあって、栗山監督率いる侍ジャパンの戦いぶりに注目が集まる。侍ジャパンのメンバーは以下の通り。
◆侍ジャパンメンバー(☆は6日に先行発表)
【投手】
・ダルビッシュ有(パドレス)☆
・戸郷翔征(巨人)☆
・佐々木朗希(ロッテ)☆
・大谷翔平(エンゼルス)☆
・山本由伸(オリックス)☆
・今永昇太(DeNA)☆
・松井裕樹(楽天)
・栗林良吏(広島)
・伊藤大海(日本ハム)
・高橋奎二(ヤクルト)
・宇田川優希(オリックス)
・大勢(巨人)
・湯浅京己(阪神)
・宮城大弥(オリックス)
・高橋宏斗(中日)
【捕手】
・甲斐拓也(ソフトバンク)☆
・中村悠平(ヤクルト)
・大城卓三(巨人)
【内野手】
・源田壮亮(西武)☆
・牧秀悟(DeNA)☆
・村上宗隆(ヤクルト)☆
・山川穂高(西武)
・山田哲人(ヤクルト)
・岡本和真(巨人)
・中野拓夢(阪神)
【外野手】
・近藤健介(ソフトバンク)☆
・鈴木誠也(カブス)☆
・吉田正尚(レッドソックス)
・周東佑京(ソフトバンク)
・ラーズ・ヌートバー(カージナルス)