ＳｉｘＴＯＮＥＳ、全国ツアー初日１万５０００人の「声」道標に「もっと大きく進化」４月には初ドーム公演

2023年1月5日 4時0分スポーツ報知

横浜アリーナでの全国ツアー初日に初のドーム公演を発表したＳｉｘＴＯＮＥＳ（カメラ・小泉　洋樹）

　ＳｉｘＴＯＮＥＳが４日、神奈川・横浜アリーナで全国アリーナツアー（６都市２６公演）初日を迎えた。追加公演として、４月に京セラドーム大阪（１５、１６日）、東京ドーム（２１～２３日）で、グループ初のドーム公演を開催することを発表。悲願だったファンの「声」を浴びながら、「勝負の年」と位置づけた新年のスタートダッシュを飾った。

　「フェＳ」と名付けたリフトから降り立った６人を迎えたのは１万５０００人の「声」。一人一人が歌うたびにその声量は大きくなり、６人がそろうと、会場全体に大歓声が響き渡った。

　デビュー後最初のツアーはコロナ禍で中断。２回目以降は感染対策が敷かれた。「声」に飢えていた。この日リリースした３枚目のアルバム「声」を引っさげたツアータイトルは「慣声の法則（かんせいのほうそく）」と命名。「ファンの声の力が作用して前に進む」意味を込めた。待ちわびた「声」を楽しむように、京本大我（２８）はコール＆レスポンスを繰り返し、高地優吾（２８）は「笑い声も聞こえてうれしい」とうなずいた。ジェシー（２６）は客席にマイクも向けた。

　ライブ中盤。田中樹（２７）がグループ初のドーム公演を伝えた瞬間、その「声」は最高潮を迎えた。高地が「（昨年末に東京ドームで）カウントダウンコンサートをしていて、ここでやるのか、といろいろな汗をかいていました」と明かすと、森本慎太郎（２５）は１５年のグループ初ライブを回想した。「（東京の）シアタークリエでね。ぎりぎり６００人が埋まって。それが東京ドームまで行っちゃうんだって。そこまで大きくなったんだと」と感慨深げに言った。

　ジェシーは「場所も増やしたいし、スタジアムもある。もっと羽ばたけていけるように」と今年も飛躍を宣言。田中も「ドームが最終到達地点ではない。あくまで通過点」と引き締め直し、６人はそろってうなずいた。

　京本が「結構、自信がある。ライブは、曲もセットも曲順もまとまるのが早くて、それだけ６人が見ている方向が一緒」と言うように、６人は「声」を重ね、代表曲の「Ｉｍｉｔａｔｉｏｎ　Ｒａｉｎ」や「マスカラ」、昨年末のＮＨＫ紅白歌合戦でトップバッターを飾った「Ｇｏｏｄ　Ｌｕｃｋ！」など全２６曲を披露。ＭＣでも息の合ったやり取りで会場を沸かせた。

　松村北斗（２７）は言う。「時代に寄り添いながらできているのかな。このツアーを皮切りに時代に合ったグループになれたら」。ファンからの「声」を一身に受け止めた田中は、さらなる進化を約束するように言った。「もっと大きく進化できるように。今年、本当に楽しみにしててな」（田中　雄己）