藤川球児氏、上原浩治氏と特例枠で名球会「一緒に入れて誇らしい」阪神で現役終えた選手では村山実さん以来

名球会入りが決定した藤川球児氏(右)と古田新理事長(名球会提供)
名球会入りが決定した藤川球児氏(右)と古田新理事長(名球会提供)

 名球会の総会が9日、那覇市内のホテルで行われ、本紙既報通り、元阪神・藤川球児氏(42)=スポーツ報知評論家=の特例枠での入会が決定した。

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 藤川氏は初の特例枠での名球会入りが決まり、引き締まった表情を見せた。「自分を応援してくれたファンの方々と家族が非常に喜んでくれた。数字を超えたものとして喜びをかみしめようかな、と」。日米通算61勝164ホールド245セーブ。入会規定の200勝、250セーブに相当する記録保持者として理事会から推薦され、総会で会員の4分の3以上の賛成を得られた。

 日本人選手で初めて日米通算100勝100ホールド100セーブを達成した上原氏も同時加入。「98年の同期入団で背中を追い続けた。『球児・浩治』と呼ばれてますけど、僕の中では『浩治・球児』。一緒に入れて誇らしい」。松坂世代の第1号にもなった。

 阪神でキャリアを終えた投手では、故・村山実さん以来2人目の名球会員。「プロに入る時に憧れで村山さんの名前を挙げた。背伸びして、発言して良かった」。肩書に恥じないよう、野球界の発展へ、身を粉にする。(小松 真也)

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