リトルブラックドレス「夢のような時間」 故郷・岡山凱旋 木下大サーカスと一日限りのコラボ

スポーツ報知
岡山ドーム東隣特設会場で木下大サーカスと一日限りのコラボイベントを行ったリトルブラックドレス

 シンガー・ソングライターのリトルブラックドレスが9日、故郷の岡山・岡山市の岡山ドーム東隣特設会場で世界3大サーカスの1つ、木下大サーカス(9月7日まで)と一日限りのコラボイベントを行った。

 アニメ映画「怪盗クイーンはサーカスがお好き」の主題歌「逆転のレジーナ」を担当。木下大サーカスの協力を得て、同曲のミュージックビデオを撮影した縁でコラボが実現した。

 拍手に迎えられ、オープニングと2部の中盤、フィナーレに登場。ダンサーを従えて同曲や「心に棲(す)む鬼」、新曲「白雨」など4曲で歌声を響かせ、1800人の視線をくぎ付けにした。リトルブラックドレスは「夢のような時間でした。無事に実現できて感謝の気持ちでいっぱいです」と感慨深げ。「悲しいニュースが続く中、皆さんの拍手、笑顔を見ることができて良かったです。サーカスの皆さんも『Come on!』『Come on!』って」と感激した。

 地元凱旋(がいせん)に「普段東京でライブをするのとは全然違いますね。でも、いい緊張感でできました」と笑顔。「手を振った時に(愛称の)『リト黒(くろ)ちゃん』『リョウちゃん』と言ってくれた方が想像以上に多くて。頑張ろう、もっと頑張って恩返ししたいと思いました。これをスタートに岡山愛を広めていきたいし、一歩進んだ活動をしたいですね」と決意を新たにした。

 ふるさとでは、家族の聴いていた歌謡曲に影響を受け、幼少時代を過ごした。高校1年時に叔父からギターを譲り受けたことをきっかけに、弾き語りを始め、路上ライブやライブハウスで経験を積んだ。高校3年時に上京。昨年7月に「夏だらけのグライダー」でメジャーデビューした。

 木下大サーカスを見て育ってきたというリトルブラックドレス。「今日来ていたちっちゃい子たちが、何十年か後になって『あの時、サーカス歌っていたな~』と、記憶に残ってくれたらうれしいですね」と願っていた。

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