柳生博さん死去、85歳 「飛び出せ! 青春」「100万円クイズハンター」で活躍

柳生博
柳生博

 俳優の柳生博さんが16日、老衰のため山梨県内で死去したことが21日、分かった。85歳。柳生博さんがオーナーを務めた八ヶ岳倶楽部のフェイスブックで、息子の柳生宗助さんが報告した。

 宗助さんは「悲しいお知らせをしなくてはいけません。僕の父であり、八ヶ岳倶楽部オーナーであり、日本野鳥の会名誉会長であり、俳優である、柳生博が4月16日に永眠しました。85歳、老衰でした。病院には入院せず、大好きな八ヶ岳の森に囲まれ、家族と倶楽部スタッフ、そして在宅医療の皆さまに見守られて、穏やかな最期でした」と報告。20日に家族葬を執り行い、改めて八ヶ岳倶楽部でお別れの会を行うという。

 柳生さんは「飛び出せ! 青春」などのドラマやクイズ番組「100万円クイズハンター」の司会でおなじみ。山梨・八ケ岳で雑木林再生に取り組み、1997年には島根県立三瓶自然館の名誉館長に就任するなど、自然愛好家としても知られる。野鳥の会には86年に入会し、99年2月からは顧問。2004年に5代目会長となり、退任後は名誉会長となった。

 宗助さんは「皆様には生前、本当にお世話になり、また大変親しくして頂き、誠にありがとうございました。心から感謝申し上げます」とつづった。八ヶ岳倶楽部の森の中には柳生さんを偲ぶスペースを設けている。

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