友野一希 “代打の神様”の愛称に「最高の褒め言葉」 自身は阪神ファンで「やっぱり桧山選手」

スポーツ報知
一夜明け取材に応じた友野(カメラ・高木恵)

 26日に閉幕したフィギュアスケート世界選手権(フランス・モンペリエ)の男子シングルで6位に入った友野一希(セントラルスポーツ)が27日、一夜明けて取材に応じた。

 羽生結弦(ANA)の代替選手だった三浦佳生(東京・目黒日大高)の負傷で、急きょ参加が決まった今大会。ショートプログラム(SP)では会心の演技で101・12点の自己ベストを出した。フリーでは順位を落としたが「メダルを取る選手と比べて、自分に足りないものがわかった演技だった。メダルを取るにはどうしたらいいかというのが、今回明確に分かった」と、充実の表情を浮かべた。

 自身5度目となった代替出場。その中でも好成績を残してきており、「代打の神様」の愛称がついた。友野自身「最高の褒め言葉ですよ。阪神ファンなので」と好印象という。野球選手で思い浮かぶ選手を問われ「僕はやっぱり、桧山(進次郎)選手しかいないですね。桧山選手世代なので」と明かした。

 まだまだ成長途中の23歳。今季は四大陸選手権でも2位に入り「まさかまたこの段階で、もう一段階ギアが上がるんだと自分でもビックリしてます」と率直に語った。気持ちはまだ若いという友野は「(宇野)昌磨君もこうやって今、世界選手権を優勝して。昌磨君ももっと進化したいという向上心を持っていたので。昌磨君を見たらもっと僕も出来ると思うし。今が一番、スケートが楽しくて仕方がない。どんどん進化していけたら」と力強く語った。

スポーツ

×