松野明美氏が参院選出馬 日本維新の会から「きっかけは馬場共同代表のツイート」

松野明美氏
松野明美氏

 日本維新の会は26日、夏の参院選比例代表の公認候補として、元陸上選手で熊本県議の松野明美氏(53)を擁立すると発表した。松野氏はスポーツ報知の取材に、同党からの出馬のきっかけは馬場伸幸共同代表のツイートだったと明かした。

 馬場氏は昨年11月、松野氏のもとに立憲民主党熊本県連から参院選熊本選挙区での出馬要請があったことを伝えるスポーツ報知の記事を引用し、「松野さーん、辞めといた方がエエですよ~ 皆んな後悔してますよ~」とつづっていた。

 このツイートを見た松野氏は自ら維新の門をたたいたという。21年12月には馬場代表と対面し、「松野さんは知名度はあるけど、特別扱いはしない」と声をかけられた。「イメージ通り、政治に対しての厳しい姿勢に惹(ひ)かれました。正々堂々と戦うというスポーツマンシップと相通ずるものがあるなと、ここでいいんだと再確認しました」と同党での出馬を決意した。

 松野氏は1988年ソウル五輪の女子1万メートルに出場。引退後、タレントとしてマシンガントークを繰り出す明るいキャラクターが人気となった。その後、2001年に一般男性と結婚し、02年に長男を出産。10年から熊本市議を2期務め、15年に同県議選で初当選。現在2期目。過去4回の選挙のうち3回でトップ当選した。議会では無所属で活動し、子育てや福祉政策などに取り組んでいる。

社会