暑すぎ…テニス開始時間変更は「数日早く決定すべきだった」ジョコビッチ苦言

ジョコビッチ(ロイター)
ジョコビッチ(ロイター)

 国際テニス連盟(ITF)は28日、東京五輪の試合開始時間を29日から午後3時にすると発表した。理由は「選手の健康のため」。当初は、24日から29日は午前11時、30日から8月1日は正午の開始を予定していた。

 男子シングルス世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)は決定を歓迎しつつ、「自分の意見としては、数日早く決定されるべきことだった。(男子シングルスで)8強入りした選手のうち6人と話して、みんな状況が過酷すぎる、開始を遅らせてほしいと言っていた」と話した。さらに「20年プロ選手としてやっているが、こんな状況は初めて。(暑くなる)マイアミやニューヨークで1日くらいは経験したし、あちこちで起こること。でも1、2日のことであって、ここでは毎日そうなる。選手のエナジーをとても消耗させている」とこぼした。

 あまりの暑さに選手たちから不満の声が多数上がり、女子シングルスに出場たパウル・バドサ(スペイン)は自力で歩けないほど消耗し棄権した。男子世界ランク2位のメドベージェフ(ROC)は「信じられないほど暑い。試合はできるが、死ぬかもしれない。死んだら責任を取れるのか」と強い言葉で訴えていた。

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