高砂部屋でクラスターが発生 師匠や大関・朝乃山ら7人が感染

スポーツ報知
高砂親方

日本相撲協会は27日、高砂部屋で師匠の高砂親方(元関脇・朝赤龍)や大関・朝乃山ら7人に、新型コロナウイルスの感染が確認されたことを発表した。

 協会によれば、前日26日に幕下以下力士1人が発熱とけん怠感を訴え、PCR検査を受けたところ陽性が判明。この日、専門家の指導に基づき部屋所属の力士にPCR検査を行ったところ、朝乃山ら他6人の陽性が確認されたという。「今後、居住地の保健所の指示に基づき、濃厚接触者の調査や、入院、療養等の対応を行う予定です」とした。

 大相撲ではこれまでにも、玉ノ井部屋や九重部屋で集団感染が発生している。高砂部屋は名古屋場所の成績により、村田改め朝志雄が新十両昇進を決めたばかり。大関・朝乃山は夏場所中にコロナ感染予防のためのガイドライン違反が発覚し、6場所出場停止の処分を受け先場所は休場していた。

 相撲協会は本場所後に外出行動を緩和する期間がある。報道陣の電話取材に応じた芝田山広報部長(元横綱・大乃国)は「(今は)行動緩和期間なんですよ。例えば、里帰りした者とかは部屋に入る(戻る)ときとかはPCR検査を受けて入ることになっているのですが、感染経路は今ここでは何もわからない」と説明。力士、親方は6月に1回目のワクチン接種を実施するなどの対策を進めているが、芝田山部長は「ワクチンを受けても感染するということ。協会員にも報告と注意喚起は行う予定です」とあらためて注意を促すとした。

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