春の叙勲受章…森進一は天国の“おふくろさん”へ「この喜びを感謝の気持ちとともに伝えたい」

スポーツ報知
森進一

 政府は29日付で2021年春の叙勲受章者を発表した。今回最高位の旭日大綬章は勝俣宣夫元丸紅社長(78)、横倉義武元日本医師会長(76)に授与する。歌手の森進一(本名・森内一寛)(73)、女優のいしだあゆみ(本名・石田良子)(73)らに旭日小綬章を贈る。受章者は旭日章989人、瑞宝章3147人で計4136人。

 森は1966年に「女のためいき」でデビュー。「港町ブルース」「襟裳岬」「冬のリヴィエラ」など数々のヒットを放った。受章の知らせに「亡き母にもこの喜びを感謝の気持ちとともに伝えたい」とコメントを寄せた。人生を投影した心の叫びのような歌が聴く者の胸を打ってきた。「おふくろさん」はそんな歌手活動を象徴する曲の一つ。受章を励みに「一層の精進を重ねて心に響く歌を唄い続けて参ります」と誓った。

 いしだは「身に余る光栄でございます。多くの方々がお力添えをしてくださり、支えてくださったおかげでここまでやってこれました」とコメント。中学生の時に大阪から単身上京し、63年にレコードデビュー。68年発表の「ブルー・ライト・ヨコハマ」が大ヒット。演技の世界へ転じ、数々の女優賞に輝いた。「これからも一作一作丁寧に心を込めてお仕事に取り組みたい」と抱負をつづった。

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