西島秀俊、村上春樹氏原作映画「ドライブ・マイ・カー」に主演、ヒロイン役は三浦透子

　俳優の西島秀俊（４９）が、今夏公開の映画「ドライブ・マイ・カー」（濱口竜介監督）で主演することになった。

　村上春樹氏の同名短編小説に新進気鋭の濱口監督がほれ込み、自ら脚本も手がけた。西島演じる、妻を亡くした舞台俳優の家福（かふく）が、愛車サーブの運転を代わりに引き受けた寡黙な女性ドライバー・みさきとの道中での交流を通し、互いの孤独に向き合っていくストーリーだ。

　西島は「村上春樹さんの短編を濱口竜介監督が映画化する。その話を聞いた時、非常に興奮しました」とコメント。「濱口監督による熱のこもった脚本は想像以上に素晴らしく、いまを生きる多くの人の心に寄り添う作品になっていると確信しています」と語った。

　みさき役の三浦透子（２４）も「彼女の姿勢から、私はたくさんのことを学びました。自分の弱さを受け入れ、何かを諦めながらも前向きに生きる勇気をもらいました。きっと私のように、彼女の優しさに救われる方がいると信じています」と思いを込めた。

　また、秘密を抱えたまま亡くなる家福の妻を霧島れいか（４８）、物語のカギを握る俳優の高槻を岡田将生（３１）が演じる。