【日本ハム】球団初 道産子ドラ1の伊藤大海、新球場開幕投手に名乗り

日本ハムから1位指名を受けた伊藤は色紙に「新人王」と記した
日本ハムから1位指名を受けた伊藤は色紙に「新人王」と記した

◆2020年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(26日)

 苫小牧駒大(北海道六大学)の最速155キロ右腕・伊藤大海(ひろみ)投手(23)が26日のドラフト会議で、日本ハムから単独1位指名を受けた。球団として1965年の第1回ドラフト会議から道出身選手としては初の1位指名を受けた。

 伊藤は地元への感謝を口にした。相思相愛の日本ハムから単独1位指名を受け、苫小牧市内の大学で会見。駒大苫小牧高から、16年に駒大に入学するも環境が合わずに半年で退学。翌年に苫小牧駒大に再入学し、地元球団に1位指名されるまでに成長した。無数のフラッシュを浴び「大学でこっちに戻ってきて、北海道でやり直した人間として、北海道の地で頑張れることはありがたい」と喜んだ。

 道内大学からは初の1位指名。日本ハムでは先発、中継ぎこだわらず「必要とされたポジション」で投げる覚悟だ。日本を代表する鉄腕・宮西に「どういう準備をしているのか聞きたい」と弟子入りも志願。23年には北広島市に新球場が開業予定。「1試合目に登板出来るような投手に」と3年後の新球場開幕投手に名乗りを上げた。

 鹿部町からは大洋(現DeNA)、近鉄で中継ぎで活躍し、脳腫瘍からの復活で「奇跡のリリーバー」と呼ばれた盛田幸妃氏(享年45)以来のプロ野球選手。父の同級生だったレジェンドの名を冠した大会もあり、小学生の頃、直接指導を受けた経験もプロを志すきっかけの一つだ。「一日でも早くファンの皆様方に認められて試合に出て行けるように。一日一日、明日から無駄にせずに頑張っていきたい」と飛躍を誓った。(秦 雄太郎)

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