田村潔司、「令和のＵＷＦ」再興へ手応え…「すごく良かった。満足です」…新団体「ＧＬＥＡＴ」プレ旗揚げ戦全成績

ＧＬＥＡＴプレ旗揚げ戦「ＧＬＥＡＴ　Ｖｅｒ．０」（１５日、後楽園ホール）観衆６１２

　プロレス新団体「ＧＬＥＡＴ（グレイト）」が１５日、東京・後楽園ホールでプレ旗揚げ戦「ＧＬＥＡＴ　Ｖｅｒ．０」を開催した。

　同団体は、エグゼクティブディレクターにＵＷＦ、リングスなどで活躍した田村潔司（５０）が就任。さらに役員にＮＯＳＡＷＡ論外（４３）、カズ・ハヤシ（４７）が加わり、引退した長州力（６８）がオブザーバーを務める。現時点で所属選手は、今年３月いっぱいで活動休止となった「Ｗ―１」に在籍していた伊藤貴則（２７）と渡辺壮馬（２１）２人が所属している。

　新団体で「ＵＷＦ」をやりたいと言った田村は、午後７時の試合開始前にリング上で渡辺とスパーリングを公開した。昭和の新日本プロレス、そしてＵＷＦでは当たり前だった風景を再現し「Ｕ」を継承する姿勢を見せつけた。一方でオブザーバーの長州は第４試合の拳王対渡辺壮馬戦から放送席で解説を務めた。

　大会後に田村は「久しぶりにＵＷＦの試合を拝見してもらってすごく良かった」と満足そうに微笑んだ。第２試合でＵＷＦルールのダブルバウトでＵＷＦ時代の先輩の船木誠勝と所属する伊藤が対戦したが「欲を言えばもう少し技術の攻防があったらいいけど、今は楽しませていたただいたので僕としては満足です」と評価した。

　大会中にかつてＵＷＦインターナショナル時代の後輩、松井大二郎（４７）の入団が発表された。松井について「Ｕインター時代に厳しい新弟子生活をやっていたので、何かしら僕のサポートにはなってくれると思いますけど、どの距離感で仕事をしてもらえるのか今は分からなくて、一緒には練習すると思います」と明かした。次回大会は来年７月１日、東京ドームシティホールで行われる。

　◆１０・１５プレ旗揚げ戦の全成績は以下の通り。

　▼第１試合　ＧＬＥＡＴシングルマッチ３０分１本勝負

〇カズ・ハヤシ（７分００秒、ラ・マヒストラルを返して→片エビ固め）ＮＯＳＡＷＡ論外●

　▼第２試合　ＵＷＦルール・ダブルバウト３０分１本勝負

〇船木誠勝、田中稔（１０分３３秒、スリーパーホールド）伊藤貴則●、大久保一樹

　▼セミファイナル女子ＵＷＦルール３０分１本勝負

〇朱里（１１分５４秒、スリーパーホールド）優宇●

　▼メインイベントＧＬＥＡＴシングルマッチ３０分１本勝負

〇拳王（１６分２１秒、アキレス腱固め）渡辺壮馬●

　▼スーパードリームマッチＧＬＥＡＴ６人タッグマッチ６０分１本勝負

杉浦貴、〇藤田和之、ケンドー・カシン（１９分４５秒、パワーボム→エビ固め）秋山準、関本大介、谷口周平●