愛煙家の石破茂氏「それやったら終わり。ただでさえ高いとはいえない信用がますます低くなる」議員会館での喫煙横行問題に

石破茂氏
石破茂氏

 TBS系情報番組「グッとラック!」(月~金曜・朝8時)では19日、議員会館での喫煙が横行しているとされている問題について取り上げた。

 4月に施行された改正健康増進法により、国会議員に割り当てた議員会館の自室でも喫煙することは違法。番組では、たばこ議連の副会長で愛煙家の自民党・石破茂元幹事長を直撃。石破氏は「誰ってことはわからないけれど、いろんな記者さんたちはいろんな(議員の)部屋に行くわけでしょ。そうすると『いますよ。吸ってる人』なんてことをマスコミの人から聞くことはありますけれどね」と否定しなかった。

 自身は4月から1度も吸っていないと断言。「それやっちゃったら終わりだもん。だって決まりですもの。『国会議員だから何やってもいいんだって思っているよ』って国民が思ったら、国会議員に対するただでさえあんまり高いとはいえない信用がますます低くなっちゃう」と話した。

 しかし、「誰だか分かんないのに、注意のしようもありませんよ」とし、「最初(この話を)聞いた時はね。だって自分の執務スペースでしょ?と、一瞬、思ったんだけど、待て待てと。これは国民みんなの部屋なんだからということを考えたとき、それはやっちゃダメということになりますよ」とした。

 さらに「議員だけ特別待遇だよねってことを、国民が思うようなことがあってはいかんということですよ。それはね。『議員さんは特別なんだね、違うんだね、いいね』みたいな、うらやましいっていうよりも、怒りみたいなそういう感情を国民にもたれると、何言ったって聞いてもらえないじゃないですか。それはいかんでしょ」

 ただし、自身の禁煙については「なかなかやめられないですね。やめなさいってお医者さんからも家族からも言われますけどね。なかなかゼロにはならんね」と苦笑した。

 一方、この問題を自身にSNSで取り上げた日本維新の会・音喜多駿参院議員は「事実だとすれば言語道断だと思います。我々ほんと国会議員というのは立法者ですから、法律を作る側の立場が自分たちで作った法律を守れてないというのではあればですね、厳しく処分をされなければいけない」と話した。

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