三浦春馬さん遺作ドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり」に宝塚歌劇団・星蘭ひとみが現役生26年ぶり連ドラ出演

スポーツ報知
「おカネの切れ目が恋のはじまり」出演者ら(C)TBS

 先月18日に亡くなった俳優の三浦春馬さん(享年30)が出演し、女優・松岡茉優(25)が主演を務める9月15日スタートのTBS系連続ドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり」(火曜・後10時、初回15分拡大放送)追加キャストと主題歌が18日、発表された。三浦さん演じる猿渡慶太の元カノ役には、宝塚歌劇団娘役で連続ドラマ初出演となる星蘭ひとみが、現役生として26年ぶりに連ドラレギュラー出演することになった。

 おもちゃメーカー経理部で働き、シビアな金銭感覚を持つ“清貧女子”の九鬼玲子(松岡)のもとに、三浦春馬さんが扮(ふん)するメーカーの御曹司で浪費家の猿渡慶太が営業部から異動してくることからはじまる、性格も価値観も正反対の2人が繰り広げるラブコメディー。三浦さんは亡くなる前日の7月17日まで撮影に参加していた。同局系「凪のお暇」を担当した脚本家・大島里美さんが書き下ろしたオリジナル作品だが、当初の予定を変更して4話完結で放送する。

 慶太の元カノ・聖徳まりあ役を務める星蘭は2013年、宝塚音楽学校入学し、15年に宝塚歌劇団に101期生として入団。圧倒的な美貌を誇り、17年には「ベルリン、わが愛」の新人公演で初ヒロインを務めた。宝塚歌劇団の現役生が連続ドラマにレギュラー出演するのは26年ぶりとなる。

 そのほか、慶太(三浦さん)の父親役に草刈正雄、母親役はキムラ緑子、玲子(松岡)の母親役には南果歩、玲子の恋敵に大友花恋、謎の女子高生に八木優希、玲子や慶太の同僚たちにはアインシュタイン・稲田直樹、河井ゆずる、中村里帆、ファーストサマーウイカ、池田成志が出演決定。ドラマ主題歌にはMr.Childrenの新曲「turn over?」が決まった。

 ミスチルが同局の連続ドラマの主題歌を担当するのは、04年の日曜劇場「オレンジデイズ」以来16年ぶり。今回、企画段階で制作側が真っ先にオファーし、ドラマの世界観や楽曲の方向性を伝え、「カネ恋」の世界観を表現したラブソングとなっているという。

 ■あらすじ

 中堅おもちゃメーカーの経理部で働く主人公・九鬼玲子は、過去のある出来事が原因で、「清貧」という価値観で生きるアラサー女子。

 そんな折、めったにものを買わない玲子が買い物をする、「お迎えの日」がやってきた。古道具屋で一目ぼれした1680円の豆皿を1年間、何日も店に通い、じっくり考え抜いてやっと買う決意をしたのだ。愛しい恋人とようやく結ばれるかのごとく店に入ろうとした玲子だが、女性を連れた派手な装いの若い男が、バーベキュー用にとその豆皿を雑に購入していく姿を目の当たりにする…。その男は、なんと玲子が勤める会社の御曹司・猿渡慶太だった。

 数日後、玲子の働く経理部に、自分から豆皿を奪った慶太がやってきた。慶太の度を越した浪費ぶりに社長である父が激怒し、お金の勉強のため経理部に異動になったという。 玲子は不本意にも慶太の指導係に任命されてしまい、穏やかだった玲子の日常が一変してしまう。さらに、あることがきっかけで慶太は玲子の家に住み込むことになり…。慶太に対する玲子のひと夏のおカネ修行が始まる。

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