地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。
"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。
1968年12月21日に打ち上げられたアメリカの宇宙船「アポロ8号」が、この日、月の周回軌道に乗り、世界初の月周回に成功しました。
「アポロ8号」は、人類を乗せてはじめて地球周回軌道を離脱した宇宙船で、ボーマン、ラヴェル、アンダースの3人の宇宙飛行士は、地球以外の天体まで旅した最初の人となりました。
ラヴェルはその後、事故を乗り越えて乗員全員が生還したことで有名なアポロ13号の船長もつとめています。何もない宇宙空間に孤独に浮かぶ地球を見た経験から、「『死んだら天国に行きたい』と人はよく言う。実際には、人は生まれたときに天国に行く」との言葉も残しました。
さて、月は常に同じ面を地球に向けているため、その裏側を見た人はそれまで誰もいませんでした。ようやく人類がたどり着いた月の向こう側にはなにがあったのか……。世界中が手に入れようとしているその秘密とは……。
知りたい方は、以下の関連書籍をぜひ読んでみてください(月の裏側の写真だけ手っ取り早く見たい人はこちらの記事をどうぞ)。
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アポロ計画終了から40年余。月の探査・開発をめぐる熾烈な競争が、ふたたび水面下で始まっています。世界はなぜ月をめざすのか? その答えが、本書にはあります。