ぱちんこ・風俗vsお上・世間の衝突は自由をめぐる闘争の最前線だ

コロナのどさくさで憲法改正などするな
山本 一郎 プロフィール

民主主義なら自分の頭で考えるもの

ここに、同調圧力をかける国民の存在もあり、いまや自粛警察、自粛自警団という謎の国民感情もあって、うっかり車で仕事で地方に出ると「コロナは来るな」と張り紙をされ、公園で子どもと一緒に他の人と距離を取りながらジョギングしていると年寄りから「不謹慎だ」「公園に来るな」と怒鳴られる。

しかし、あくまで西浦博さんのシミュレーションは「8割の接触を削減する」のであって、飛沫が出ないようマスクをしたり、距離をしっかりとったり、手すりその他いろんなところに触った手で顔などをこすらず、帰宅後に限らずこまめに手を洗い、うがいをする――つまりは、自粛とは自分で考えた最善の感染症対策を各位が自らの責任でしっかりと行い、相応の対策で身を守りながら勤労や健康、そしてストレス解消に資する活動をきちんと取ることで長丁場となるであろうコロナ対策、ニューノーマルに向かい合っていけばよいのではないかと思うのですよ。

自分の頭で考えて判断して、最善の防御策をとりながらコロナ下でも日常をしっかりと生き抜くことが、強制されない民主国家・日本で生きる私たちのあり方なんじゃないでしょうか。

 

もちろん、県外までぱちんこ打ちに行って感染症にかかってしまいました、というのは自己責任だけでなく、ただでさえパンパンになっている医療機関に迷惑をかけることになるのでそれは控えましょうとか、そういう警句がしっかりとあり、何らか混雑緩和のための入場制限・整理券制みたいなものがあれば良いのではと思いますし、夜の街クラスターと名指しされる風俗産業やパパ活ラウンジ、SMクラブなどなどについても、お前らが好き勝手セックスして感染させあうことのないよう、欲情の制御も含めた慎みある日本人としての矜持を何とか保ってほしいと願っています。

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