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検索結果 60 件

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  • 新製品導入の成功と失敗

    水野 誠 明治大学社会科学研究所紀要 62 (2), 105-125, 2024-03-25

    ...本研究では大規模データの計量分析とエージェントベースモデルという、計算社会科学における2つの代表的アプローチをこの問題に適用した。第1の研究では、米国におけるパッケージグッズの個人購買履歴データを用いて、革新性の高い消費者とそれ以外の多数派を識別し、その間に生じる相互作用を推定し、それによって新製品の成功-失敗に関わるパタンを分類することを試みた。...

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  • ソーシャルメディア言論分析の方法①

    瀧川 裕貴, 永吉 希久子, 呂 沢宇, 下窪 拓也, 渡辺 誓司, 中村 美子 放送研究と調査 73 (3), 70-85, 2023-03-01

    ...そこで、本論文では、ソーシャルメディアにおける「世論」に計算社会科学という社会科学の新たな分析方法を適用し、世論調査の結果と比較することで、ソーシャルメディアにおける「世論」の意味について検討する。その際、Twitterにおける安倍首相に関するツイートの分析を例として用いる。...

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  • 単語埋め込みモデルの社会学理論への応用可能性—Twitterデータ分析を事例に—

    和田 伸一郎 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2023 (0), 2H4OS3b03-2H4OS3b03, 2023

    <p>本研究の目的は, ベクトル空間での単語埋め込みモデルを使った方法が, 構造主義的社会学(ブルデューなど)において検討された方法を高次元で実現できることの有用性, 応用可能性を示すことにある。後者の方法とは, 社会的空間内での行為者たちの間の相対的位置の関係(距離)を重視する関係論的分析の方法を指す。具体的には, 「育児休暇」に関するTwitterデータを収集し, …

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  • 多次元混合ガウス分布を用いたTwitterユーザ集団の偏り測定

    高橋 茶子, 吉田 光男, 安田 宗樹 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2023 (0), 3N5GS1103-3N5GS1103, 2023

    <p>本研究では、ソーシャルメディア空間全体における特定のユーザ集団の偏りを測る方法を提案する。 Twitterの1%サンプル・ストリームデータにより取得したユーザ属性を用いてユーザ空間全体を混合ガウスモデルでモデル化する。このモデルにおいてユーザ集団が存在している属性値の空間の確率を計算し、これをユーザ集団の偏り度合いの指標とする。 …

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  • SNS上の非党派的クラスタの特徴と関心トピック抽出-故安倍晋三元首相国葬をケースとして-

    友清 雄太, 浅谷 公威, 宮崎 邦洋, 鳥海 不二夫, 坂田 一郎 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2023 (0), 2H1OS3a04-2H1OS3a04, 2023

    <p>SNSでの政治的議論にはリベラルと保守の対立という観点から分析が多くされてきた。しかし、党派的なユーザは全体の一部に過ぎず、大多数は政治的関心の薄い非党派的クラスタである。政治的議論における彼らの役割や党派的クラスタとの関心トピックの違いを把握することが議論の相対的理解に重要であるが、既存研究では非党派的クラスタの理解には小さな焦点しか当てられておらず、ネットワーク構造に関する分析が主であ…

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  • 道徳は代替肉の消費意欲を高めるか? オンライン調査による検討

    橋本 萌那, 高澤 陽太朗, 笹原 和俊 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2023 (0), 2H4OS3b04-2H4OS3b04, 2023

    <p>食の問題を解決する手段としてフードテックが注目されている.特に,肉の消費増加による健康や環境,動物福祉への悪影響に関しては,大豆ミートなどの「代替肉」の普及が有効な解決策になると考えられ始めている.代替肉の道徳的側面をアピールすることは,製品への消費意欲を高めるだろうか?本研究の目的は,道徳が代替肉の購入意欲に与える影響を定量的に明らかにすることである.そのために,代替肉の購入に関するオン…

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  • 投票マッチングにおける支持政党とマッチングの分析

    鳥海 不二夫, 吉田 光男, 榊 剛史, 小林 哲郎 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2023 (0), 3N1GS1105-3N1GS1105, 2023

    <p>選挙においてどの政党に投票するか,適切に意思決定できることは民主主義の実現にとって重要である.しかしながら,各政党の主義主張を比較し,正しい意思決定を行うのは容易ではない.そのため,近年投票マッチングと呼ばれるサービスが数多く提供されている.これらのサービスでは ,いくつかの質問に答えることで解答者の考えと近い政党を提示してくれる.本研究ではこのような投票マッチングの分析を行った.投票マッ…

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  • 人文学社会科学分野における学際的共同研究類型化の試み

    朝岡, 誠, 大波, 純一, 林, 正治, 関野, 樹, 後藤, 真, 山地, 一禎 じんもんこん2022論文集 2022 131-136, 2022-12-02

    ...現代社会が抱える複雑な問題を解決するためには,分野を越えた学際的な共同研究が必須である.学際的共同研究を行うには分野間の研究観,研究方法,用語の違いによる無理解が障壁となると指摘されているが,人文学社会学分野では,デジタル・ヒューマニティーズや計算社会科学とよばれる情報学との学際的研究が浸透しており,情報学的手法が分野をつなぐ役割を担っている.本研究では,情報学的手法が持つ分野をつなぐ役割に着目し,...

    情報処理学会

  • 集合知を支える社会学習過程の合理的基礎

    内藤 碧, 亀田 達也 認知科学 29 (3), 354-363, 2022-09-01

    <p>The social learning process plays a key role in the emergence of collective intelligence in our society. The recent development of computational frameworks with cognitive modeling has enabled us …

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  • Twitter上におけるミドルメディアの役割と政治的分極化への影響評価

    友清 雄太, 浅谷 公威, 坂田 一郎 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2022 (0), 4H3OS2b02-4H3OS2b02, 2022

    <p>SNS上の情報を再編集・発信するミドルメディアによる拡散力が高まっており、フェイクニュースの拡散が確認されている。しかし、個々のメディア単位でのSNS上でのミドルメディアの役割やエコーチャンバーへの寄与に対する統計的な議論は少ない。我々はTwitter上で情報拡散力が高いトップ155メディアを、分野を問わず抽出し、3ヶ月間にわたるユーザーの拡散行動を観察した。同一ユーザーの拡散傾向により構…

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  • 会計情報のリーダビリティと個人投資家の意思決定

    廣瀬 喜貴 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2022 (0), 4Yin221-4Yin221, 2022

    <p>本研究の目的は、企業が開示する読みやすくわかりやすい会計情報の開示は、個人投資家の意思決定に影響を及ぼすのか、を明らかにすることである。本研究では、架空の企業が開示するプレスリリースのリーダビリティ(読みやすい・読みにくい)と業績の成果(好業績・業績不振)を操作した実験デザインを採用し、合計1,000人規模の被験者間オンライン・サーベイ実験を実施した。分析の結果、読みやすい開示を行なってい…

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  • 感染症におけるネットワーク構造の集団免疫形成に与える影響

    渡邊 凌也, 井原 史渡, 若林 直希, 杉浦 巧, 高村 大輝, 栗原 聡 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2022 (0), 1M1OS20a02-1M1OS20a02, 2022

    <p>冪乗則に基づいた移動を行う人をエージェントとし,ネットワーク関係で繋がった都市を環境としたマルチエージェントシミュレーションを構築することで,COVID-19の感染現象に関する考察をした.COVID-19の感染現象の解明の多くには,SIRモデルを代表とする数理モデルが利用されているが,解釈性は高いものの,人々の接触ネットワークを均質なモデルで仮定しており,現実を反映しているとは言い難い.そ…

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  • オンライン・サーベイ実験による副首都構想の理解度に関する分析

    深見 州介, 大塚 彩絵, 廣瀬 喜貴 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2022 (0), 3Yin224-3Yin224, 2022

    <p>本研究の目的は、市民にどのような情報を与えると、副首都構想の理解度と興味度が上がるのかを探索することである。本研究の実験デザインは、統制群、一極集中処置群、海外比較処置群、地方分権処置群の条件について、クラウドソーシングを用いたオンライン・サーベイ実験を実施した。分散分析の結果、各条件によって副首都構想の理解度と興味度に差があることが明らかになった。理解度については、一極集中処置群、海外比…

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  • メディア利用が新型コロナウィルスのアクターへの認知に与える影響

    高野 雅典, 高 史明, 小川 祐樹, 森下 壮一郎 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2022 (0), 4H1OS2a01-4H1OS2a01, 2022

    <p>ニュースは人々の報道対象に対する認知に影響を与える。コロナ禍においては感染症対策に関わる公的機関や感染症について報道・議論するメディア、陰謀論のアクターにされがちな国家・製薬企業などである。本研究では各メディアの利用が感染対策に関わるアクターや陰謀論のアクターへの認知にどのように影響したかを調査したのでそれを報告する。</p>

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  • 他者意見の推定がもたらす社会分極化

    二之宮 大聖, 鳥海 不二夫, 山本 仁志 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2022 (0), 2N4GS501-2N4GS501, 2022

    <p>近年のソーシャルメディアの発達により,個人が世界に向けて発信することが可能となり,多様な意見に接する機会が増加している.一方で,ソーシャルメディア上ではエコーチェンバー現象により分極化が進みやすいことが知られており,社会の分断の発生が問題となっている.分断を抑える社会システムの設計には,その発生メカニズムの理解が必要不可欠である.そこで本研究では,他者の態度推定に基づき意見表明が行われると…

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  • ネットワーク・パワー・フローによる経済安全保障リスクの見える化

    水野 貴之, 土井 翔平, 栗崎 周平 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2022 (0), 1H1GS1103-1H1GS1103, 2022

    <p>グローバル・サプライチェーンやグローバルな株所有ネットワークは複雑な構造をしている。原材料は、様々な国や業界の多くの企業を通じて、最終製品にたどり着く。そのため、多数ある原材料から最終製品までの経路において、人権侵害や環境破壊に加担している企業や地政学的なリスクを抱える企業を人手で見つけることは容易ではない。本研究では、Tesla社のバッテリー調達経路を事例研究として推定し、推定した調達経…

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  • 計算社会科学に関する文献紹介

    鳥海 不二夫 認知科学 28 (2), 308-313, 2021-06-01

    ...本稿は,計算社会科学分野の文献紹介を目的としているが,計算社会科学はその特性上あらゆる社会科学分野の研究と関連し,その範囲は膨大である.そのため,代表的な論文を紹介するというのは難しいが,ここでは計算社会科学ならではの研究として世界各国における「絵文字の利用」を分析した“Learning from the ubiquitous language: An empirical analysis of emoji...

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  • ビッグデータ時代の経済ゲーム実験:クラウドソーシングを用いた大規模公共財ゲーム実験の実施

    後藤 晶 情報処理学会論文誌 62 (5), 1246-1260, 2021-05-15

    ...昨今では,計算社会科学という学問領域が注目されつつある.これは,シミュレーション,ネットワーク分析のほかに大規模なバーチャルラボとしてオンライン実験を1つの方法論として重視して,社会科学の諸問題にアプローチしようとする学問である.従来,ゲーム理論に基づいたプレイヤ間のインタラクションのある経済ゲーム実験を行う際には,基本的には実験室によって行われてきた.しかし,情報技術の発展にともない必ずしも実験室...

    DOI 情報処理学会

  • 自然言語処理技術を用いたクラウドソーシングアイデアの有望性予測

    本條 晴一郎, 伊藤 友博 マーケティングジャーナル 40 (3), 31-44, 2021-01-07

    <p>クラウドソーシングを利用した製品開発によって,高い市場性をもつ製品が生み出されることが実証されている一方,収集した多量のユーザー創出アイデアを評価し,有望なものを選ぶことは大きな負担になっている。本研究では,自然言語処理を用いることによって,ユーザー創出アイデアの評価の機械化を行った。創造性研究に立脚して,クラウドから集めたアイデア全体から概念空間を構成し,そこでの出現頻度の少なさから意見…

    DOI Web Site 参考文献31件

  • 位置情報ゲームのPOI(Point of Interest)密度と地域居住者の社会心理諸指標の関連

    三浦 麻子, 小森 政嗣 日本心理学会大会発表論文集 85 (0), PC-011-PC-011, 2021

    ...本研究では,これらの指標として位置情報ゲームのPOI(Point of Interest)情報を用いるのが妥当かどうかを計算社会科学的なアプローチで検討した。具体的には,ある地域で位置情報ゲーム「ポケモンGO」のPOI「ポケストップ」がどの程度設置されているかを,その所在地の緯度経度情報に基づいて算出した密度で指標化し,これと当該地域の市民を対象とした社会調査で得られる主観的評価との関連を求めた。...

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  • COVID-19流行下でのプレプリントツイートに関する基礎調査

    吉田 光男 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2021 (0), 1I4GS4c02-1I4GS4c02, 2021

    <p>学術論文のオープンアクセスが普及し,研究者以外も論文にアクセスする機会が増えている.COVID-19流行下においては,研究成果効果の即時性の観点から,関連する論文が多数プレプリントサーバで公開され,それらのプレプリント論文に関するツイートも数多くなされている.本研究では,COVID-19流行下におけるTwitterのプレプリントサーバーへの言及について,arXiv,bioRxiv,medR…

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  • グローバルな株所有ネットワークでのESG投資とヴァイス(悪徳)企業との繋がり

    水野 貴之, 土井 翔平, 土屋 貴裕, 栗崎 周平 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2021 (0), 4H2GS11c05-4H2GS11c05, 2021

    <p>約6600万ノード(企業とその株主)で構成されるグローバルな株所有ネットワークに,約80万種の投資ファンドを結合する.投資運用会社は,投資家の投資ファンドを運用することにより多くの企業の直接的または間接的な株主になり,収益を得る.そして,株主として企業を支配する.我々は,複雑でグローバルな株所有ネットワークを紐解き,社会的責任を伴うESGの投資ファンドとヴァイス企業(たばこ,軍需産業など)…

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  • テキストマイニングによるコロナ禍の消費者心理・行動の定量化

    笹原 和俊, 奥田 慎平, 五十嵐 祐 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2021 (0), 1D3OS3b04-1D3OS3b04, 2021

    <p>ソーシャルメディアでは日々、リアルタイムで様々な情報が投稿・共有され、中には新型コロナウイルス感染症拡大の影響と消費者生活に関する投稿も少なくない。そのような消費者の自発的な「生の声」(テキスト)には、コロナ禍における消費者心理・行動を定量的に理解するためのシグナルが潜在している。本研究では、コロナ禍における転売現象を対象として、Twitterの大規模ソーシャルデータから消費者心理・行動を…

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  • J-LIWC2015による日本語テキスト解析

    五十嵐 祐, 笹原 和俊, 奥田 慎平 日本心理学会大会発表論文集 85 (0), TWS-003-TWS-003, 2021

    ...<p>計算社会科学の領域において,デジタル化された文字情報(テキストデータ)から書き手の感情状態や心的態度を多面的に推測する,テキストデータ解析の重要性はますます高まっている。本ワークショップでは,発表者らが開発した,テキストデータ解析のデファクト・スタンダードであるLIWC2015の日本語版(J-LIWC2015)について紹介する。...

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  • CtoCマーケットにおける販売者の活性化分析

    二之宮 大聖, 鳥海 不二夫, 西口 真央 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2021 (0), 1I3GS4b01-1I3GS4b01, 2021

    <p>近年,CtoCと呼ばれる個人間で取引を行う形態の市場が拡大し注目を集めている.CtoCマーケットを活性化するため,既存の研究では販売者の離脱予測や信頼の研究,購入者の購買意欲の分析が主に行われており,販売者の活性化の傾向についての研究は少ない.本研究の目的は,販売者と他の販売者の関係が,販売者の売上の変化に与える影響を調べることである.手法として,販売者をノードとしたネットワークを作成した…

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  • 位置情報ゲームのPOI(Point of Interest)密度と地域居住者の社会心理諸指標の関連

    三浦 麻子, 小森 政嗣 選挙研究 37 (2), 13-21, 2021

    ...本研究では,人の態度や行動に影響する状況要因として,居住環境に存在する社会資本や文化資本の充実度に注目して,その指標として位置情報ゲームのPOI(Point of Interest)情報を提案し,その妥当性を,計算社会科学的なアプローチで検討した。まず「ポケモンGO」の「ポケストップ」がどの程度設置されているかを,その所在地の緯度経度情報に基づいて算出した密度で指標化した。...

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  • ウェブの功罪

    笹原 和俊 情報の科学と技術 70 (6), 309-314, 2020-06-01

    ...本稿では,計算社会科学の観点から,偽ニュースが拡散する仕組みについて解説し,ウェブの負の側面について論じる。また,今後のウェブの技術が克服すべき問題について議論する。</p>...

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  • Polyphony

    笹原 和俊, SUGANO Bruno, 奥田 慎平, 佐治 礼仁, 加藤 周 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2020 (0), 1L4GS505-1L4GS505, 2020

    <p>多様な情報と人々をつなぐはずのソーシャルメディアが、社会的分断や情報のタコツボ化を助長しているという問題が顕在化している。その典型例が「エコーチェンバー」である。本研究では、多様なつながりを促進することで、エコーチェンバー化を緩和するソーシャルネットワーク原理を提案する。提案する原理とは、「社会的影響を抑制しつつ、多様な属性に基づく意外な社会的つながりの生成が促進されるように、ユーザーをナ…

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  • 世界および日本におけるデジタル社会調査

    瀧川 裕貴 社会学評論 71 (1), 84-101, 2020

    ...<p>現在,情報通信技術(ICT)の普及と発展は,われわれの社会そのものを再編成するとともに,これまでとは異なる方法とデータを用いるデジタル社会調査(計算社会科学)という新たな学問領域を生み出している.デジタル社会調査はこれまでの社会学の方法や理論にいかなるインパクトを与えるだろうか.本稿では,デジタル社会調査が特にインパクトを与えうる社会学の理論的・方法論的課題として次の3 つを挙げる.すなわち①...

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  • ソーシャルポルノ仮説に基づくメディア企業SNSアカウントの扇動性に関する分析

    榊 剛史, 鳥海 不二夫 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2020 (0), 1L4GS503-1L4GS503, 2020

    <p>近年,ウェブ・SNSの普及による情報発信・拡散の変化に伴い,デマやフェイクニュースの拡散,エコーチェンバーの発生等,情報拡散にまつわる様々な問題のある現象が顕在化している.このような状況において,情報拡散の質を評価する技術の必要性が高まっている.本研究では,「ソーシャルポルノ(脊髄反射的に拡散・共有してしまいたくなる情報)」の存在を仮定し,それに基づいて,情報発信元(以下,メディア)の質を…

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  • コミュニティの偏りを用いた炎上の一般性評価

    鳥海 不二夫, 榊 剛史 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2020 (0), 2E4OS1a01-2E4OS1a01, 2020

    <p>ソーシャルメディア上では様々な言説が投稿されているが,炎上と呼ばれるバースト現象が発生することも多い. しかしながら,炎上は一部のユーザによって引き起こされることが知られている. そのため,炎上時に広く広まる意見は,世間一般の意見との乖離が存在する可能性が高い. そこで,本研究では既知のコミュニティ分布を用いて,炎上時に拡散された意見が一般からどの程度乖離しているかを …

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  • Wi-Fi 接続による屋内位置情報を用いた人間関係の抽出

    山下 達雄, 寺岡 照彦, 田口 拓明 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2020 (0), 4Rin131-4Rin131, 2020

    <p>Wi-Fiの接続情報のみを用い、オフィス内における社員同士のコミュニケーションの発生を検知する簡易な手法を開発した。 ノートPC等のデバイスのWi-Fi接続状況を利用した社員位置検索システムのログを収集し、各デバイスの位置情報の時間変化を分析してミーティング(時間と場所の共有)の発生を検知し、人間関係を抽出する。 実際のデータを用いて評価を行い、手法の有用性を確認した。</p>

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  • 計算社会科学と経済安全保障

    水野 貴之, 土井 翔平 横幹連合コンファレンス予稿集 2020 (0), A-4-3-, 2020

    Most interdisciplinary research has been limited to the fusion of two fields, such as physics and economics, statistics and political science, and etc. In contrast, fusion in the computational …

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  • メディアにおける意見形成の解析手法のケーススタディ

    川畑 泰子 社会情報学 8 (2), 47-64, 2019-12-31

    ...本論では,実測のデータを用いながらオンライン上のソーシャルネットワークに関する研究と数理モデルを用いた計算社会科学的な解析アプローチによるケーススタディの比較手法の事例に関して述べたい。</p>...

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  • SNSデータを用いたセキュリティインシデント早期検知に関する実現可能性検証

    榊, 剛史, 大坪, 雄平, 鳥海, 不二夫 コンピュータセキュリティシンポジウム2019論文集 2019 474-481, 2019-10-14

    近年,SNS上の普及に伴いユーザの様々な意見や行動の記録がSNS上に蓄積されるようになった.それに伴い,SNS上のデータから自然現象や社会現象をはじめとして様々な対象の観測や早期検知を試みている研究が増加している.他方,IT技術の浸透に伴い,情報セキュリティの瑕疵に起因する情報漏洩や不正利用に関する事例は近年増加の一途を辿っている.そのような背景において,早期にセキュリティインシデントを検知する…

    情報処理学会

  • 日本プロ野球における熱狂現象のソーシャルメディア分析

    杉森 真樹, 水野 誠, 笹原 和俊 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2019 (0), 4A2J305-4A2J305, 2019

    <p>熱狂は、人間が有する重要な性質であり、個人の行動の原動力となるとともに、人々を結びつけ社会的、集団的な活動を引き起こす、などといった人間特有の集合現象を引き起こす。熱狂の本質を理解するために、日本で最も人気のあるスポーツの一つである日本プロ野球(NPB)に関するソーシャルメディア(Twitter)のデータ分析を行った。ツイート数とリツイート数の増加の共起を測定することによって熱狂現象を検出…

    DOI 被引用文献1件

  • グローバル株所有ネットワークでの中国による間接支配の見える化

    水野 貴之, 小髙 充弘 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2019 (0), 2D5OS1b04-2D5OS1b04, 2019

    <p>世界の3億社と1.4億人に関する株所有情報を含むデータセットを用いて,グローバルな株所有ネットワークにおける中国の間接支配を調べる.はしめに,ネットワーク上のパーコレーションモデルを拡張することによって,支配関係をグローバルな株所有ネットワークのサブグラフ(サブネットワーク)として抽出する.このモデルは,直接所有だけではなく,支配下企業を介した間接所有も加味して,企業が支配されるか(ノード…

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  • ソーシャルメディア上の大規模情報拡散に関する俯瞰的可視化手法の提案

    榊 剛史, 鳥海 不二夫, 大知 正直 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2019 (0), 2D4OS1a01-2D4OS1a01, 2019

    <p>フェイクニュースや炎上,エコチェンバー現象など,近年は個人による情報発信における負の側面が注目されている.しかし,近年のソーシャルメディア上の情報拡散は大規模かつ複雑な現象となっており,人間が全体像を直観的に理解することが難しい. そこで本稿では,ソーシャルメディア上の情報拡散を直観的に理解可能な形で可視化する手法を提案する.具体的には、ソーシャルメディア上の社会ネットワークにクラスタリン…

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  • パラメータ空間探索フレームワークOACISの紹介

    村瀬 洋介, 内種 岳詞, 伊藤 伸泰 アンサンブル 20 (4), 247-252, 2018-10-31

    <p>本稿では我々が開発しているパラメータ空間探索フレームワーク「OACIS」を紹介します.一般に計算科学では,シミュレーションプログラムを作成したあと,様々なパラメータを設定して結果を確認するという試行錯誤を多数行う必要があります.OACIS はそのパラメータ探索の過程を自動化/簡素化し,研究者がより本質的な科学に集中することを助けるソフトウェアです.自分のシミュレーションプログラムを登録する…

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  • 社会学との関係から見た計算社会科学の現状と課題

    瀧川 裕貴 理論と方法 33 (1), 132-148, 2018

    ...を試みた後,計算社会科学がなぜ社会学にとって特別な意味をもつのかを説明する.また,計算社会科学のデータの新しさがどこにあるのかを明らかにし,計算社会科学の分析手法について解説する.最後に,計算社会科学の課題について述べる....

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • ソーシャルビッグデータで理解するヒトと社会の性質

    高野 雅典 IEICE FUNDAMENTALS REVIEW 10 (4), 275-281, 2017

    ソーシャルビッグデータはヒトや社会について分析し理解するための強力なツールである.ソーシャルビッグデータ登場以前には観測が難しかった大量のヒトの詳細な社会的行動を分析できるからである.本稿では社会科学の研究トピックのうち協調行動・社会的グルーミングと社会構造・内集団バイアス・性的選好の四つについて紹介する.それぞれ先行研究をレビューした後,関連するソーシャルビッグデータ分析による研究について述べ…

    DOI Web Site 参考文献57件

  • 被監視感が主観的幸福度に与える影響:

    後藤 晶 情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集 2017 (0), 143-148, 2017

    ...<br> さらに,本研究を支えるための基盤としてのクラウドソーシングサービスおよびクラウドソーシングを用いた大規模経済ゲーム実験の可能性について,計算社会科学の文脈から議論をしたい....

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