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検索結果 11,035 件

  • 中年期以降の慢性心不全患者のセルフマネジメントにおける困難

    山本 裕子, 岩脇 陽子, 室田 昌子, 木下 涼子 日本看護研究学会雑誌 47 (1), 1_119-1_129, 2024-04-20

    ...中高年期の慢性心不全患者のセルフマネジメントにおける困難は,【心不全について判断ができない】【自己管理の効果を実感できない】【自己管理を生活に織り込めない】【自分なりに心不全に向き合っている】【辛い思いのまま生活に喜びや楽しみがない】【仕事の調整ができない】【社会的リソースが活用できない】【心不全の自分に価値が持てない】【心機能の低下により失ったものが多い】の9つのカテゴリが抽出された。...

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  • 増刊号 内科医のための臨床問題集 一般問題 一般問題-Question1〜68

    永井 英明, 中島 啓, 皿谷 健, 長門 直, 浅井 信博, 三鴨 廣繁, 羽田野 義郎, 落合 佑典, 二村 恭子, 田巻 弘道, 髙梨 敏史, 金子 祐子, 白井 悠一郎, 桑名 正隆, 中西 研輔, 金城 光代, 矢島 隆宏, 鈴木 淳司, 鈴木 みなみ, 大町 侑香, 福岡 秀規, 宮田 崇, 有馬 寛, 向笠 浩司, 田辺 晶代, 沖 隆, 田上 哲也, 赤司 朋之, 五島 大祐, 竹内 靖博, 藤原 和哉, 出口 隆造, 三原 弘, 梶原 祐策, 福島 範子, 万波 智彦, 丸山 昭洋, 野々垣 浩二, 牛島 洋子, 石川 裕一, 横山 泰久, 高橋 直樹, 藤島 直仁, 北尾 章人, 泉家 康宏, 森下 健太郎, 奥村 貴裕, 渡邉 将央, 西 淳一郎, 佐藤 健朗, 井口 保之, 竹川 英宏, 津久井 大介, 五十嵐 晴紀, 山口 啓二, 神谷 雄己, 北﨑 佑樹, 井川 正道, 吉村 元, 柏木 秀行, 丹羽 成彦, 植西 憲達, 石丸 裕康 medicina 61 (4), 327-366, 2024-04-01

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  • 心疾患患者に対する心肺運動負荷試験は再入院リスクを低減させる

    太田 友幸, 萩原 妃里子, 橋本 司, 中澤 宏之, 市川 研太, 車谷 容子 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 23-23, 2024-03-31

    ...しかしCPX後に再入院率が減少している特徴から、CPX結果を基にした運動・生活指導を行うことは心不全増悪による再入院を予防するための重要な因子である可能性が示唆された。心疾患におけるリハビリテーションガイドラインにおいて心不全患者は点滴加療終了後に症候限界性運動負荷試験の実施が推奨されている。...

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  • 心不全入院患者の退院後,再入院するまでの日数に関連する因子の検討

    鈴木 伸治, 下田 隆大, 水越 大輔, 三浦 丈親, 寺井 知子 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 377-377, 2024-03-31

    ...<p>【はじめに】</p><p> 慢性心不全患者は退院後,再入院を繰り返すことは知られており ,再入院をするたびに身体機能が低下の一途をたどることが心臓リハビリテーションガイドラインにも記されている....

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  • 循環器疾患と呼吸サルコペニア

    森沢 知之, 菊地 佑太, 齊藤 正和, 高橋 哲也 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 97-97, 2024-03-31

    ...心不全患者の30-50%に呼吸筋力低下が生じていることや、本邦においては高齢心不全患者の横隔膜機能低下の発生率は約40%であり、サルコペニアやダイナぺニアと関連することなどが報告されている。心不全患者の呼吸筋力やサルコペニアの解明が進む一方で、心臓血管外科患者の術前の呼吸サルコペニアの有無が、術後の身体機能や運動耐容能の回復に及ぼす影響については明らかではない。...

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  • 感覚運動発達に遅れと偏りを有する拡張型心筋症児への発達支援の一症例

    古俣 春香, 西部 寿人, 金田 直樹, 井上 和広 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 159-159, 2024-03-31

    ...心不全マーカー高値でDCMによる急性心不全と診断された。小児集中治療室にて鎮静、高流量鼻カニュラ酸素療法(HFNC)、 強心薬の心不全治療開始。2病日よりPT開始。8病日一般病棟へ転棟し付添入院。発達経過をKIDS乳幼児発達スケール(以下 KIDS)で評価した。...

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  • 高齢心不全患者のSPPBには前頭葉機能が関連する

    小林 直樹 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 334-334, 2024-03-31

    ...<p>【はじめに,目的】</p><p>本邦において高齢心不全患者が増加している.身体機能指標であるSPPBは心不全患者の死亡率や再入院と関連することが報告されており,高齢心不全患者の再発や再入院予防の方策を検討するうえでSPPBの関連因子を明らかにすることは重要であると考えられる.また心不全患者の高齢化に伴い認知機能が問題となるが、高齢心不全患者では前頭葉機能の低下が認められることが報告されている....

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  • 保存的治療で治癒を得た気管内挿管による広範な気管膜様部損傷の1例

    中村 太陽, 河口 洋平, 今井 健太郎, 梶原 直央, 池田 徳彦 気管支学 46 (2), 119-123, 2024-03-25

    ...</i></b>77歳,女性.心筋梗塞の加療中に人工呼吸器管理となり,抜管したものの心不全が増悪し再挿管となった.挿管時に喀血を認めたため,気管支鏡検査を施行したところ気管膜様部に3.5 cmの損傷を認めた.心機能が著明に低下していた事,縦隔気腫及び気胸を認めなかった事から,気管損傷部位より末梢に気管チューブのカフを留置し,保存的治療を選択した.損傷した膜様部は徐々に肉芽が形成され,損傷後約2カ月で...

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  • 抗がん薬の心毒性リスク評価と今後の展望

    柳田 翔太, 川岸 裕幸, 諫田 泰成 日本薬理学雑誌 159 (2), 83-89, 2024-03-01

    ...<p>心毒性は抗がん薬の最も重篤な副作用の一つで,がんサバイバーのQOLを左右する要因となっている.抗がん薬による心毒性は,不整脈,心収縮障害,冠動脈疾患,高血圧症など多岐に渡るが,特に,心収縮障害(左心室駆出率の減少)は心不全につながる重篤な副作用である.従って,抗がん薬による心収縮障害リスクを予測することは非常に重要である.現在,ヒトiPS細胞由来心筋細胞(ヒトiPS心筋)は,ヒト心臓組織における...

    DOI Web Site PubMed

  • 看護師が行う心不全患者とその家族への意思決定支援に関する文献検討

    大野 彩加, 糸島 陽子, 小野 あゆみ, 荒川 千登世 人間看護学研究 22 77-84, 2024-03-01

    ...看護師が行う心不全患者とその家族への意思決定支援について文献検討を行った.医学中央雑誌Web版を用い,「心不全」「意思決定支援」をキーワードとして検索した結果,対象文献は9件であった.文献から意思決定支援を行う時期,場所,患者と家族に行う支援内容について抽出し,質的帰納的に分析した.看護師は,【患者のこれまでの病気との歩みを知り患者の価値観や今後の希望を把握する】【患者の意思が病状の変化で変わっていないか...

    DOI 機関リポジトリ

  • アンケート調査による日本人糖尿病の死因―2011~2020年の10年間,68,555名での検討―

    中村 二郎, 吉岡 成人, 片桐 秀樹, 植木 浩二郎, 山内 敏正, 稲垣 暢也, 谷澤 幸生, 荒木 栄一, 中山 健夫, 神谷 英紀 糖尿病 67 (2), 106-128, 2024-02-29

    ...であった.糖尿病性昏睡は,0.3 %と低率であった.2)非糖尿病症例と比較して糖尿病症例では,悪性新生物,感染症,慢性腎不全,虚血性心疾患および心不全の比率が有意に高く,脳血管障害の比率は有意に低かった.3)糖尿病症例において,悪性新生物は各年代で死因の1位であり,50歳代および60歳代では約半数を占めた.感染症は,70歳代以降で最も比率が高かった.血管障害は40歳代および50歳代では感染症の比率を...

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  • 動画化した全時相造影CTが経皮的肺動脈弁形成術(PTPV)効果予測に有用だった

    石井 瑶子, 大山 伸雄, 加藤 真理子, 山岡 大志郎, 堀川 優衣, 長岡 孝太, 清水 武, 堀尾 直裕, 喜瀬 広亮, 藤井 隆成, 富田 英 Journal of JPIC 8 (2), 15-20, 2024-01-24

    ...再構成画像を作成することで,右室流出路からの肺動脈内腔の動画化した3D画像を評価した.肺動脈弁下狭窄は軽度であり,経皮的肺動脈弁形成術(PTPV)により弁狭窄を解除することで低酸素血症は改善,狭小弁輪により肺血流は制御され,高肺血流のリスクも低いと予測された.日齢49にTMP-PED 6 mm/2 cmにてPTPVを施行し,動脈血酸素飽和度は80から98%に上昇,人工呼吸器から離脱した.高肺血流による心不全...

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  • 肺動脈瘻を伴う多発性冠動脈瘤に対して外科的瘻孔・瘤閉鎖術と経皮的塞栓術を併用し治療した1例

    石垣 隆弘, 高柳 涼, 上久保 康弘 日本心臓血管外科学会雑誌 53 (1), 10-15, 2024-01-15

    ...<p>60代男性.連続性雑音精査目的の冠動脈CT検査で主肺動脈前面に肺動脈瘻を伴う18 mmの,側面に10 mmの冠動脈瘤を認めた.右バルサルバ洞と左前下行枝から起始する異常流入血管が主肺動脈周囲で複雑なネットワークを形成していた.冠動脈瘤は嚢状であり瘤破裂予防のため,また冠動脈肺動脈瘻は無症候性であるものの将来的な心不全や塞栓症,心筋虚血を予防する目的で手術適応と判断した.外科的瘻孔・瘤閉鎖術と経皮的塞栓術...

    DOI Web Site 参考文献14件

  • 高齢者の心不全診断:心エコー図検査診断システムの現状と将来の展望

    瀬尾 由広 超音波医学 51 (1), 29-36, 2024

    ...<p>日本は超高齢社会を迎え,心不全(heart failure: HF)患者数は大幅に増加している.特に,高齢者に広く見られる駆出率が保たれた心不全(heart failure with preserved ejection fraction: HFpEF)の増加は,過去10年に顕著なものとなっている.従来HFpEFは拡張不全心とも呼ばれていたように,心エコー図検査による左室拡張機能の評価が重要視...

    DOI Web Site 参考文献8件

  • ARNIは駆出率が維持されたプレ心不全患者の左心房容積を改善させるか?

    里 美貴 ファルマシア 60 (2), 155-155, 2024

    ...プレ心不全は,器質的心疾患もしくはB型ナトリウム利尿ペプチド(B-type natriuretic peptide: BNP)上昇を有しているが心不全症状のない病期であり,心不全および心血管リスクの観点から,プレ心不全患者へのアプローチが重要とされている.心不全は駆出率(ejection fraction: EF)が低下した心不全(heart failure with reduced EF: HFrEF...

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  • 周術期心臓超音波検査で僧帽弁逸脱症の合併を検出できた左房粘液腫の1例

    赤澤 舞衣, 清水 祥子, 閻 国珊, 清水 盛浩, 湯浅 真由美, 小牧 史明, 北川 裕利 超音波医学 51 (2), 107-111, 2024

    ...経胸壁心臓超音波検査 (transthoracic echocardiography:TTE) は大きな影響を与える.当院では周術期専従の超音波検査士を配置し,緊急手術でも可能な限り術前TTEを施行している.今回,左房粘液腫に合併した僧帽弁逸脱症を術前に検出し,腫瘍切除術と僧帽弁輪形成術 (mitral valve annuloplasty:MVA) を同時に施行した1例を経験した.症例は68歳,女性.うっ血性心不全...

    DOI Web Site 参考文献7件

  • ビタミンD の代謝調節と体内時計の関与について

    山本 浩範, 石黒 真理子, 福田 詩織, 中橋 乙起, 田中 更沙, 増田 真志, 武田 英二, 竹谷 豊 四国医学雑誌 79 (5.6), 209-214, 2024

    ...さらに,高リン血症は,腎機能が正常でも心不全の発症および死亡リスクが上昇することや,リンおよび活性型ビタミンDである1,25(OH)2Dの血中濃度は日内リズムが存在することが報告されている。...

    DOI 機関リポジトリ

  • 循環器内科が取り組んだ感染症後外来(後遺症)の診療・治療・取組

    石橋 祐記, 明石 嘉浩 聖マリアンナ医科大学雑誌 51 (Suppl), S193-S196, 2024

    ...コロナ禍3年間で,コロナ後遺症として心筋障害が生じるものとして,急性冠症候群などの虚血性心疾患の合併,虚血性心筋症以外の非虚血性の心筋障害(心筋炎,心筋症),慢性心不全の重症化を経験した。また,感染症後外来にて,体位性頻脈症候群(Postural orthostatic tachycardia syndrome, POTS)や自律神経障害に至る症例が多くみられた。</p>...

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  • 最新の臨床心臓病学における長軸方向ストレインイメージングの役割

    加藤 寿光, 原田 智成, 鏡 和樹, 小保方 優 超音波医学 51 (1), 37-48, 2024

    ...ストレインイメージングは,腫瘍循環器分野でもっとも盛んに研究が行われ,臨床でも使用されている.左室(left ventricular: LV)の長軸方向ストレインのベースラインから> 15%の相対的な低下は,早期無症候性LV機能障害のマーカーと考えられ,心保護薬の早期開始につながる可能性をもっている.ストレインイメージングの役割は,心アミロイドーシス,他の心筋症,心臓弁膜症,肺高血圧症,および左室駆出率の保たれた心不全...

    DOI Web Site 参考文献116件

  • 心臓再同期療法・呼吸補助療法をうける慢性心不全患者の療養生活上のニーズ

    北村 幸恵, 佐藤 まゆみ 医療看護研究 20 (2), 33-43, 2024

    ...<p> 本研究の目的は、心臓再同期療法(以下CRT療法)や呼吸補助療法(以下CPAP療法)をうけている慢性心不全患者の療養生活上のニーズを明らかにすることである。CRT/CPAP療法を半年以上受け、研究参加に同意が得られた外来通院中の慢性心不全患者に半構造化面接調査を実施し質的記述的に分析した。...

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  • 周産期心筋症

    神谷 千津子 日本周産期・新生児医学会雑誌 59 (4), 458-461, 2024

    ...<p> 心筋疾患既往のない妊産婦が,原因不明の左室収縮能低下をきたす心筋症を「周産期(産褥性)心筋症」と称する.現時点では「妊産婦」以外に疾患特異項目はなく,除外診断病名である.そのため,多様な疾患背景を含む疾患群と考えられる.妊産婦死亡に直結する疾患であり,早期診断が重要である.一方,息切れや浮腫などの心不全症状は,健常妊産婦が感じる症状と似ているうえ,周産期心筋症の危険因子である妊娠高血圧症候群...

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  • 心筋梗塞後の治療抵抗性の心室細動に対するカテーテルアブレーション

    小松 雄樹 心電図 43 (4), 235-241, 2023-12-22

    ...scar border zoneのPurkinje networkを起源としていることが確認された.心室細動が治療抵抗性の場合,できる限り早急に行うアブレーション治療が多くの症例で奏功したが,心室細動が抑制されない症例の多くは院内死亡に至った.急性期に心室細動が抑制され,生存退院できた場合,長期観察期間においては心室細動の再発は少ない一方,生命予後に関しては心臓血管死と非心臓血管死を同程度に認め,心不全...

    DOI Web Site 参考文献12件

  • 呼吸困難の乏しい慢性呼吸不全患者へ呼吸困難の質的評価を学習支援に応用した一例

    杉浦 瑞季, 角田 健, 大山 優喜, 吉澤 孝之 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 32 (1), 91-93, 2023-12-15

    ...<p>本症例は間質性肺炎の既往があり,うっ血性心不全により呼吸不全が増悪した50代男性.オキシマイザー労作時酸素 7 L/min使用するもSpO<sub>2</sub> 80%台まで低下がみられた.リハビリテーション介入当初は,自覚症状の乏しさから過負荷な運動により低酸素状態となりやすく,自主練習後の意識消失が二度あった.呼吸困難の表出は,様々な因子の影響を受けるため,多次元的な評価が必要とされる....

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  • 吸気筋力低下を有する心疾患患者の臨床的特徴

    田村 陽, 牛島 明子, 小林 真菜, 濵﨑 麻佑, 宮古 裕樹, 長松 裕史, 濵 知明, 南谷 晶, 古川 俊明, 小林 義典 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 32 (1), 58-66, 2023-12-15

    ...</p><p>【方法】対象は外来心臓リハビリテーション開始時に呼吸機能検査と心肺運動負荷試験を行った99例.最大吸気圧が予測値の70%未満をIMWと定義し,全症例および心不全(HF)合併別に比較した....

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  • 難治性悪性腹水症例に対する腹腔―静脈シャント療法の終末期医療における役割

    谷浦 隆仁, 山本 徹, 井上 圭亮, 岸 隆, 石飛 一成, 佐藤 仁俊, 日髙 匡章 日本消化器病学会雑誌 120 (12), 1003-1011, 2023-12-10

    ...シャント(PVS)療法を実施した難治性悪性腹水患者34例を対象として,治療成績を検討した.原疾患は消化器系癌31例,婦人科癌3例であり,ECOG PS 2が21例,PS 3が13例であった.治療後に79.4%で腹部膨満感が消失し,60.9%に食欲改善が得られた.術後生存日数中央値は38日[1~294日]で,18例(52.9%)で在宅復帰が可能であった.合併症はclinical DICが3例(8.8%),心不全...

    DOI PubMed 医中誌

  • 経カテーテル大動脈弁留置術後,安全に血液透析導入と自己血管使用皮下動静脈瘻作製ができた慢性腎臓病ステージG5の1例

    菊池  調, 赤坂 祐一郎, 吉川 和寛, 松浦 佑樹, 野田 晴也, 岡本 好生, 石川  有, 田中 文隆, 阿部 貴弥, 旭  浩一 岩手医学雑誌 75 (5), 187-194, 2023-12-01

    ...82歳女性,うっ血性心不全(CHF)と糖尿病性腎臓病による保存期慢性腎臓病(CKD)ステージG5で近医に通院していた.今回,難治性CHFで当院に入院し,重症の大動脈弁狭窄症が判明した.薬物治療が奏功せず,入院25病日に経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)が実施された.周術期の尿量低下と腎機能増悪から27病日よりカテーテル挿入下に持続的血液濾過透析を導入した.その後血液透析(HD)離脱はできなかったが...

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  • 心筋型リアノジン受容体構造安定化による新しい心不全治療

    小林 茂樹 山口医学 72 (4), 155-158, 2023-11-27

    ...四量体構造の不安定化が拡張期Ca2+漏出の原因であることが明らかになってきた.カテコラミン誘発性多形性心室頻拍(CPVT)では,RyR2の1アミノ酸変異により,N 末端ドメイン(1-220)と中央ドメイン(2300-2500)間に連関障害(unzipping)が引き起こされる.また,横行大動脈縮窄(TAC)心不全モデルや心筋梗塞(MI)心不全モデルでは,心筋細胞内に活性酸素種(ROS)が生じ,そのROS...

    DOI Web Site 参考文献17件

  • 心不全-肥満パラドックス」の病態基盤解明と 新規治療開発のための骨格筋および脂肪組織に着目した研究

    小西 正紹 横浜医学 74 (4), 613-617, 2023-11-15

    ...人口の高齢化に伴い,我が国の心不全患者は増加の一途をたどっている.心不全の主要な原因である虚血性心疾患の,さらに上流には肥満,高血圧,糖尿病などの生活習慣病があり,肥満患者には一般には減量が推奨される一方,ひとたび心不全や癌などの慢性疾患に罹患した患者においては,肥満であることは逆に予後良好因子となっており,肥満パラドックスとして知られている.筆者らは,慢性疾患・慢性炎症を背景とした悪液質・フレイル・サルコペニア...

    機関リポジトリ

  • 経皮的僧帽弁接合不全修復術後の残存逆流に対する僧帽弁形成術の1例

    桑内 慎太郎, 細野 光治, 植月 友彦, 大野 雅人, 坂下 英樹, 岡田 隆之, 善甫 宣哉, 湊 直樹, 川副 浩平 日本心臓血管外科学会雑誌 52 (6), 396-400, 2023-11-15

    ...<p>症例は89歳,男性.88歳時に他院で器質性僧帽弁閉鎖不全症(MR)に対しMitraClipによる経皮的僧帽弁接合不全修復術を施行されたが,中等度以上のMRが残存した.以後,徐々に腎機能低下と心不全が増悪し手術目的で紹介となった.大動脈弁狭窄症も併存したので,僧帽弁形成術と大動脈弁置換術を行った.術後経過は良好で,腎機能も改善し,術後14日目に前医へ転院となった.器質性MRにMitraClipを...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • 両心室内血栓を合併した心筋梗塞患者に対して血栓除去術・冠動脈バイパス術を施行した1例

    判治 永律香, 川崎 宗泰, 片柳 智之, 德弘 圭一, 藤井 毅郎 日本心臓血管外科学会雑誌 52 (6), 427-430, 2023-11-15

    ...<p>症例は48歳男性で,近医にて心不全の加療中に心臓超音波検査で両心室に血栓を認めた.内科的治療で心不全は軽快したが,血栓は抗凝固療法で消失しなかったため,精査・加療目的に当院へ紹介となった.冠動脈造影検査を施行したところ,#2-3 50%,#5 50%,#6 100%,#11 75%狭窄であった.心臓超音波検査では左室駆出率31%,びまん性の壁運動低下を認め,陳旧性心筋梗塞の所見であった.左心室内血栓...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献7件

  • 冠静脈洞開口部狭窄を合併した僧帽弁閉鎖不全症,大動脈弁閉鎖不全症に対する1手術例

    榊原 聡, 山内 孝, 勝谷 礼子 日本心臓血管外科学会雑誌 52 (6), 417-421, 2023-11-15

    ...<p>症例は58歳男性.2カ月ほど前より動悸,労作時呼吸困難が出現し近医受診.精査の結果心不全を疑われたため,精査加療目的に当院紹介受診され,僧帽弁閉鎖不全症,大動脈弁閉鎖不全症の診断となった.心電図非同期の術前胸部CTにて冠静脈洞開口部が狭小であり,同期CTにて精査すると冠静脈は通常の右房開口部で4.1 mm,また右房に2カ所(2.0 mm,2.3 mm)と右室に1カ所(1.5 mm)開口している...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • 高齢心不全患者に対する運動療法は運動耐容能と下肢筋力の改善に有効である

    桑原 大輔, 梅原 拓也, 岡田 泰河, 木藤 伸宏 理学療法学 50 (5), 186-194, 2023-10-20

    ...<p>【目的】これまでに,高齢心不全患者の運動耐容能と下肢筋力の改善に適した運動療法について知見は乏しい。本研究の目的は,高齢心不全患者に対する運動療法が運動耐容能と下肢筋力の改善に有効か検証することとした。【方法】本研究のデザインは,システマティックレビューとメタアナリシスとした。...

    DOI

  • 心血管疾患とフレイル

    足立 拓史 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 60 (10), 849-856, 2023-10-18

    ...<p>身体的フレイルは心血管疾患,特に心不全を有する高齢者において高率に併存し,QOLや予後と強く関連する.フレイルと心血管疾患の病態には相互関連性が示唆されており,フレイル対策はQOL向上や介護予防に留まらず,疾病の重症化予防にも寄与する可能性がある.サルコペニアは身体的フレイルの中核となる因子であるが,心不全の病態コントロールが不良な症例では二次性サルコペニアを想定した包括的心臓リハビリテーション...

    DOI Web Site 参考文献44件

  • 心臓サルコイドーシスにおける診療の現状と課題

    桑原 宏一郎 The Japanese Journal of Sarcoidosis and Other Granulomatous Disorders 43 (1_2), 22-25, 2023-10-01

    ...<p>心臓サルコイドーシスは,サルコイドーシスにおいてその予後を規定する重要な因子である.その診断に関しては,近年の診断指針の策定や画像診断技術の進歩などにより,より早期に診断がなされるようになってきている.治療についても,ステロイドを中心とした免疫抑制療法に加え,心不全や不整脈に対する薬物・非薬物療法の進歩が認められ,その予後は以前に比し改善してきているものと思われる.一方でいまだ重症不整脈や心不全...

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 心臓サルコイドーシスの重症心不全に対する心臓再同期療法(CRT)の有用性

    石橋 耕平 The Japanese Journal of Sarcoidosis and Other Granulomatous Disorders 43 (1_2), 101-103, 2023-10-01

    ...<p>心臓サルコイドーシス(CS)は予後不良で,免疫抑制治療が治療の中心だったが不十分にて,様々な薬物/非薬物治療が登場した.心臓再同期療法(CRT)は心不全の標準治療だが,CSの十分な報告はない.CRTは炎症の影響を受けるとされるが,過去の報告の多くはステロイド使用率が低く症例数も少ない.我々はCRTに関して全国調査データにて検討し(CRTに影響する性差も考慮),CS 430例中CRTは73例(女性...

    DOI Web Site 参考文献20件

  • 心臓サルコイドーシスに対する免疫抑制療法の現状と将来展望

    永井 利幸 The Japanese Journal of Sarcoidosis and Other Granulomatous Disorders 43 (1_2), 48-52, 2023-10-01

    ...<p>心臓サルコイドーシス(心サ症)に対する治療の基本は,免疫抑制療法による心筋組織炎症の抑制であり,本邦では,保険適用を有するステロイド薬を第一選択として用いる.しかしながら,免疫抑制療法の施行下にもかかわらず,進行性の心機能低下,致死性不整脈,心不全増悪あるいは18F-fluorodeoxyglucose positron emission tomography(FDG PET)における心筋炎症所見...

    DOI Web Site 参考文献13件

  • 心サルコイドーシスによる重症心不全に対する治療戦略

    中村 牧子 The Japanese Journal of Sarcoidosis and Other Granulomatous Disorders 43 (1_2), 39-43, 2023-10-01

    ...<p>心サルコイドーシスによる重症心不全では,低用量のステロイドで活動性が制御され,他臓器病変が長期予後を規定しない例は,心臓移植の適応となる場合がある.しかしわが国における心臓移植の待機期間は年々長期化し現在約5年であり,現実的には植込型補助人工心臓(LVAD)治療を経ての移植となる.米国ではLVAD/心移植を受けた心サルコイドーシス患者の予後は,非サルコイドーシス例と同等であったと報告されている...

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  • Daptomycinの非感性化が認められたMRSA菌血症の 1 例

    大谷津 翔, 菊池 健太郎, 成山 倫之, 藤岡 ひかり, 内田 大介, 幸山 正 日本病院総合診療医学会雑誌 19 (5), 316-321, 2023-09-30

    ...転倒後に発熱し受診,肺炎と心不全の疑いで入院となった。第 6 病日に中心静脈カテーテル(central venous catheter: CVC)を留置し中心静脈栄養を開始した。第 13 病日に発熱し, 抜去したカテーテルと血液からMRSAを検出し,daptomycin(DAP)に対するMICが 0.25μg/mL 以下であったためDAP投与を開始した。...

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  • 混合性結合組織病経過中に麻痺性イレウスと消化管穿孔を伴わないFree Airと腹水を認めた1手術例

    黒川 友博, 八木 隆太, 川﨑 一生, 黒川 友晴, 黒崎 哲也 日本腹部救急医学会雑誌 43 (6), 969-972, 2023-09-30

    ...心不全が疑われ胸部X線を撮影されたところ,free airを認め手術目的に紹介となった。身体所見は腹部膨満と軽度の圧痛のみで,WBC 2,700/μL,CRP 0.04mg/dLと炎症所見もなかったが,ステロイド長期投与後,免疫抑制剤で加療中であり,free airと腹水を認めたため,手術方針となった。全腸管の観察のため開腹し,中等量漿液性の腹水を認めたが,明らかな穿孔部は認められなかった。...

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  • 生体電気インピーダンス分析を用いて廃用性浮腫の特徴を知る

    時岡 浩二, 河村 浩平, 難波 悠介, 吉田 遥, 宮木 亮輔, 植木 悠太, 松尾 直朗, 斎藤 映介, 大江 透, 河合 勇介 日本フットケア・足病医学会誌 4 (3), 160-164, 2023-09-30

    ...), 心不全 (48名), 薬剤性浮腫 (16名) の患者にBIAを行い,body mass index, 体脂肪量,筋肉量, 体脂肪率,細胞外水分比を測定した....

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  • Fallot四徴症に対する右室流出路ステント留置術により高度三尖弁逆流を生じた2症例

    小林 加奈, 浅野 貴裕, 藤岡 奈加子, 加藤 真奈美, 梶浦 貴裕, 三谷 真由 Cardiovascular Anesthesia 27 (1), 67-72, 2023-09-01

    ...今回,右室流出路ステント留置術により高度三尖弁逆流を生じ,右心不全となった2症例を経験した。右室流出路ステント留置術では麻酔導入時やカテーテル操作時の無酸素発作,ステント留置後の肺血流増加により血圧低下をきたす場合がある。今回の2症例は三尖弁へのステントの干渉やカテーテル手技に伴った三尖弁損傷から高度の三尖弁逆流が生じ,血圧低下をきたした。...

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  • 腸内細菌叢と循環器疾患―創薬の可能性と課題への洞察―

    澤野 達哉, 今村 武史, 三明 淳一朗 日本薬理学雑誌 158 (5), 368-373, 2023-09-01

    ...腸内細菌由来物質として短鎖脂肪酸やトリメチルアミン-N-オキシド,リポポリサッカライドなどの産生に変化が生じ,心血管疾患発症の一因となることが報告されている.創薬において,腸内細菌をはじめとする腸と心臓の関連に着目することは,心血管疾患の予防と治療への有望なアプローチである.しかし,このアプローチを効果的な治療法に転換するために克服しなければならない課題に直面している.本稿では,アテローム性動脈硬化や心不全...

    DOI Web Site 参考文献66件

  • 肝転移を伴う直腸癌の術前に<i>Fusobacterium</i>敗血症を来し肝膿瘍を合併した1例

    小塩 英典, 岩田 至紀, 末次 智成, 田中 秀治, 渡邉 卓, 前田 健一, 小森 充嗣, 田中 千弘, 長尾 成敏, 河合 雅彦, 片山 雅貴 日本消化器外科学会雑誌 56 (9), 511-517, 2023-09-01

    ...<p>症例は67歳の男性で,血便を主訴に近医を受診した.貧血の進行を認め当院紹介となり,当院精査で切除可能肝転移を伴う直腸癌と診断した.手術待機中に発熱を認め,敗血症の診断で緊急入院となった.第3病日に敗血症の悪化を認め心不全・呼吸不全となり,人工呼吸器管理による集中治療を要した.第6病日の造影CTで,1~2 cm大の多発肝膿瘍を認め,血液培養からは<i>Fusobacterium</i> spp....

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  • KCNH2遺伝子にde novo新規ナンセンス変異(c.1490G>A, p.Trp497Ter)を認めたQT延長症候群の1症例

    日高 玲奈, 末廣 寛, 児玉 雅季, 福田 昌和, 國宗 勇希, 岡山 直子, 中原 由紀子, 西岡 光昭, 小林 茂樹, 矢野 雅文, 山﨑 隆弘 山口医学 72 (3), 111-122, 2023-09-01

    <p> 先天性QT延長症候群は,心筋細胞のイオンチャネルをコードする遺伝子の異常により,心電図のQT間隔が延長し,ときに致死性不整脈を起こす疾患である.今回,Potassium voltage-gated channel subfamily H member 2(KCNH2)遺伝子のde novo新規ナンセンス変異を認めた先天性QT延長症候群2型(long QT syndrome type …

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  • ピルシカイニド血中濃度の軽度高値により重篤な副作用が出現した2症例

    種田 靖久, 田中 裕也, 松岡 知子, 吉村 知哲 日本臨床救急医学会雑誌 26 (4), 532-537, 2023-08-31

    ...既往に心不全,狭心症,末期腎不全あり。原因不明の意識レベル低下にて来院。PIL血中濃度は1.56μg/mL。頭蓋内病変などは否定され,PIL中毒による房室ブロックを契機とした意識レベル低下と診断。症例2は86歳,女性。既往に心筋梗塞,慢性腎臓病あり。倦怠感,徐脈あり来院。PIL血中濃度は1.31μg/mL。翌日には徐脈改善し薬剤性洞不全症候群と診断。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 18トリソミー:肺生検組織所見を中心に

    田原 昌博 Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery 39 (2), 51-61, 2023-08-01

    ...<p>18トリソミーは頻度の高い染色体異常症候群であり,約90%に先天性心疾患を合併する.心疾患の多くは肺血流増加型心疾患であり,心不全や肺高血圧関連のエピソードで亡くなることも多いが,積極的治療により生命予後が改善するという報告が増えている.18トリソミーの肺組織は,肺高血圧に対する肺小動脈の中膜肥厚が軽度という特徴があり,肺小動脈中膜形成不全,肺小動脈低形成などの所見を認めることが比較的多い.これらに...

    DOI Web Site 参考文献71件

  • スルホニル尿素薬の誤飲による重症低血糖を繰り返した高齢者の1例

    山﨑 有菜, 今薗 直博, 岩野 文音, 岸川 まり子, 井上 瑛, 森 仁恵, 武市 幸奈, 小島 基靖, 安西 慶三 日本老年医学会雑誌 60 (3), 294-300, 2023-07-25

    ...<p>症例は81歳男性.慢性心不全,てんかんにて近医で内服加療されていた.糖尿病,肝硬変の指摘はなく,胃の手術歴はなかった.昼食後より気分不良があり,夕食後より呂律不良で,意識障害があり,当院へ救急搬送となった.血糖値6 mg/dLであり,ブドウ糖投与で意識レベルは改善したが,低血糖は遷延した.低血糖時のIRI 14.4 μU/mL,CPR 5.3 ng/mLと高値であったが,48時間絶食試験で低血糖...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献5件

  • 腎機能障害を伴う高齢末期心不全患者の呼吸困難をオキシコドン高用量とミダゾラムで緩和した1症例

    小西 治子, 長澤 陽子, 松井 仁美, 眞野 暁子, 齊藤 英一 日本老年医学会雑誌 60 (3), 301-306, 2023-07-25

    ...<b>症例:</b>91歳,女性,7年前から重症大動脈弁狭窄症を原因とする心不全の治療を受けていた.今回完全房室ブロックを契機とする慢性心不全の急性増悪のため,1年で2回目の入院となった.ペースメーカーの留置,酸素投与,ドブタミンの投与を受けたが呼吸困難は続いた.腎機能障害があり,呼吸困難をオキシコドン持続皮下注7.2 mg/日で緩和した.その後も心不全の再増悪による呼吸困難の増強に応じて,オキシコドン...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献13件

  • 肺動脈瘤による肺動脈閉鎖不全を契機に発症した心不全に対し手術介入した高齢女性の1例

    大村 篤史, 溝口 和博, 安 健太, 畑田 充俊, 中尾 佳永, 吉田 和則 日本心臓血管外科学会雑誌 52 (4), 259-264, 2023-07-15

    ...<p>症例は88歳女性.肺動脈の拡張,肺動脈高血圧,肺動脈弁逆流に対し当院で外来経過観察されていた.労作時の呼吸苦,下腿浮腫の増悪を認め,精査加療目的で入院となった.肺動脈は経時的に拡大し肺動脈幹部で55 mmとなった.右心カテーテル検査で平均肺動脈圧は39 mmHgと上昇を認め,高度肺動脈弁逆流症を認めた.肺動脈瘤は拡大傾向 (約3 mm/year) であり,心不全の増悪から手術適応とした.手術は...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献21件

  • 右側心膜欠損症との関連が示唆された重症三尖弁閉鎖不全症の1例

    横田 敦子, 谷口 智明, 櫻原 大智, 西村 征憲, 矢野 光洋 日本心臓血管外科学会雑誌 52 (4), 244-248, 2023-07-15

    ...われわれは,重症三尖弁閉鎖不全症に対する開心術時に右側心膜欠損症合併が判明した1例を経験したので報告する.症例は79歳,男性.12年前に持続性心房細動の診断で抗凝固療法が開始された.2年前より労作時息切れおよび両側下腿浮腫が出現し,利尿剤内服が開始されるも増悪傾向であり,精査加療目的で当院紹介となった.精査の結果,著明な右心系の拡大に伴う重症三尖弁閉鎖不全症,中等症僧帽弁閉鎖不全症,永続性心房細動による心不全...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • TAVI, PTMC後の狭小弁輪を伴う僧帽弁狭窄症に対し,Bio-chimney法が有用であった1例

    奈良 努, 高木 秀暢, 西田 真由, 森 光晴, 橋詰 賢一 日本心臓血管外科学会雑誌 52 (4), 235-238, 2023-07-15

    ...<p>75歳女性.6年前にSevere MS, ASによる心不全に対し,ITPとうつ病,アルツハイマー型認知症の既往を考慮して外科的手術は施行せず,PTMC, TAVIが施行された.3カ月前からMS再増悪による心不全を認め,カテーテル治療困難のため,外科的手術を行う方針となった.術前精査で狭小僧帽弁輪であることが判明したが,通常の弁置換術ではTAVI弁と干渉する恐れがあったため,生体弁付きグラフトを...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献7件

  • 血縁者間HLA不適合造血幹細胞移植関連血栓性微小血管症に対する血漿交換療法

    北川 順一, 福永 景子, 大島 有美, 木下 聖次郎, 渡邉 宜典, 臼田 直美, 笠原 千嗣, 池本 純子, 池亀 和博 日本輸血細胞治療学会誌 69 (3), 411-417, 2023-06-26

    ...【結果】年齢中央値は36歳.非寛解期21例,両方のHLAハプロタイプが異なる移植4例.移植回数2回目10例,3回目以上9例.GVHD予防はタクロリムス+メチルプレドニゾロンを用いた.PEは15例(68.2%)において有効で,有効例ではTA-TMA発症からPE開始までの期間がやや短かった.PE中に3例で心不全徴候を認めたが可逆性であった.同種移植後100日生存率は50.0%,1年生存率は9.1%であった...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献17件

  • 多発性単神経炎と心不全を呈した好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)患者の事例報告

    大塚 りさ, 上村 智子, 村井 貴, 藤原 舜也 作業療法 42 (3), 377-382, 2023-06-15

    ...<p>筆者らは,好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)による両側腓骨神経麻痺,左正中神経麻痺,心不全を発症し,発症4ヵ月後にADL自立で退院した事例を経験した.OTでは上肢機能訓練,心理的支援,心不全教育,運動耐容能に応じたADL/IADL,外傷・転倒等のリスク管理を指導した.その結果EGPA患者へのOTにおいて,病勢や患者の状態の理解,併存する症状や心理面への考慮,回復に応じた介入内容と負荷量の...

    DOI Web Site 医中誌

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