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検索結果 34,869 件

  • U–Th年代測定法の原理と近年の研究例

    平林 頌子, 阿瀬 貴博, 横山 祐典 RADIOISOTOPES 73 (2), 173-185, 2024-07-15

    ...本稿では,炭酸試料(サンゴ骨格・鍾乳石)を用いた年代測定に関して,これまでのウラン系列核種年代測定の原理,測定法の変遷および最近の研究例を紹介する。</p>...

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  • 血清除タンパク処理法7種類の性能比較

    岡田 光貴, 天田 実玖, 柏原 紗季, 葛城 古都, 堂前 美晴, 森脇 柾, 山内 涼平, 吉田 純 医学検査 73 (2), 242-250, 2024-04-25

    ...飽和硫酸アンモニウム(AS),アセトン,アセトニトリル,10%トリクロロ酢酸(TCA),1N過素酸,10%スルホサリチル酸,10%タングステン酸ナトリウム・2/3N硫酸(TGA)から1種類を血清に等量添加することで,除タンパク処理を実施した。その後,血清の外観・色度,Lowry法,電気泳動,高速液体クロマトグラフィー(HPLC)分析,生化学自動分析といった5手法の除タンパク性能を評価した。...

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  • オホーツク海の海氷と潮汐を介した物質輸送モデリング研究

    中野渡, 拓也, 中村, 知裕, 三寺, 史夫 低温科学 82 103-118, 2024-03-29

    ...北太平洋亜寒帯西部の親潮海域では,春季に植物プランクトンの大規模なブルームが発生し,世界でも有数の海洋一次生産量が高い海域として知られている.この海域は硝酸等の主栄養が枯渇しない高栄養低クロロフィル海域であるため,この高い基礎生産の律速因子として微量金属元素である鉄の影響が注目されている.本報告では,海氷生成や潮汐混合過程等のオホーツク海に特有の物質輸送プロセスを考慮した生物地球化学数値シミュレーション...

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  • 中学校、高等学校の化学分野において異相形成平衡を理解するためのイオン液体生成を用いた実験法の開発

    田中 美穂, 山本 雅博, 木本 篤志, 角屋 智史, 町田 信也, 池田 茂, 村上 良, 片桐 幸輔, 外山 真理, 岩月 聡史, 茶山 健二 甲南大学紀要.理工学編 70 (1), 1-14, 2024-03-21

    ...以上、本研究では、分液漏斗内に[BMIm]Cl 水溶液、Li[NTf2]水溶液を加え、難溶性有機であるイオン液体を生成させる実験法を考案した。 ① この実験法では難溶性無機での実験に比べ水とイオン液体の界面を観察することができ、②また振とう機、遠心分離機などを用いることなく、簡便かつ短時間でその定量性を見出す実験を行うことができた。...

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  • 定年退職の方々を送る

    飯野, 雄一, 濡木, 理, 谷, 光彦, 小澤, 岳昌, 須藤, 靖, 吉田, 直紀, 舘野, 正樹, 種子田, 春彦, 程, 久美子, 黒田, 真也, 樋口, 秀男, 岡田, 康志, 星野, 真弘, 今田, 晋亮 東京大学理学系研究科・理学部ニュース 55 (6), 4-10, 2024-03-20

    ...線虫に魅せられて/生物化学科を背負って来た飯野教授へ/「未来の種」/谷光彦先生を送る/宇宙越しに世界を見る/須藤先生と相対論/日光植物園での四半世紀/舘野正樹先生,ありがとうございました。/RNA干渉から創薬へ/程久美子先生を送る/「幼少の思い65まで」/生物の動きを科学しつづけて/研究遍歴:地球から宇宙へ,プラズマの世界/星野真弘先生の背中を追いかけて...

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  • 高校生の疑問「pH が 0 より小さい酸の水溶液」に 注目した授業実践

    秋津 貴城, 松岡 雅忠, 川端 涼太 東京理科大学教職教育研究 (9) 57-68, 2024-03-15

    ...高等学校の化学では、「酸と基の反応」の単元で、酸や基の強弱と電離度の大小、pH と水素 イオン濃度や水の解離との関係を学習する。化学基礎の教科書では、室温での水のイオン積から出発して、 主に水溶液中の水素イオン濃度の指数(10-n mol/L)で説明されている。...

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  • 部分加水分解した羊毛繊維のtrans-2-ノネナールに対する消臭性

    小原 奈津子 繊維製品消費科学 65 (2), 112-118, 2024-02-27

    .../l 酸で部分加水分解し含水した羊毛の消臭性能はノネナールの高濃度雰囲気下での消臭試験を20 回繰り返しても低下しなかった.消臭試験でのノネナールの減少量は,試験後の処理羊毛繊維に吸着したノネナール量と等しかったことから,ノネナールは化学結合を形成せずに繊維に吸着すると考えられる.ノネナールの処理羊毛繊維への吸着は物理吸着に加え,繊維基質とノネナールの間での静電引力に起因すると推測された....

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  • 技術が拓く湖沼微生物生態学の最前線

    岡崎 友輔 陸水学雑誌 85 (1), 1-24, 2024-02-25

    ...基配列データの充実にともない,そこから得られる情報を相補したり,仮説を検証したりする手段としてFluorescent <i>in situ</i> hybridization等に代表される顕微鏡観察による細胞の現存量カウントや,難培養微生物単離への挑戦の重要性も,むしろ高まっている。...

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  • プラスチック抗体への挑戦

    星野 友 Drug Delivery System 39 (1), 42-52, 2024-01-25

    ...本稿では、酵素や熱・酸・基に耐性があり、かつ安価なアクリルアミド誘導体を主原料としたプラスチック抗体の実現に向けた試みを紹介する。...

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  • 樹脂の還元作用を利用した樹脂内への金属ナノ粒子の埋め込み

    酒井 俊郎, 渡邉 崇久, 徳田 将宗 色材協会誌 97 (1), 5-11, 2024-01-20

    ...その結果,2級アミンを含むナイロン66やポリウレタンを金属水溶液に浸漬して加熱すると,樹脂内に金属ナノ粒子が形成されて,埋め込まれることが明らかとなった。また,金属エタノール溶液にナイロン66やポリウレタンを浸漬して加熱すると,樹脂内での金属ナノ粒子の形成・埋め込みが促進されることがわかった。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献34件

  • <i>N</i>, <i>N</i>-ジメチルアルキルアミンを用いた銀ナノワイヤの新規調製法

    松根 英樹, 上野 佑貴, 若松 寿紀, 藤本 優陽, 盛 弘一郎, 山本 剛, 岸田 昌浩 化学工学論文集 50 (1), 27-34, 2024-01-20

    ...<p>本報では銀ナノワイヤ(AgNW)の新規化学合成法について報告する.銀源に化銀(AgCl)および保護剤に <i>N</i>, <i>N</i>-ジメチルドデシルアミン(C<sub>12</sub>H<sub>25</sub>NMe<sub>2</sub>·HCl)を用いて,両者を <i>N</i>, <i>N</i>...

    DOI Web Site 参考文献15件

  • Crigler-Najjar症候群II型を合併した肺癌の一手術例

    星島 一允, 高森 聡, 鈴木 潤, 渡辺 光, 佐藤 開仁, 野 知志 日本呼吸器外科学会雑誌 38 (1), 45-49, 2024-01-15

    ...気管支鏡検査で腺癌と診断され当科に紹介された.生下時より原因不明の体質性黄疸を認めており,精査にてCrigler-Najjar症候群II型と診断された.極めて稀な疾患であり,他科合同で周術期管理について検討し手術可能と判断した.全身麻酔下,硬膜外麻酔併用で胸腔鏡下右中葉切除術およびND2a-2リンパ節郭清を施行した.術後経過は良好で,術後1日目に胸腔ドレーンを抜去し,術後4日目に経過良好で退院した.術後補助化学療法...

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 動的ネットワーク形成コアセルベートへのタンパク質内包挙動

    奥野 陽太, 岩﨑 泰彦 ネットワークポリマー論文集 45 (1), 24-34, 2024-01-10

    ...特にイオン性高分子によって形成されるコアセルベートをタンパク質送達システム等へ応用するに当たっては,に対する脆弱性が最大の課題となる。本稿では,人工高分子を用いて作製されるコアセルベートのダイナミクスについて触れ,タンパク質内包基材として用いるために,耐性を付与するべく行われている近年の研究を紹介する。</p>...

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  • 酸化グラフェン被覆膜を利用する金蒸着ガラス棒SPRセンサーによるカフェインの高感度検出

    勝, 吉留 俊史 分析化学 73 (1.2), 23-29, 2024-01-05

    <p>側面に金を蒸着した直径2 mmの石英ガラス棒によるシンプルな構造を持ったSPRセンサーにおいて,その表面を酸化グラフェン層で被覆したセンサーの応答特性について研究を行った.エタノール水溶液による評価では無修飾よりも少し感度が向上する結果が得られた.これに対しカフェイン水溶液については大幅に感度が向上し,無修飾のセンサーでは測定が不可能な低濃度のカフェイン水溶液の測定に成功した.また,被覆回…

    DOI Web Site 参考文献32件

  • 漂白剤のエネルギー需要とカーボンフットプリント

    アレクシス メテース, 蘇 涛, 坂本 沙織, 疋田 清光 紙パ技協誌 78 (1), 40-44, 2024

    ...本稿では,まず,化学パルプの漂白に関与する主要な化学薬品の製造におけるエネルギー需要(酸素,オゾン,二酸化素,過酸化水素)と必要な化学物質の前駆体について検討する。その後,異なる国の電力グリッドの影響を考慮して,カーボンフットプリントを評価し,パルプ製造業者および地域の規制当局の支援に寄与することを目指す。...

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  • 目次/ミニ特集にあたって/表紙の説明

    ファルマシア 60 (4), 264-265, 2024

    ...ミニ特集:プロセス化学の最前線<br>ミニ特集にあたって:プロセス化学は,品質の良い医薬品を迅速に患者さんのもとへ届けるために経済性と効率性を極限まで磨き上げる有機合成化学である.2002年に入先生,富岡先生を中心に日本プロセス化学会が発足し,我が国でも従来に比べて企業間や企業とアカデミアの情報交換が活発に行われるようになってきた.近年,医薬品の薬効成分の多様性と複雑性が拡大しており,プロセス化学研究...

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  • 令和5年9月,11月承認分

    新薬紹介委員会 ファルマシア 60 (4), 326-327, 2024

    ...本稿では既に「承認薬の一覧」に掲載された新有効成分含有医薬品など新規性の高い医薬品について,各販売会社から提供していただいた情報を一般名,市販製剤名,販売会社名,有効成分または本質および化学構造,効能・効果を一覧として掲載しています.<br>今回は,59巻12号,60巻2号「承認薬の一覧」に掲載した当該医薬品について,表解しています....

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  • アルデヒドと遷移金属触媒を用いたジベンゾチオフェンの酸素酸化

    村田 聡, 鈴村 未佳, 中山 翔世, 森下 優, 名村 信吾, 畠山 賢彦, 砂田 聡 Journal of the Japan Petroleum Institute 67 (1), 15-23, 2024-01-01

    ...回分反応では,マンガンおよびコバルトを触媒とし,主として反応溶媒および含窒素化合物の添加効果について検討を行った。反応溶媒となる炭化水素の構造は反応速度に大きく影響し,特にテトラリンのような引き抜かれやすい水素を有する溶媒中では反応は阻害された。含窒素化合物のうち,五員環構造を持つピロール類は触媒毒として機能し,反応は阻害された。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献24件

  • 令和5年9月承認分

    新薬紹介委員会 ファルマシア 60 (2), 139-141, 2024

    ...本稿では既に「承認薬の一覧」に掲載された新有効成分含有医薬品など新規性の高い医薬品について,各販売会社から提供していただいた情報を一般名,市販製剤名,販売会社名,有効成分または本質および化学構造,効能・効果を一覧として掲載しています.<br>今回は,59巻12号「承認薬の一覧」に掲載した当該医薬品について,表解しています....

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  • 海岸林植栽基盤における土壌特性の空間変動解析―仙台平野の海岸林を対象として―

    梶原 拓人, 川東 正幸 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 212-, 2024

    ...</p><p><b>3.結果</b></p><p> 毎木調査の結果,4箇所の方形区は同一植栽年度であるにも関わらずクロマツの生育状況に大きな差がみられた.多地点土壌観測の結果,4箇所の方形区は土壌物理性・化学性ともに全く異なる様相を示した.クロマツの生育が不良であったNo.4-1,No.4-2は固結層の形成,高い含水率,低いpH,高いECを示したほか,同じ方形区内においても不均一な土壌環境を示し,各土壌特性...

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  • 変異RNA特異的に遺伝子発現を抑制するデオキシリボザイムの創薬研究

    千葉 幸介 ファルマシア 60 (1), 61-61, 2024

    ...(SNPs)選択的なRNA切断が可能になると期待されている.一方で,ASOやsiRNAのように活性と安定性を高める化学修飾方法が確立されておらず,DNAzymeの創薬応用は進んでいなかった.しかし近年,DNAzymeに適切な化学修飾を導入し,細胞内で明確なRNA切断活性を示すことに成功した事例が相次いで報告された.本稿では,Nguyenらによって報告された化学修飾型DNAzymeの最新研究について紹介...

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  • 高反応性<i>N</i>-アシルイミンを鍵中間体とした多官能メタン類の合成

    岩井 健人 Oleoscience 24 (1), 5-10, 2024

    ...また,本付加反応により得られた<i>N</i>,<i>O</i>-ヘミアセタールを<i>O</i>-アシル化した後に基を作用させると,もう一つの求電子剤である<i>N</i>-アシルイミンが生成する。<i>N</i>-アシルイミンに対しては複素芳香環化合物,アミンや酸アミドを導入することが可能であった。...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 標的選択的なRNA メチル化制御システムの分子デザイン

    今西 未来 日本女性科学者の会学術誌 24 (0), 24-30, 2024

    ...<p>生命活動の設計図としてのゲノム配列の重要性に加えて、基の化学修飾が、遺伝子発現の制御をはじめ様々な生命現象に影響を与えることが明らかになってきた。エピトランスクリプトームと呼ばれるRNAの化学修飾は、ゲノムから転写された情報をいかにタンパク質へと変換するかを決定づける重要な役割を果たす。...

    DOI Web Site 参考文献28件

  • ランニングのすゝめ

    加藤 一生 ファルマシア 60 (1), 58_1-58_1, 2024

    ランニングは健康に良いだけでなく、研究のアイデアを思いつく良い機会でもある。中年太りや良いアイデアが思い浮かばずに悩んでいる方に、是非ランニングをすすめたい。

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  • カッコウアザミ属植物(<i>Ageratum</i> spp.)による牛の植物中毒事例

    大鹿 有加, 山口 貴一, 岩元 伸一郎, 池田 省吾, 上垣 隆一 日本獣医師会雑誌 77 (3), e33-e38, 2024

    ...<p>鹿児島県奄美群島の黒毛和種繁殖農家で,繁殖雌牛3頭が食欲不振,起立不能,出血傾向を呈し,死亡した.死亡牛及び同居牛の血清生化学的検査所見では,強い肝機能障害が示唆された.直前に給与された飼料には多数のカッコウアザミ属植物が混入しており,残余飼料,圃場植物及び死亡牛の糞便から,ピロリジジンアルカロイド類(PAs)のリコプサミンが検出された.硝酸中毒等は否定されたことから,本事例をカッコウアザミ...

    DOI Web Site 参考文献12件

  • 特許情報による技術開発経緯の調査 ―害を解決するための電気化学的防食工法―

    伊藤 洋介, 川瀬 翔大 土木学会論文集 80 (3), n/a-, 2024

    ...</p><p> 本研究では,コンクリート分野の問題として害を例に挙げ,害を解決するために用いられる補修工法の一つである電気化学的防食工法を対象に調査を行う.そして,技術変遷を調べる方法の一つとして,特許の引用・被引用関係を用いた手法を提案するとともに,電気化学的防食工法の技術に関する具体的な変遷の一つを明らかにし,新たな技術開発の着想を得るための基礎データとする.</p>...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • <i>KIT</i>遺伝子変異(Asp419del)が検出された斑状丘疹状肥満細胞症の1例

    深浦 彰子, 沼田 貴史, 千代反田 雅子, 前田 龍郎, 江草 智津, 伊藤 友章, 原田 和俊, 大久保 ゆかり アレルギー 73 (2), 189-195, 2024

    ...<p>2歳男児.生後6カ月頃より顔面を除く全身に2cm大までの茶褐色斑と結節が左右非対称に多発した.瘙痒(+),Darier徴候(+).病理では,H-E染色で細胞質が淡い両染性で大型の核を有する類円形細胞がみられ,c-kit染色が陽性であった.血液生化学検査と画像検査で異常所見はなかった.遺伝子解析で<i>KIT</i>遺伝子のexon8領域でAsp419delの変異が検出された.以上より,斑状丘疹状肥満細胞症...

    DOI PubMed

  • AI との対話を通した化学分野の学習ゲームの立案とそれを基にしたゲーム開発

    伊藤 賢一, 粟飯原 萌, 岡田 真紀, 五味 悠一郎, 早川 麻美子 日本デジタルゲーム学会 年次大会 予稿集 14 (0), 226-229, 2024

    ...今回我々は,AI との対話通じて化学分野の学習ゲームを立案し,得られた案を基に理工系の学生らと共に酸基中和反応の理解につながるカードゲームを開発したので,その詳細について報告する。本研究を通して AI との共同による開発プロセスが確立できれば,学校教育等における教育・学習ゲームの普及促進に資すると考えられる。...

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  • 蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)現象を利用した高感度<i>in situ</i> hybridization

    石塚 匠, Choijookhuu Narantsog, 柴田 恭明, 小路 武彦, 菱川 善隆 顕微鏡 58 (3), 117-122, 2023-12-30

    ...<p>代表的な組織学的手法の一つである<i>in situ</i> hybridization法(ISH)は,組織切片上で特異的な基配列を有する核酸分子を視覚化し,「本来存在する場所(<i>in situ</i>)」で検出する方法である.ISHは多様な細胞により構成されている組織内で特定の遺伝子を同定するための方法論として,分子機構の解明や疾患の病態解明に貢献している.一方で,プローブや標識の種類...

    DOI Web Site 医中誌

  • 液体洗剤におけるα-スルホ脂肪酸エステル(MES)の洗浄特性

    森垣 篤典 Colloid & Interface Communications 48 (4), 49-51, 2023-12-10

    <p>MESは衣料用粉末洗剤に用いられており、皮脂に対する高い洗浄力、耐硬水性、良好な生分解性など様々な特性を有することが知られている。しかし、MESはクラフト温度が高く低温で析出するなど液体洗剤への展開には制限があり、液体洗剤を想定した条件下において、その特性は十分に理解されていなかった。近年、SDG’sの観点からMESの液体洗剤への展開が求められており、今回、中性条件下、皮脂に対して高い洗浄…

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  • 糖類・糖アルコール類が非加熱食肉製品(ラックスハム)の湿漬過程で果たす役割について

    矢島 絢介, 川端 庸平, 長谷川 靖洋, 前田 尚之, 岩崎 智仁 日本畜産学会報 94 (4), 433-440, 2023-11-25

    ...<p>グルコース,ソルビトールは漬剤として日本の非加熱食肉製品製造に使用される.しかし,これらを製品製造時に添加する理由は明確ではない.本研究は,これらの糖類を用いて作られた非加熱食肉製品について製造途中での組織化学的観察ならびに熱分析などを行い,その添加効果についての理解を深め,最終製品の品質の管理に利用することを目的に実施した.15%(w/w)食を使用し,15%(w/w)グルコース,あるいは...

    DOI Web Site 参考文献16件

  • 原子核乳剤フィルムの現像時に生じる表面銀粒子の化学的溶解除去

    久下 謙一, 早川 大樹, 有賀 昭貴, 奥井 一暁, 奥村 虎之介, 金井 巧, 三浦 真登, 野中 元哉, 藤森 春陽, 宮本 隼 日本写真学会誌 86 (4), 397-402, 2023-11-20

    ...銀粒子を覆い隠 すという問題がある.この表面銀粒子を,疎水性のヨウ素蒸気に曝露してヨウ化銀とし,その後定着することで除去する 方法を開発した.表面にある銀粒子はこの処理でヨウ化銀となるが,親水性の乳剤膜内にはヨウ素分子は浸透できず,飛 跡を作る現像銀粒子はそのまま残され,表面に顔を出した飛跡の端の銀粒子のみがヨウ化銀となった.これらのヨウ化銀 粒子は定着処理で除去された.原子核乾板特有の表面銀粒子を化学的...

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  • 潜熱蓄熱材Na<sub>2</sub>HPO<sub>4</sub>·12H<sub>2</sub>Oの核化促進におよぼす添加剤の陽イオン効果

    渡邉 裕之, 平沢 泉 化学工学論文集 49 (6), 175-183, 2023-11-20

    ...とし,添加試薬の陰イオン成分を固定して,炭酸および硫酸の核化促進能力の強さを熱サイクル実験によって調査した.促進能力の強さを過冷却比として定量化し,添加試薬の水への溶解度との関係を調べた結果,12水融液中に沈殿生成して不均質核化を誘発する試薬ではその核化促進能力の強さが溶解度と関係することがわかった.さらに,融液に溶解して生成した陰イオンおよび陽イオンによる核化促進および核化阻害の作用は相加的...

    DOI Web Site 参考文献18件

  • イオン濃度を調整した希釈SOT培地による藍藻 <i>Spirulina platensis</i>の培養

    大平 勇一, 佐藤 正幸, 島津 昌光 化学工学論文集 49 (6), 166-169, 2023-11-20

    ...<p>イオン濃度を調整した希釈SOT培地を用いて藍藻 <i>Spirulina platensis</i>の比増殖速度および最大濃度を実験的に検討した.0.010–1.0倍に希釈したSOT培地に化ナトリウムを添加して培養を行った.化ナトリウムの添加によってイオン濃度を0.26–1.04 kg m<sup>–3</sup>とした培地を用いると <i>S. platensis...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • エチレングリコール非水溶液からのSb-Te系熱電材料の電解作製

    山本 宏明, 林下 朗大, 野﨑 安衣, 森下 政夫 環境技術 52 (6), 305-312, 2023-11-20

    ...エチレングリコール(EG)を溶媒に用いた非水溶液において,p型熱電変換材料であるSb-Te2成分系合金の電析を試みた.電解浴は,溶媒にEG,アンチモンイオン源に化アンチモン(SbCl<sub>3</sub>),テルルイオン源に化テルル(TeCl<sub>4</sub>)を用いて調製した.電解浴中のSbCl<sub>3</sub>とTeCl<sub>4</sub>のモル比および電解電流密度を検討し...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 消化器がん幹細胞に発現するイオン輸送体の同定と新規標的治療の開発

    崎 敦, 工藤 道弘, 竹本 健一, 清水 浩紀, 小菅 敏幸, 大辻 英吾 日本薬理学雑誌 158 (6), 469-474, 2023-11-01

    ...透過性陽イオンチャネルであるTRPV2のがん幹細胞特異的な高発現に着目し,その阻害薬であるトラニラストが,がん幹細胞においてより強い増殖抑制効果を示すことを明らかにした.トラニラストは抗アレルギー薬として,特に外科分野においてはケロイド・肥厚性瘢痕の予防・治療薬として広く臨床で使用されているが,そのがん幹細胞増殖抑制効果を新たに見出し報告した.この結果を受け,進行食道がん患者を対象としたトラニラスト併用化学療法...

    DOI Web Site 参考文献28件

  • アルミナ担持金属ニッケル触媒による2-クロロプロペンからプロピレンへの効果的な脱

    杉山 茂, 日和田 有香, 矢原 稜太, 西村 太一, 霜田 直宏 Journal of the Japan Petroleum Institute 66 (6), 217-222, 2023-11-01

    <p>前報では,アルミナ担持パラジウム触媒による 2-クロロプロペン(2-PEN)の接触還元が348 Kで高い活性を示したことを報告した。しかしこの場合,2-クロロプロパン(2-PAN),プロピレンおよびプロパンが非選択的に生成されたので,実際の社会実装を考えると分離プロセス併設が不可欠となっていた。本研究では,アルミナ担持ニッケル触媒が2-PENのプロピレンへの高選択的変換を達成できることを明…

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件 参考文献7件

  • EU における農業環境事業の概要と生物多様性保全におけるその有効性

    紺野 康夫 帯広畜産大学学術研究報告 44 19-104, 2023-11

    ...第2次世界大戦後に急速に拡がった化学肥料や殺虫剤・枯草剤などの多投入と家畜の多頭飼育は農業の集約化を招き、農村の景観の美しさや生物多様性を喪失させただけでなく、農業起源の深刻な地下水汚染を引き起こした。これが農業にたいする危惧と厳しい世論をまきおこし、EU の共通農業政策(CAP)に対する一大改革であったマクシャリー改革(1992 年)に、現在につらなる農業環境事業が取り入れる圧力となった。...

    DOI 機関リポジトリ

  • エチレンジアミン四酢酸錯体に関する結晶構造研究の補遺

    野口, 大介 JXIV 2023-10-23

    ...エチレンジアミン四酢酸(EDTA)は,ほぼすべての金属イオンとキレートを形成する能力でよく知られた多座配位子である.特にXRD測定法を用いた配位化学の広範な研究により,その構造の多様性が明らかになってきた.ここでは補遺として,ケンブリッジ結晶学データセンター(CCDC)での綿密な調査によって得られたEDTAのおよびキレートの,金属の種類や配位数を含むいくつかのユニークな構造に関する追加的知見を紹介...

    機関リポジトリ HANDLE

  • 超高速グラフェン包接ゼオライト分離膜の省エネ分離への可能性

    金子 克美, 河又 悠真, 古瀬 あゆみ, 大塚 隼人, Kukobat Radovan ゼオライト 40 (4), 153-161, 2023-10-15

    ...酸化グラフェンコロイドでMFIゼオライト微結晶を化アンモニウム存在下で包接後,アルゴン中にて623 Kで処理してG-ゼオライト分離膜材料を得る。G-ゼオライト分離膜材料を925 MPaで圧縮すると,5 mm直径のクラックのない分離膜が得られる。...

    DOI Web Site

  • ウレアーゼ固定化植物由来バイオマスの特性とホルムアルデヒドの間接定量への応用

    宮内 俊幸, 井垣 侑生, 三浦 航輝, 爾見 優子 分析化学 72 (10.11), 449-454, 2023-10-05

    ...ウレアーゼは,ポリアミンを導入した木質系及び草本系バイオマスにウレアーゼを吸着させて調製した.固定化ウレアーゼの活性は,スギ(53.8 U mg<sup>−1</sup>)>イネ(40.4 U mg<sup>−1</sup>)>ケナフ(34.0 U mg<sup>−1</sup>)>ブナ(11.5 U mg<sup>−1</sup>)の順となった.そこで,一定量の尿素に所定量のホルムアルデヒドを加え,酸酸性下...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 24時間閉塞ヒトパッチテストによる安定型次亜素酸ナトリウムの安全性の検証

    Haasbroek Kyle, 廣石 考剛, 八木 雅之, 米井 嘉一 同志社大学ハリス理化学研究報告 64 (3), 112-116, 2023-10

    ...安定型次亜素酸ナトリウム(商品名: Wish-s-SH Plus 220ppm)について、20歳~60歳の健康な男女20名を対象に24時間閉塞によるパッチテストを実施し、製品の安全性を確認した。本試験品は、香粧品の皮膚刺激指数による分類により「安全品」と判定された。 本試験品は手指消毒にも安心して用いられ消毒薬である可能性が示唆された。...

    DOI 機関リポジトリ

  • Transmanubrial osteomuscular sparing approachにおける術後創部合併症

    鈴木 克幸, 遠藤 誠, 中塚 真里那, 野 知志 日本呼吸器外科学会雑誌 37 (6), 575-579, 2023-09-15

    ...<p>Transmanubrial osteomuscular sparing approach(TMA)における術後創部合併症の1例を経験した.症例は48歳男性.右肺尖部肺癌に対し術前導入化学放射線治療後にTMAによる右腕頭静脈合併切除を伴う右上葉切除を施行し,胸骨はワイヤーで固定した.術後の経過は良好で,日常的に肉体労働に従事していた.術後2年9ヵ月にワイヤーの離断が原因と思われる創感染と胸骨骨髄炎...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • 日本総合健診医学会 第51回大会・特別講演2 健診における遺伝子検査

    河島 尚志 総合健診 50 (5), 452-459, 2023-09-10

    ...生化学的に診断されているが、遺伝子検査の意味は家族内での情報共有や、重症度や薬剤の感受性が推察できることにある<i>LDLR</i>や<i>PCSK9 </i>の変異が主な原因である。<i>LDLR</i>と<i>PCSK9 </i>両方の遺伝子変異をもつ患者では、LDL-C値が特に高く、狭心症や心筋梗塞といった冠動脈疾患の頻度が高くなる。...

    DOI Web Site 参考文献9件

  • アミン系二酸化炭素吸収液およびアミン炭酸を用いた発泡プラスチックの開発

    川島 裕貴, 河野 和起 ネットワークポリマー論文集 44 (5), 212-222, 2023-09-10

    ...<p>メタキシレンジアミン(MXDA)は大気中の二酸化炭素を回収可能であり,そのアミン炭酸は水を含まない。そのため,MXDA のアミン炭酸を利用する際に水の副反応の心配がないことが特徴である。本研究では,このMXDA のアミン炭酸を樹脂原料中に分散させ加熱することで,発泡エポキシ樹脂や発泡ポリウレア樹脂が得られることを明らかにした。...

    DOI

  • Ovomucoid固定化3 μmキラルカラムを用いるジルチアゼム原薬および製剤中の光学異性不純物と類縁物質の迅速同時定量

    西 博行, 佐々木 弥亜クリスティーナ, 岩田 海七, 川畑 公平 分析化学 72 (9), 363-368, 2023-09-05

    ...多糖誘導体系やタンパク質固定化キラルカラムが有効である.なかでも水系の移動相で分析可能なオボムコイド(Ovomucoid, OVM)は,ジルチアゼムに加えその合成中間体のキラル分離にも有効であり,近年,高分離性能化を目的に3 μm充てん剤が開発された.本報では,新たに開発されたOVM 3 μmカラムでのジルチアゼムの光学純度測定の高速化・分析の高性能化について検討した.その結果,ACN/酢酸アンモニウム緩衝液...

    DOI Web Site 参考文献17件

  • 天然化合物を基盤とした免疫調節性分子の合成と展開

    藤本 ゆかり, 川 善右, 井貫 晋輔, 相羽 俊彦, 荒井 洋平 有機合成化学協会誌 81 (9), 867-876, 2023-09-01

    <p>In recent years, as the immunomodulatory mechanisms have been greatly elucidated, examples of selective immunomodulatory actions have been found for a wide variety of small-molecule compounds, …

    DOI Web Site 参考文献57件

  • 術前診断可能であったGroove膵癌の1例

    大豆生田 尚彦, 小泉 大, 宮原 悠三, 北林 宏之, 澤 幹雄, 近藤 悟, 兒玉 多曜 膵臓 38 (4), 286-294, 2023-08-31

    ...<p>症例は73歳,女性.肝機能障害と総胆管,肝内胆管拡張を認め,精査加療目的に紹介された.画像検査でGroove領域に漸増性に造影される腫瘤影と,内視鏡的逆行性胆管膵管造影での胆管ブラシ細胞診でClass Vを認めた.腫瘍マーカー高値でもありGroove膵癌と診断した.術前化学療法施行後に幽門輪温存膵頭十二指腸切除術を施行し,病理診断でGroove膵癌と確定診断した.今回,自験例を含む20例のGroove...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 北アルプス東麓の長野県葛温泉水の同位体・化学組成とその湧出機構

    岩竹 要, 二口 克人, 山本 慎介 地下水学会誌 65 (3), 255-266, 2023-08-31

    ...葛温泉は,ナトリウム化物泉とナトリウム炭酸水素泉の中間型であった。トリチウムと水素・酸素安定同位体分析結果から,温泉水は天水起源で少なくとも1980年代後半よりも以前に,周囲の山岳地帯に降った降水と推定した。地下に浸透した水は,鮮新世花崗岩類で加熱され,高瀬川沿いの高透水部から流出していると判断した。</p>...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • タイコグラフィによるショットごとのXFEL sub-10nm集光のビーム径計測

    井 康太, 山田 純平, 伊藤 篤輝, 田中 優人, 大坂 泰斗, 井上 伊知郎, 山口 豪太, 犬伏 雄一, 矢橋 牧名, 山内 和人 精密工学会学術講演会講演論文集 2023A (0), 580-581, 2023-08-31

    <p>我々はXFELにおいて10<sup>22</sup> W/cm<sup>2</sup> 以上の集光強度を達成可能なsub-10 nm集光光学系の性能評価を行うため,タイコグラフィにおけるプローブ-マルチスライス法を開発した.本手法は複数のデフォーカス位置で計測を行うことで,波面収差と照射位置誤差を分離して高い測定精度を達成できる.さらに,ショットごとの評価を目的に特異値分解に基づく計算手法…

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  • 水道における化学物質に関する最近の話題

    小坂 浩司 保健医療科学 72 (3), 203-211, 2023-08-31

    ...<p>水道における化学物質の最近の話題として,ペルフルオロ及びポリフルオロアルキル化合物(PFAS),農薬類,ハロ酢酸を採り上げた.PFASは,2020年にペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びペルフルオロオクタン酸(PFOA)が水質管理目標設定項目に格上げされ,(公社)日本水道協会による水道統計で全国の水道での調査結果が集計されるようになった.しかし,調査地点数は他の項目に比べて少なく,より...

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  • 腸内細菌群集の網羅的代謝機能データベース

    城間 博紹, 山田 拓司 化学 95 (4), 483-489, 2023-08-25

    ...ヒト腸内環境解析は次世代シーケンサーの発展と,腸内環境と疾患の関連性が次々と明らかになるにつれ,技術的にさまざまな広がりを見せている.16S rRNA遺伝子アンプリコン解析のみならず,ショットガンメタゲノム解析による詳細な機能解析により,ヒト腸内細菌が持つ代謝機能についても,定量的に扱うことが可能となってきた.遺伝子機能解析には,基配列やアミノ酸配列に対して行う機能アノテーションが基盤となる.本稿...

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  • 中崎昌雄論叢と辿る写真技術史のパイオニアたち その 2

    高田 俊二 日本写真学会誌 86 (3), 261-269, 2023-08-20

    ...第 1 報で 1839 年を,写真が秘術から科学技術へ転換した年とした.その年,フランス議会のダゲレオタイプの年金支給 法案の審議の中で,物理学者で下院議員の Arago はそれまでの写真技術史を紐解き,Daguerre の発明はゆるぎないもの であり,芸術分野や科学の領域で,その有用性が期待できると報告した.それから約 40 年が経過した写真乾板時代に,オー ストリアの写真化学者 Eder 教授は...

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  • 金属イオンの導入によるナノセルロース紙の熱拡散性制御

    上谷 幸治郎, 宇都 卓也 色材協会誌 96 (7), 228-232, 2023-07-20

    ...<p>ホヤ殻や木粉などのバイオマス原料を化学的に精製し,ナノ解繊処理を施すことで,高結晶性のセルロースナノ繊維(ナノセルロース)が製造される。表面にカルボキシ基を導入したナノセルロースを成膜して自立ペーパーを作り,金属化物の水溶液に浸漬すると,ペーパー中に金属イオンを導入することができる。...

    DOI Web Site 参考文献22件

  • 生物発光式エンドトキシン検出法の開発及び透析液測定への応用

    八幡 悟史, 野田 健一, 下村 亜依, 小田 侑, 荒川 智, 八谷 宏光, 黒田 章夫 分析化学 72 (7.8), 289-298, 2023-07-05

    ...<p>従来のエンドトキシン検出法では,分析時間が長い,感度が不足などの問題点が存在していた.これらを解消すべく,新規な測定原理である生物発光式エンドトキシン検出法を開発した.高輝度ルシフェラーゼを用いた生物発光法とライセート反応を融合して,15分間測定で検出下限: 0.0005 EU mL<sup>−1</sup>を実現した.透析液中化ナトリウム(NaCl)でも感度が減少しない耐性ルシフェラーゼ...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 洗口液の <i>P. gingivalis</i>と <i>C. albicans</i>に対する増殖抑制効果の検討

    佐々木 渓斗 岩手医科大学歯学雑誌 48 (1), 11-20, 2023-06-30

    ...</p><p>これらに対する予防法としては機械的プラークコントロールと化学的プラークコントロールが挙げられるが,化学的プラークコントロールの一つである洗口法は患者が行える代表的なホームケアであり,利用される洗口液は数多く存在する.</p><p>本研究の目的は,<i>P. gingivalis</i> と <i>C. albicans</i> に対する洗口液の有効性を検討することであった....

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  • 海水中の白金族元素に関する研究の現状と今後

    麻彩実, 小畑 元 地球化学 57 (2), 142-150, 2023-06-25

    <p>Platinum group elements have low abundance on the upper crust and are recognized as precious metals. Since their concentrations in the natural water samples are very low, solid analytical methods …

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  • 酸化亜鉛のリン酸処理による新規白色顔料の作製

    斧田 宏明 色材協会誌 96 (6), 199-202, 2023-06-20

    ...<p>酸化亜鉛をリン酸に加え,湯浴中で振とうすることにより,表面をリン酸へと反応させ,光触媒活性を抑制した新規白色顔料の作製を行った。この処理における条件として湯浴の温度,リン酸のpHなどについて検討し,さらに縮合リン酸を用いた作製についても検討した。得られた粉末試料の化学組成,粒子状態,光触媒活性などを評価した。</p>...

    DOI Web Site 参考文献15件

  • カルシウム-化物泉がヒト表皮の遺伝子発現に引き起こす変化

    原口 省吾 日本健康開発雑誌 44 (0), 75-80, 2023-06-14

    ...化物泉では適応症に皮膚乾燥症があげられているが、化物泉とひとまとめにすることなく、今後、カルシウムイオン高濃度含有泉と低濃度含有泉で皮膚乾燥症の症状変化を解析するような研究が実施されると臨床的裏付けがもたらされることが期待できる。</p>...

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  • ACH-ΣとPrismaflexを使用したAN69ST-CHF施行時における回路凝固発生の検討

    清水 弘太, 栗山 直英, 森山 和広, 加藤 政雄, 中村 智之, 原 嘉孝, 幸村 英文, 稲熊 大城, 西田 修 日本急性血液浄化学会雑誌 13 (2), 121-125, 2023-06-01

    ...【方法】AN69ST-CHFを施行した症例を抽出し,ACH-Σ(Σ群)またはPrismaflex(P群)を使用し,ナファモスタットメシル酸の総投与速度が30mg/hr(Σ群では分注投与法,P群ではフィルター前投与法)のものとした。1本のAN69STで22時間以上CHFを行えた場合を目標達成と定義し,目標達成率,凝固箇所について比較した。...

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  • 集中治療室における間欠的透析準備時の配管誤接続

    下村 太郎, 中條 聡, 佐上 善昭 日本急性血液浄化学会雑誌 14 (1), 7-11, 2023-06-01

    ...当院では,過去に治療準備時の配管誤接続が原因で個人用透析装置より水が噴出し,洗浄用の素系薬剤と酸性薬剤の混触によって素ガスが発生する事例が生じた。原因は,ヒューマンエラーがきっかけであったが,個人用透析装置へ個人用水処理装置の排水が逆流するという想定外の機序で生じたものであった。その後,素ガスが発生しないための対策および,素ガスが発生した際に被害を最小限にとどめるための対策を講じた。...

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  • 樹皮の形状及び化学的特性によるイオン吸脱着への影響

    加藤 優空, 戸田 浩人, 崔 東寿 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 541-, 2023-05-30

    ...<p>樹皮は,樹種ごとに形状や表面の化学的特性が様々であり,樹幹流の流量や成分に樹皮表面の凹凸やイオン交換反応などが影響していると考えられる。本研究は,樹皮の凹凸と陽イオン吸脱着の基礎的情報を得ることを目的とした。ミズナラ,スギ,イヌシデ,ケヤキ各3本ずつを対象に凹凸の指標として表面長を測定した。...

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  • 3年間にわたる外生菌根菌の成長菌糸群集モニタリング

    小泉 敬彦, 清水 智史, 井上 みずき, 市橋 泰範, 松尾 歩, 陶山 佳久 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 614-, 2023-05-30

    ...枯死せずに回収された1017の植栽苗について根系からDNAを抽出し, 菌類のrDNA-ITS1領域の基配列をIllumina MiSeq により取得した. 配列相同性97%に基づくクラスタリングにより, 外生菌根菌に属す280 OTUsが検出された....

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  • 大湫神明神社および伊勢神宮のスギ巨木に含まれる硫黄同位体比の変遷

    出 晏弓, 谷川 東子, 平野 恭弘, 中塚 武, 加藤 義和, 石田 卓也, 佐瀬 裕之 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 503-, 2023-05-30

    <p>イオウは産業革命以降、地球の循環量が2倍になった元素として、人間活動の影響を色濃く受けていることが指摘されている。イオウ酸化物が大気汚染の原因物質の1つとして各種生態系に降り注ぐと生態系がダメージを受けることも、数多くの研究が明らかにしている。樹木はイオウを根から、あるいは気孔から吸収する。これまで、樹木の年輪に含まれるイオウ濃度やイオウ安定同位体比の分析に基づき、過去のイオウ沈着量や発生…

    DOI

  • ポリシアル酸/ポリシアル酸転移酵素と精神疾患

    羽根 正弥 Trends in Glycoscience and Glycotechnology 35 (205), J38-J42, 2023-05-25

    ...本稿では、ST8SIA2に見出された様々な一基多型(SNPs)のポリシアル酸の生合成及び機能に与える影響について、培養細胞やマウスを用いた生化学的解析の結果を中心に紹介する。</p>...

    DOI DOI Web Site ほか2件 参考文献38件

  • チーズホエイと醤油用酵母の使用が鶏肉発酵調味料の品質特性に与える影響

    舩津 保浩, 西岡 優菜, 前田 尚之, 田中 彰, 吉川 修司, 早坂 浩史, 栃原 孝志, 竹田 保之 日本畜産学会報 94 (2), 219-229, 2023-05-25

    ...<p>鶏挽肉に食,米麹,水および酵素剤を混合後,加熱タイプと非加熱タイプ(UCW)のチーズホエイ(CW)と醤油用酵母(SSY)接種の有無が異なる計8 種類のもろみを調製し,35°Cで24 週間発酵させた.発酵中のもろみと火入れ・ろ過後の最終製品の物理化学的性状,最終製品の呈味成分および味覚センサによる呈味性の評価(MTS)を行った.その結果,CWを利用した鶏肉発酵調味料(CW-CFS)では発酵中にもろみの...

    DOI Web Site 参考文献14件

  • 尿中に含まれる抗がん薬の汚染拡大防止を目的とした吸収シートの評価

    佐藤 淳也, 横井 誠, 堀 沙也佳, 堀田 靖則 産業衛生学雑誌 65 (3), 134-141, 2023-05-20

    ...>g/mL),メトトレキサート(MTX; 6,000 <i>μ</i>g/mL)およびパクリタキセル(PTX; 200 <i>μ</i>g/mL)について 5 <i>μ</i>L×20滴を市販の2種の医療用シート(ピタパシート<sup>Ⓡ</sup>;対照製品1,アブソケアシーツ;対照製品2)と開発シート(HDセーフシート<sup>Ⓡ</sup>-Neo:試験製品)上に滴下した.次にシート上から,化...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献17件

  • 新水産基本計画と水産科学:現場と政策の乖離を埋めるために必要な研究とは

    牧野 光琢, 石川 智士, 北門 利英, 片山 知史, 三浦 秀樹, 中田 薫, 西田 宏, 板谷 和彦, 工藤 貴史, 金柱 守, 大石 太郎, 桑村 勝士, 竹村 紫苑, 鷹﨑 和義, 副島 久実, 堀 正和, 原 泰, 森下 丈二 日本水産学会誌 89 (3), 279-286, 2023-05-15

    ...洋上風力と漁業の共存の道をさぐる</p><p>  原 泰(海産研)</p><p>Ⅳ.総合討論</p><p>  森下丈二(海洋大)</p><p>閉会のあいさつ</p><p>  八木信行(東大・農)</p>...

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  • 放射線療法

    伊藤 芳紀, 中村 聡明, 大栗 隆行, 染谷 正則, 篠藤 誠 膵臓 38 (2), 121-126, 2023-04-28

    ...<p>『膵癌診療ガイドライン2022年版』の放射線療法分野は局所進行切除不能膵癌に対する一次治療のCQを含めて9つのCQが設定された.局所進行切除不能膵癌に対する一次治療のCQでは2019年版と同様に化学放射線療法と化学療法単独が並列で提案された.化学放射線療法前の導入化学療法のCQについては,2019年版と異なり,ゲムシタビンによる導入化学療法を行わないことが提案された.新たなCQとして,局所進行切除不能膵癌...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 微粒子疾患を起こすマクロファージ受容体の役割

    中山 勝文, 山口 慎一朗 化学 95 (2), 184-193, 2023-04-25

    ...さまざまな無機微粒子はマクロファージに貪食されるとNLRP3インフラマソーム活性化と細胞死を誘導し、それらは難治性の慢性炎症性疾患の発症に大きく関わっている.たとえばシリカ(二酸化ケイ素)やアスベスト(石綿)といった環境微粒子は肺がんや中皮腫を引き起こすことが知られる.また体内で形成された尿酸結晶,コレステロール結晶,およびアミロイドβ凝集体はそれぞれ痛風,動脈硬化関連疾患,およびアルツハイマー病...

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  • ケニアの未開発地熱地帯における地化学分析と地熱マップの更新

    Kiprono BETT Alvin, JOHN Ngethe, JALILINASRABADY Saeid 日本地熱学会誌 45 (2), 79-91, 2023-04-25

    ...地熱資源探査を地化学試料のサンプリングとその分析から始め,貯留層の地化学温度計として化学種の濃度を用いた。さらに,本論文ではケニアにおける地熱マップを更新し,また6つの温泉の地化学分析を行った。分析を行った温泉の温度は30~75℃,pH値は7~8,導電率は18.4-2,370 m-s/m であった。...

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  • 代表的な色覚特性を考慮した炎色反応実験の提唱 : 理科・化学実験のユニバーサルデザイン化

    渡辺, 尚, 須藤, 大貴 宮城教育大学紀要 57 157-163, 2023-03-31

    ...日本では色覚特性者は1学級におおよそ1人の割合で在籍しており,インクルーシブ教育の観点から配慮が求められる.本研究では代表的な色覚特性者の炎色の見え方を予測し,どのような授業の工夫が妥当か検討した.代表的な金属7種類の金属硝酸(硝酸リチウム,硝酸ナトリウム,硝酸カリウム,硝酸カルシウム,硝酸銅,硝酸バリウム,硝酸ストロンチウム)を用い,炎色反応実験の観測を4Kカメラで背景を変えて撮影し記録した。...

    機関リポジトリ

  • 実験結果の理論値と実測値の提示によって高校生に疑問が生じるか

    上村, 礼子, 山根, 悠平, 稲田, 結美 日本体育大学大学院教育学研究科紀要 6 (2), 42-52, 2023-03-31

    ...本研究は,高等学校の化学実験における理論値と実測値を示すことで,探究につながる疑問が生徒に生じるかどうかを明らかにすることを目的とした。この目的を達成するために,高等学校第1学年の生徒を対象にして調査問題を実施し,生徒の記述を探究につながる疑問になっているかどうかという観点で分析した。...

    機関リポジトリ

  • 石炭ガス化スラグのケイ酸構造

    小泉 公志郎, 石川 嘉崇 Cement Science and Concrete Technology 76 (1), 521-527, 2023-03-31

    ...コンクリート材料としての実験研究は、いくつも実施されているが、化学的な側面からの実験研究はほとんどない。本研究では、希酸による不溶残分の検討、TMS法によるシロキサン鎖長分布の測定、固体NMRなどを組み合わせ、石炭ガス化スラグのケイ酸構造の解明を試みた。...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 低栄養性海洋細菌 MW8 の同定

    小林, 照幸, 福井, 貴史, KOBAYASHI, Teruyuki, FUKUI, Takashi 千葉科学大学紀要 (16) 10-14, 2023-03-28

    ...全体の基配列の決定および生理・生化学的分析を行った本研究結果から、MW8 株はPseudomonas stutzeri に帰属する細菌であると同定した。...

    機関リポジトリ

  • 魅力的な髪への新たなアプローチ“Hair Medulla Care”

    平山 貴寛, 金澤 莉香, 戸田 和成, 萬成 哲也, 中嶋 礼子, 渕上 幾太郎, 細川 博史 日本化粧品技術者会誌 57 (1), 35-41, 2023-03-20

    ...本研究では,このHair Medulla Careの浸透力を検証するために,さまざまな化学的性質をもつ物質の浸透を評価した。その結果,アニオン性,カチオン性,親油性の蛍光色素など,今回用いたすべての物質に対して,Hair Medulla Careは浸透を促進することがわかった。この知見は基性染毛料にも応用でき,染料を髪の奥深くまで浸透させることで,より深く鮮やかな色彩をもたらした。...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 植物由来フォトクロミック溶液の溶媒組成変化とフォトクロミック性能の関係

    赤塚 美希, 田崎 久美子, 河野 芳海, 柴田 雅史 色材協会誌 96 (3), 113-117, 2023-03-20

    ...しかしながら,多量の水や濃度の高い酸,基などが溶液に混入すると,色素溶液のpHが変化し,それにともなってフォトクロミック性能の低下が見られた。さらに,多価カチオンが色素溶液に混入した場合は,少量のカチオンでも溶液はより酸性へと変化し,フォトクロミック性能が顕著に低下した。この場合,溶液調製に使用する緩衝液を少し基性のものへと変更することで,フォトクロミック性能の回復が可能であった。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献10件

  • グリオキシル酸を用いた酸熱トリートメント技術について

    石森 綱行 日本化粧品技術者会誌 57 (1), 2-8, 2023-03-20

    ...その化学種からクセ抑制のメカニズムは架橋結合によるものとされているが,GAの作用機序についての報告はほとんど無く,生成される架橋の種類,ミクロ構造内の存在位置や架橋結合量のみならず,処理による毛髪構造自体の変化についても情報は無い。ここでは,GA/熱処理で得られた毛髪の特徴的な形態変化および強伸度特性からわれわれが考察したクセ抑制のメカニズムについて紹介する。</p>...

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 中新世の日本海拡大に伴う東北日本前弧域火山活動

    山元 孝広, 山﨑 誠子 地質学雑誌 129 (1), 165-177, 2023-03-16

    ...<p>茨城県城里町子に分布するアルミナに乏しく,鉄に富む無斑晶状安山岩の貫入岩から,新たに16.40±0.10 MaのK‒Ar年代値を得た.また微量成分組成とSr‒Nd同位体比から,この火山岩が近傍の元古沢玄武岩に近い組成の苦鉄質マグマの結晶分化で生成された残液マグマ起源であることを明らかにし,元古沢玄武岩については日本海拡大時の高温アセノスフェアの注入により溶融した島弧リソスフェア性マントルに由来...

    DOI Web Site 研究データあり 参考文献47件

  • 長鎖アルキルアミドアミン乳酸/高級アルコール/水混合系が形成するαゲル構造の解明と制御

    齋藤 隆儀 Colloid & Interface Communications 48 (1), 53-55, 2023-03-10

    <p>一般的なヘアコンディショナー製剤は、カチオン界面活性剤/高級アルコール/水混合系が形成するαゲル(α型水和結晶相+水相)構造を骨格にしていることが知られている<sup>[1-3]</sup>。本稿では、ヘアコンディショナーの塗布時の使用感とαゲル構造の関係、およびその制御方法を検討した結果について報告する<sup>[4]</sup>。</p>

    DOI

  • 電磁泳動法とマイクロ流体制御による海洋性微粒子解析システムの開発

    阿部 裕一郎, 飯國 良規, 河野 誠, 谷 俊人 分析化学 72 (3), 97-104, 2023-03-05

    <p>マイクロ流体デバイスを用いて,電磁泳動法に基づき液中に存在するプランクトンの特徴に応じて分離可能なシステムを開発した.プランクトンの異常増殖は赤潮等の公衆衛生上の問題や水産業への被害を引き起こすため,プランクトンの状態をその場で即時検査可能な小型システムは本課題の解決に大変有効である.本研究では,磁場と電流を互いに直交方向に印加した際に生じる電磁泳動とマイクロ流体デバイスを組み合わせること…

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 雑用水の給水システムにおける残留素の挙動に関する研究

    今井 正樹, 福井 啓太, 岡田 誠之, 前田 信治 空気調和・衛生工学会 論文集 48 (312), 47-53, 2023-03-05

    ...現場の維持管理では,末端給水栓で残留素濃度0.1mg/L以上になるように維持管理するため,利用水への次亜素酸ナトリウムの注入量は経験的に,排水再利用水は5~15mg/L程度になるように,雨水利用水は2~4mg/L 程度になるように実施しているといわれている。そこで,この素の添加後の残留素濃度が適正であるか,さらにはどのように消毒の管理を行うべきかを提案することで進めた。</p>...

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  • Safe, One-Pot, Homogeneous Direct Synthesis of H<sub>2</sub>O<sub>2</sub>

    小江, 誠司, 谷田部, 剛史, 當銘, 多聞, 竹中, 理子, 田, 淑仁, カトウ, ケンジ Journal of the American Chemical Society 145 (8), 4384-4388, 2023-03-01

    This paper reports the first example of a reductive C(sp^3)–C(sp^3) homo-coupling of benzyl/allyl halides in aqueous solution by using H_2 as an electron source {turnover numbers (TONs) = 0.5–2.3 …

    DOI HANDLE Web Site 参考文献34件

  • タイコグラフィを用いたXFEL sub-10nm集光光学系のビーム径計測

    井 康太, 山田 純平, 伊藤 篤輝, 田中 優人, 松山 智至, 井上 陽登, 大坂 泰斗, 井上 伊知郎, 犬伏 雄一, 矢橋 牧名, 石川 哲也, 山内 和人 精密工学会学術講演会講演論文集 2023S (0), 678-679, 2023-03-01

    <p>我々は硬X線FELにおける10<sup>22</sup> W/cm<sup>2</sup>強度の達成のために sub-10 nm集光光学系を開発している.極微小な集光径評価のためには,デフォーカス位置におけるタイコグラフィ法が適用可能であるが,低次波面収差と照射位置誤差がどちらも存在する場合に,誤った解に収束することが問題となっていた.本研究では,複数のデフォーカス位置での計測手法・再構成…

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  • 電気化学機械研磨によるSiCの高能率スラリーレス加工法の開発(第9報)

    木下 亮祐, 曹 健傑, 孫 栄硯, 有馬 健太, 山村 和也, 青木 一史 精密工学会学術講演会講演論文集 2023S (0), 775-775, 2023-03-01

    ...<p>単結晶SiCは、高出力・高周波デバイス用次世代半導体材料として有望視されており、SiCの高能率研磨技術としてスラリーレス電気化学機械研磨(ECMP)が提案されている。本報ではECMPで用いる4H-SiC(0001)に対して、NaClとKOHの2種類の異なる液性の電解液について、定電流モードで同時間酸化実験を行って、電解液の違いによる表面酸化特性を評価した。</p>...

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  • 「炭酸アンモニウム」をめぐる結晶構造に注目した高校化学における教材開発

    下川 瑞貴, 江頭 孝幸, 野口 大介 日本科学教育学会研究会研究報告 37 (5), 127-130, 2023-02-23

    ...<p>「炭酸アンモニウム」は不安定な物質であり,市販品は炭酸水素アンモニウムとカルバミン酸アンモニウムの混合物とされる.炭酸水素アンモニウムとカルバミン酸アンモニウムには結晶構造が知られており,最近では炭酸アンモニウムについても一水和物の結晶構造が報告された.こうした結晶構造データを効果的に用いれば,高校化学の無機物質分野におけるより魅力的な授業を展開できるかもしれない.すなわち,簡易型アンモニアソーダ...

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  • 栃木県北部,原カルデラ噴出物の編年とマグマ変遷

    西野 佑紀, 長谷川 健, 伊藤 久敏, 菊地 瑛彦, 大井 信三 地質学雑誌 129 (1), 61-73, 2023-02-22

    ...<p>栃木県,高原火山の原カルデラ形成噴火について編年とマグマ系を検討した.原カルデラ噴出物は下位からSo-KT(KT),So-TN(TN)およびSo-OT(OT)の3つの火砕流堆積物に分けられる.KTの直下とKTとTNの間の火山灰土壌中には,黒雲母の濃集で認識される外来テフラが認められる.火山ガラスや磁鉄鉱の化学組成およびジルコンのU-Pb年代により,下位および上位の外来テフラはそれぞれ貝上宝...

    DOI Web Site 参考文献32件

  • うがい薬を用いた抽出

    兼 龍盛 化学と教育 71 (2), 40-41, 2023-02-20

    ...<p>高等学校「化学基礎」の「混合物の分離」の項目では,ろ過,蒸留,抽出,再結晶,クロマトグラフィー,昇華法などが扱われている。加えて,抽出の原理を理解しやすくするために,うがい薬と化銅(Ⅱ)との混合溶液を用いた実験を紹介する。</p>...

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  • コップの中の酸化還元反応

    高見 聡 化学と教育 71 (2), 48-49, 2023-02-20

    ...今回は,「食水」と「うがい薬(外用消毒薬イソジンうがい薬)」を用いて,気体発生と溶解,脱色作用,金属の溶解などをコップの中で一度に観察できる方法を紹介する</p>...

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  • 超重元素の化学――シングルアトムにもとづく極限化学への挑戦

    佐藤 哲也, 永目 諭一郎 日本物理学会誌 78 (2), 64-72, 2023-02-05

    ...<p>元素周期表は,化学に携わる者にとって「地図」に等しい.周期表はどこまで続くのか? 周期表上で原子番号の上限に位置する重い元素は,いったいどのような化学的性質をもつのか? 第7周期が完成し,第8周期に踏み出そうとしている今,その興味は一層高まっている....

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  • 進行・再発子宮体癌に対するペムブロリズマブの有効性と安全性~本邦の1施設における13例の使用経験~

    成田 萌, 北井 美穂, 荻本 圭祐, 荒武 淳一, 中澤 浩志, 澁谷 剛志, 矢野 紘子, 崎 隆也, 若橋 宣, 山口 聡 日本婦人科腫瘍学会雑誌 41 (1), 36-44, 2023-01-25

    ...<p>2018年12月からがん化学療法後に増悪した進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する固形癌患者に対するペムブロリズマブ投与が保険収載された.当院でペムブロリズマブを使用した子宮体癌13例中9例で奏効を確認でき,そのすべてで6カ月以上の長い奏効持続期間を維持することができた.奏効を認めた9例中5例でimmune-related Adverse Event(irAE...

    DOI 医中誌

  • 潜熱蓄熱材Na<sub>2</sub>HPO<sub>4</sub>·12H<sub>2</sub>Oの放熱挙動におよぼす相分離および濃度分極の影響

    渡邉 裕之, 平沢 泉 化学工学論文集 49 (1), 14-21, 2023-01-20

    ...それぞれの凝固挙動を直接目視観察した.また12水の結晶成長速度を実測し,それぞれの凝固挙動の特徴を定量的に評価した.その結果,相分離して希薄化した12水融液および濃度分極して希薄化した上層側融液では,結晶成長速度がともに約4割に低下した.また,高濃度化した下層側融液では約2割に低下した.相分離および濃度分極の形成は,潜熱量の減少のみならず放熱速度の低下をもたらすことが示唆された....

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献13件

  • 食感と血のような味質を改善した「蝦夷鹿ソーセージ」の開発

    中澤 洋三, 森野 達也, 宮下 慎一郎, 南 和広, 相根 義昌 日本食品科学工学会誌 70 (1), 25-31, 2023-01-15

    ...粗挽きエゾシカもも肉に粗挽き豚脂20 %, 砕氷20 %, 食2.4 %, 砂糖2 %, 発色剤0.15 %, 発色助剤0.1%, ポリリン酸0.2%, 重曹0.4 %, ブラックペッパー粗挽き0.6 %, オールスパイス0.2 %およびセージ0.2 %を添加して, 手捏ねで混合した後, 羊腸に充填し, 60 ℃雰囲気-30分乾燥後, 60 ℃雰囲気-30分燻煙し, 中心温度70 ℃-1分のクッキング...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • スマートフォンと試験紙を用いる次亜素酸の簡易定量法の開発

    間中 淳, 柴田 慶之, 武内 義弥, 古川 奉史, 袋布 昌幹 分析化学 72 (1.2), 45-49, 2023-01-05

    ...<p>試験紙とスマートフォンを用いて次亜素酸の簡易分析法を開発した.次亜素酸は殺菌剤の中でも殺菌効果の高い成分であるが,市販の試験紙では次亜素酸の直接比色測定はできず,pHと総残留素を比色測定した結果から計算して求める必要がある.本法では,クロール試験紙のpHと総残留素を同時に比色測定して,その結果から,次亜素酸の濃度を演算して求める機能を有するアプリを制作した.そのアプリを搭載したスマートフォン...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 全反射蛍光X線分析法による迅速水質分析

    宮崎 里穂子, 国村 伸祐 分析化学 72 (1.2), 51-55, 2023-01-05

    ...<p>本研究では,試料台への水試料の滴下量を少量として乾燥残渣作製に要する時間を短くし,ポータブル全反射蛍光X線(total reflection X-ray fluorescence, TXRF)分析装置を用いて短時間でスペクトルを取得することにより,迅速に水溶液分析を行う方法を検討した.9 mg L<sup>−1</sup>の素及び10 mg L<sup>−1</sup>のカリウムを含む水溶液...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 紫外線照射下での光分解反応速度の違いに基づく遊離素と結合素のFIA同時定量

    北條 三奈, 河野 俊貴, 棚田 智大, 飯山 真充, 高柳 俊夫, 水口 仁志 分析化学 72 (1.2), 25-32, 2023-01-05

    ...<p>世界各地で水不足と水質汚染の問題が深刻となっており,衛生的な水の確保は重要な課題である.水の消毒では,遊離素と結合素の濃度を適切に管理することが重要である.遊離素と結合素の間には光分解反応速度に差が生じるため,この性質を利用することで遊離素と結合素の分別が可能であると考えた.本研究では,光照射流路と光照射のない流路への分岐を備えたフローインジェクション分析(FIA)システムを構築し...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 新規シデロフォアセファロスポリン抗菌薬セフィデロコル(Cefiderocol)の創製

    青木 俊明, 山脇 健二, 佐藤 剛章, 西谷 康宏, 山野 佳則 ファルマシア 59 (6), 541-545, 2023

    WHOやCDCが警鐘を鳴らすように、カルバペネム耐性を含む薬剤耐性グラム陰性菌感染症は年々拡大しており、世界的な脅威となっている。細菌が産生するシデロフォアを利用するコンセプトで開発されたセフィデロコルは、これらの細菌に対し強い抗菌活性を発揮し、治療選択肢が無い様々な多剤耐性グラム陰性菌感染症の新たな治療薬として社会貢献が期待されている。世界初のシデロフォアセファロスポリンであるセフィデロコルの…

    DOI 医中誌

  • AlとZnの溶射皮膜と重防食塗装の重ね皮膜部における耐久・防食特性に関する基礎的研究

    楊 昊軒, 貝沼 重信, 鈴木 啓介, 楊 沐野, 豊田 雄介 土木学会論文集 79 (6), n/a-, 2023

    ...p> 鋼道路橋において,溶射皮膜上に塗装が塗布され,重ね皮膜になる場合があるが,その重ね皮膜の耐久・防食特性については不明な点が多い.そこで,本研究ではAlとZnの溶射と重防食塗装の重ね皮膜部の耐久・防食特性を解明するために,クロスカット傷を導入した溶射単膜,および溶射と塗装の重ね皮膜部を有する鋼板試験体を用いて複合サイクル腐食促進試験を行った.また,重ね皮膜部の膨れ性状の測定,分極特性などの電気化学測定...

    DOI Web Site 参考文献16件

  • 遺伝性血栓症の病態解析―Bedside to Bench―

    森下 英理子 日本血栓止血学会誌 34 (4), 468-479, 2023

    ...<p>血液凝固・制御機構は血管内での血液流動性を維持するために,巧妙なバランスのもとに機能している.しかし,そのバランスに異常が生じて過凝固状態となると血栓性疾患を引き起こし,止血機構に異常が生じると出血性疾患を引き起こす.筆者は臨床現場において様々な血液凝固異常症の患者に遭遇し,その臨床症状ならびに生化学的,分子生物学的解析を詳細に行うことにより,血栓形成の分子機構の解明に極めて有用な情報を提供してきた...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献54件

  • 中国・四国支部の多様な調理法と家庭料理の伝承に関する実験

    黒飛 知香, 多山 賢二, 岡本 洋子 日本調理科学会大会研究発表要旨集 34 (0), 195-, 2023

    ...まず,広島菜を菜重量の2倍の食水溶液に3日間浸漬した(下漬け)。その後,菜に糠床,少量の食・昆布・唐辛子を加え,一定温度で静置し,酸味を感じた時点を発酵終了(本漬け)とした。漬物の発酵条件は,20℃(重石なし)を「簡易・時短法(S法)」,10℃(重石あり)を「従来法(L法)」の2条件とした。評価は,官能評価および理化学分析,破断測定,菌数測定を行った。...

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  • ケイ酸ガラス中におけるZrの存在状態

    近藤 望, 河野 義生, 中田 亮一, 尾原 幸治 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 149-, 2023

    ...<p>近年、ジルコンとケイ酸メルトの間でZr安定同位体分別が起こることが報告され、ジルコン中のZr安定同位体比からメルトの分化や地殻の進化過程を追跡する試みが行われてきた。ジルコン-メルト間でZr安定同位体比分別が起きる要因としてはZr配位数の違いが挙げられているが、ジルコン中のZrが8配位である一方で、ケイ酸メルト中のZr配位数については研究が少なくよくわかっていない。...

    DOI

  • 非晶質ナノ粒子が決める粘土の性質

    月村 勝宏, 三好 陽子, 鈴木 正哉 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 131-, 2023

    ...また、非晶質ナノ粒子は、リン酸、硫酸、有機物、リン、ヒ酸なども吸着する。さらに、REEやCsも非晶質ナノ粒子に吸着していると推察される。</p>...

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  • 太陽系物質の酸素同位体進化における、非晶質ケイ酸-CO間の酸素同位体交換反応の役割

    山本 大貴, 川崎 教行, 橘 省吾, 石崎 梨理, 櫻井 亮輔, 圦本 尚義 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 110-, 2023

    ...得られた速度論データから、非晶質ケイ酸とCO、H2Oガスとの酸素同位体交換は、CO-H2Oガス間の同位体交換速度よりも圧倒的に速く進行するがわかった。このことは、これまで速度論的に起こらないとされてきたCO-H2Oガス間の同位体平衡が、非晶質ケイ酸ダストがCO、H2O両ガスと同位体交換を効率的にすることによって、低温でも達成される可能性を示す。</p>...

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  • 第一原理計算による溶融鉄と珪酸メルト間のHfとWの分配と地球の<sup>182</sup>W同位体進化

    鈴木 勝彦, 土屋 卓久 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 160-, 2023

    ...本研究では,室内実験では困難な高温高圧条件下での第一原理自由エネルギー計算を用いて,珪酸メルトと溶融鉄の間のHf-Wの分配を調べた。また,鉄が珪酸と混合した場合とその逆の場合に分配係数が変化するかどうかも計算した。その結果,いずれの場合もWは親鉄性を,Hfは親石性を維持することが確認された。この結果を踏まえ, W同位体進化明らかにしていくことが必要である。</p>...

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  • 地球深部の希ガスに関する諸問題について

    兼岡 一郎 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 163-, 2023

    ...<p>希ガスは化学的に不活性で、地球内部でも他の元素と同じような挙動をするとは限らず、その同位体比組成も、同位体分別や放射壊変、核反応生成などの影響を受けて、MORB,OIBなどは系統的に異なった値を示す。...

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  • 海水のpHがサンゴ骨格のSr-UとLi/Mgに与える影響

    田中 健太郎 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 93-, 2023

    ....サンゴの骨格に含まれるストロンチウムとカルシウムのモル比(Sr/Ca)は表層水温を反映する指標として利用されてきた.しかし,Sr/Caは水温以外にも成長速度などの影響を受ける場合があり,同じ種の造礁サンゴであっても群体や海域ごとに骨格のSr/Caと水温の関係が異なる事例が報告された.また,海洋酸性化はサンゴの骨格が形成される母液の化学組成や骨格の微量元素濃度にも影響し,その影響はサンゴの種ごとに異...

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  • 先カンブリア時代の大規模火成活動が引き起こす地球表層環境変動

    渡辺 泰士, 尾崎 和海, 原田 真理子, 松本 廣直, 田近 英一 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 88-, 2023

    ...しかしながら、pO2が現在とは大きく異なる先カンブリア時代におけるLIPの噴出に伴う生物地球化学循環系や大気組成の応答はこれまで不明であった。そこで、本研究では先カンブリア時代の地球表層圏における物質循環を考慮できる理論モデルを用いて、太古代および原生代におけるLIPの噴出に対する生物地球化学的循環の応答を系統的に調べた。...

    DOI

  • 最古の生命の痕跡を残す堆積岩の年代測定

    佐野 有司 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 81-, 2023

    ...我々はカナダ・ラブラドル北部の堆積岩中のグラファイトと炭酸の炭素同位体比を報告した。炭素同位体比の違いから、39億5千万年の形成年代を示す堆積岩が世界最古の生物の痕跡を含むと主張した。この年代は現地での地質観察と堆積岩に貫入した花崗岩のジルコンU-Pb年代から推定した。生物起源グラファイトを含む試料の絶対年代は決定されていない。...

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  • 過去50万年間における東南極ケープダンレー底層水形成変遷の復元

    竹原 景子, 加藤 悠爾, Zhao Xiangyu, 板木 拓也, 菅沼 祐介, 関 宰, 池原 実 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 206-, 2023

    ...<p>熱循環を駆動する南極底層水(AABW)は巨大な炭素の貯留源であるため,炭素循環を通して全球的な気候変動に影響を与えると考えられている.近年,過去数十年の海洋観測から,南極域の淡水化や海氷密接度の減少が観測され,AABW形成への影響が懸念されている.しかしこれらの諸現象は,地球温暖化,もしくは自然現象によるものかは明らかになっておらず,温暖化進行後のAABW形成の変動は不明である.過去の温暖期...

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  • 長崎県橘湾における海底・海水環境の地球化学

    鈴木 渚, 熊埜御堂 凌佑, 尾張 聡子, 下島 公紀 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 53-, 2023

    ...<p>長崎県橘湾では雲仙火山由来のCO₂が橘湾の海底から噴出していることが知られており、CO₂が海底の化学環境に影響を及ぼしていることが考えられる。本研究では橘湾における雲仙火山由来の海底CO₂噴出が、海底下や海水中の化学環境にどのような影響を与えているのかを知るために2020年~2022年にかけて現場調査を行い、堆積物、堆積物中間隙水、海水の地化学分析を行った。...

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  • 大阪湾における生物活性微量元素に関する研究

    中口 譲, 橘 武蔵, 白井 翔, 清水 大河, 江口 充, 鄭 臨潔, 宗林 由樹 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 63-, 2023

    ...かつて大阪湾は高度経済成長期には工場および家庭排水から供給される多量の窒素、リンなどの栄養により富栄養化となり頻繁に赤潮が観測された。その後法規制により栄養は徐々に減少し、近年では貧栄養となってきた。大阪湾の化学成分については、富栄養化という観点から窒素、リンなどの栄養に関する情報は暇がないが、植物プランクトンの増殖に不可欠な微量元素に関する研究例はほとんど行われていない。...

    DOI

  • 生物起源炭酸の酸素安定同位体分別における 種特異性の定量的評価

    弓場 茉裕, 中村 政裕, 米田 道夫, 樋口 富彦, 石村 豊穂, 西田 梢, 伊藤 進一, 白井 厚太朗 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 94-, 2023

    ...<p>炭酸の酸素同位体組成を利用した温度換算式は、多様な分類群の生物起源炭酸や無機沈殿実験から報告されてきたが、生物起源炭酸の式には、無機沈殿実験からのズレと酸素同位体分別の種特異性が見られる。これは石灰化プロセス中に起こる、石灰化母液の化学的特性への生物学的・生理学的制御により、炭酸にもたらされる生体効果からの影響である可能性が高い。生体効果は水温復元において大きな誤差要因である。...

    DOI

  • 塗装用耐食鋼板の防食特性と鋼橋への適用性評価

    三浦 進一, 中村 直人, 谷 和彦 土木学会論文集 79 (12), n/a-, 2023

    ...<p> W,Cu,Ni,Snを含有する塗装用耐食鋼板の塗膜膨れ抑制機構を明らかにするため,さびの分析及び電気化学測定を実施した.その結果,耐食鋼の塗膜膨れ抑制機構は,W,Cu,Ni,Snがさび粒子を微細化し,Wがさび層へカチオン選択透過性を付与することで腐食因子の透過を抑制し,SnとWがインヒビター効果により地鉄の溶解を抑制することで鋼材の腐食速度を低減することであると推定された.また,耐食鋼を用いた...

    DOI Web Site 参考文献19件

  • <i>Bifidobacterium breve</i> strain Yakult 経口投与による腸内環境改善が引き起こすアトピー性皮膚炎改善効果

    志岐 幸祐, 立石 里佳, 藤崎 明日香, 倉田 淳志, 山田 秀和, 水口 信行, 伊藤 龍生 日本臨床腸内微生物学会誌 25 (1), 38-45, 2023

    ...</p><p>【方法】NC/Ngaマウスの背中に化ピクリル溶液を塗布しADを発症させ,0.2mL/日の水道水を経口投与した群をAD群,BY懸濁液(5×10<sup>9</sup>CFU/0.2mL/日)を経口投与しADを発症させた群をBY群とした。ADを発症させずに水道水(0.2mL/日)の経口投与した群をControl群とした。飼育期間終了後,病変部位である背中の皮膚・小腸を採取し,検討した。...

    DOI

  • リンゴペクチン溶液の経口投与によるアトピー性皮膚炎の改善効果と腸内細菌叢に与える影響

    藤崎 明日香, 立石 里佳, 志岐 幸祐, 山田 秀和, 水口 信行, 伊藤 龍生 日本臨床腸内微生物学会誌 25 (1), 46-55, 2023

    ...</p><p>【方法】NC/Ngaマウス(雄)の背中に化ピクリル溶液を塗布してADを発症させたAD群,0.4,4%リンゴペクチン溶液をAD発症マウスに35日間経口投与したものを0.4%P群,4%P群とした。35日後に,発症部位の皮膚と糞便を採取し,AD改善効果と腸内細菌叢の変化について検討した。...

    DOI

  • 質量分析法を基盤とした生体金属の毒性学的研究

    小椋 康光 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), AWL2-, 2023

    ...一般に、生体内の存在量が0.01%以下の金属などの元素を生体微量元素といい、生体内化学反応の制御に関わったり、環境中から混入した生命機能が無いか、あってもいまだ不明であったりする元素である。...

    DOI

  • マウスを用いた各種媒体の気管内投与による肺への経時的影響の比較

    沼野 琢旬, 原 智美, 杉山 大揮, 萩原 顕昭, 河部 真弓, 青木 豊彦 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), P2-182-, 2023

    ...投与後、一般状態観察、体重測定を行い、投与1、3、7及び14日後に各群の5匹を剖検し、血液生化学的検査、肺胞洗浄液の検査、器官重量及び病理組織学的検査を実施した。【結果】実験期間を通して動物に死亡はみられなかった。一般状態ではsham群を除いた全例で投与後に一過性の捻髪音がみられたが、いずれの媒体投与群においても体重並びに血液生化学的検査に媒体投与の影響はみられなかった。...

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  • 臨床検査におけるmiRNA測定の有用性検討

    米澤 豊, 衣斐 彼方, 大田 汐莉, 藤田 優香, 水口 恵理, 中野 匠 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), P3-251-, 2023

    ...雄性SDラットに、イソプロテレノールを0.15、1.5及び15 mg/kgを単回腹腔内投与し、溶媒対照群には生理食液を同様に投与した(n=12/群)。投与1、2、6、及び24時間後にイソフルラン麻酔下で腹大動脈より採血し(n=3/時点)、血液学検査、血液生化学検査、心筋トロポニン測定及び血漿中miRNA(miR-1、miR-133等)測定を実施した。また、心臓病理組織学的検査を実施した。...

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  • ヒト肝細胞キメラマウスにおける化合物誘発急性肝障害の感受性低下

    井澤 武史 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), S22-3-, 2023

    ...<p>化学物質の安全性研究においてげっ歯類を用いた<i>in vivo</i>実験が行われるが,げっ歯類とヒトでは解毒代謝酵素などの種差が大きく,毒性反応やその機序が異なることがある。ヒト肝細胞キメラマウスは,マウスの内在性肝細胞がヒト由来肝細胞で置換され,ヒトに近い薬物動態を示すことから,毒性学研究への利用が進んでいる。...

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  • 石灰岩の性質と利用を体験的に学ぶ学習プログラム

    岡本 研 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 132-, 2023

    ...(2) 石灰岩の加熱による変化を調べる実験(生石灰と消石灰としての活用) 砕いた石灰岩をガストーチで強熱することで起きる化学反応と温度の上昇を調べる実験を行い,一連の実験で起きた化学反応式を考えさせる。この化学反応については,高校「化学基礎」や高校「化学」でも扱われており,建築材料,酸性土壌の改良材,乾燥剤,発熱剤など,人間生活での活用と結びつけられている。 ...

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  • 国産建築石材の原石調査とカタログ作成

    乾 睦子, 西本 昌司, 梅村 綾子, 中澤 努 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 137-, 2023

    ...これらの観察は,全岩化学組成分析では得られない化学的なばらつきであることから,化学組成の非破壊分析が同定に使える可能性を示している。今後は近代建築物に使われている各石材の岩石学的データを積み上げていくことによって,建築物中の石材をその場で非破壊分析して同定する可能性を探りたいと考えている。  本研究は科学研究費補助金(課題番号22H01674)の助成を受けて実施されている。...

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  • ジルコン中のメルト・流体包有物に記録された複数の造山運動

    中嶋 徹, 仁木 創太, 工藤 駿平, 河上 哲生, 東野 文子, 平田 岳史, 酒井 治孝 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 22-, 2023

    ...dark annulusにはゼノタイム、モナズ石、トール石などの鉱物包有物のほか高濃度(10~11%<sub>NaCleq</sub>)の初生的な流体包有物が多くみられる。dark annulusの包有物に富み多孔質な組織は、高濃度流体の流入とそれに伴うジルコンの溶解再沈殿反応により形成されたものと考えられる(Geisler et al., 2007)。...

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  • (エントリー)五島列島,中通島地域に分布する花崗岩とそれに伴う苦鉄質岩の全岩化学組成

    関 秀彪, 壷井 基裕 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 277-, 2023

    ...本研究では,五島列島のなかでも詳細な研究が行われていない中通島北部,立串・矢堅目崎地域における花崗岩体とそれに伴う苦鉄質岩について全岩化学組成を分析するとともにその成因を考察した。中通島は五島列島北部に位置しており,五島層群に属する青砂ヶ浦層と,飯ノ瀬戸層,堆積岩や閃緑岩に貫入した五島花崗岩類が分布する。...

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  • (エントリー)火山性深部低周波地震とマグマ貫入の関連可能性を示す地質学的記録:高温変成岩中のマグマ貫入の記録

    奈良 拓実, 宇野 正起, ディアナ ミンダレワ, 河上 哲生, 東野 文子, 足立 達郎, 松野 哲士, 山崎 慎一, 土屋 範芳 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 283-, 2023

    ...鉱物化学組成を分析し,岩脈貫入時の温度・圧力条件を推定した.珪長質グラニュライトから花崗岩質岩脈にかけて,斜長石はX<sub>An</sub>が0.44から0.25に,角閃石はAl<sup>T1</sup>が1.32 から 2.10 apfuなど,鉱物化学組成は規則的に変化している.また,燐灰石の素濃度は0から1.2 wt%の移流拡散的プロファイルを示した.岩脈貫入時の温度・圧力条件推定のために角閃石...

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  • 鹿児島県たまて箱温泉に発達するシリカ堆積物の堆積速度実験

    高島 千鶴, 奥村 知世, 狩野 彰宏 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 358-, 2023

    ...<p>生命が誕生した先カンブリア時代の大気・海洋環境の変動は縞状鉄鉱層やストロマトライトのような縞状堆積物に記録されているはずである.それらを対象にした堆積学的・地球化学的な研究が多くなされているが,縞状組織の周期や成因については不明な点が残されている.そこで本研究では先カンブリア時代の堆積岩と①構成鉱物,②ミクロオーダーの縞状組織,③微生物による鉱物沈殿,という類似点がある温泉堆積物に焦点を当てる...

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  • 地中海西方アルボラン海における海洋堆積物間隙水の地球化学

    尾張 聡子, Ketzer Marcelo, 鈴木 渚, d'Acremont Elia, Lafuerza Sara, Leroy Sylvie, Praeg Daniel, Migeon Sébastien, Oliveira de Alana 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 491-, 2023

    ...素は間隙水の地球化学において保存性成分と考えられており、その濃度は主に間隙水の分によって変化する。ヨウ素は強い生物親和性を持ち、堆積物とともに堆積した有機物中に取り込まれている。有機物は埋没過程で地熱や微生物の活動よって分解され、メタンを生成することから、ヨウ素とメタン濃度は強い相関を持つ。...

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  • 桜島火山地域における簡易アルカリろ紙法による火山ガス測定法の確立と広域火山ガス調査

    学校法人池田学園 池田中学・高等学校 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 512-, 2023

    ...屋外設置を終えたアルカリろ紙からサンプルを作成して、「輝ちゃん」(図4、5)を用いた化学分析を行った。青色LEDと受光素子であるSiフォトダイオードを用いた。基板,針金とハンダを用いて組み立て、遮光には,黒色の薄いプラスチックを用いた。使用する際は,光を完全に遮断する。 HClには硝酸銀水溶液を用いて化銀比濁法を行う。...

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  • 微酸性電解水の通風気化処理がキュウリの成長とうどんこ病の制御に及ぼす影響

    西沢 隆, 二階堂 勝, 濵谷 希人, 副島 隆志, 田中 美順, 長谷 修 園芸学研究 22 (1), 71-78, 2023

    ...を使用した後に10分間気化/50分間休止を行うと,うどんこ病の発症と病徴の拡大が大きく抑制され,葉の成長阻害も少なかった.従って,育苗期は化学農薬などによりうどんこ病の発症を防ぎ,株が十分成長して収穫期になった頃から通風気化を行うことで,化学農薬の使用削減とうどんこ病の発症抑制効果が期待できる....

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 2-ヘキシルデカン酸カリウムの除菌活性と除菌液体洗濯洗剤への応用

    飛田 幸祐, 林 琴美, 好田 年成, 中島 淳, 森田 洋司 室内環境 26 (1), 15-27, 2023

    ...本研究では,先行研究によって<i>M. osloensis</i>に対して有効的な効果を示した分岐型脂肪酸:2-ヘキシルデカン酸カリウム(isoC16K)に着目した。isoC16Kの除菌効果は洗剤・石けん公正取引協議会の定める除菌活性試験方法を参考に評価を行った。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献9件

  • 空中写真を用いた過去80年間のサンゴ礁生態系変遷の復元

    佐野 亘, 木村 颯 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 260-, 2023

    ...の履歴は,堆積物や塊状サンゴのコア試料の化学分析によって明らかにすることが可能である.また,過去に生息したサンゴ種などについては地元住民への聞き取り調査によって確認を行っていく方法がある.今後は本研究で空中写真を用いて明らかにした結果に地球化学分析や聞き取り調査などを組み合わせることで,過去80年間の環境変化を詳細に明らかにしたいと考えている....

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  • カルコゲン結合を活用した触媒構造制御

    古田 巧 ファルマシア 59 (8), 745-747, 2023

    ...筆者の研究室では,触媒官能基の空間的な配置をいかにコントロールするかに興味を持っており,その方法としてカルコゲン結合を利用する触媒構造の制御に取り組んでいる.本稿では触媒開発における官能基配置の重要性を改めて認識し,問題意識を持つきっかけとなったアニリン性酸基触媒の開発とカルボキシラートイオンを持つ 4-dimethylaminopyridine (DMAP) 触媒の創製研究を紹介する.その後,カルコゲン...

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  • 有機半導体の“隠された”薄膜相

    谷 暢貴 膜 48 (4), 160-162, 2023

    In thin films of rod–shaped molecules such as pentacene, in addition to the single crystal structure, crystalline phases unique to thin films, the so–called thin–film phases, are formed. These …

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