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検索結果 835 件

  • 地域の伝統野菜「葉ごぼう」の生産地と消費地の地理的構造 ―市民科学によるアプローチ―

    石田 惣, 若ごぼう市民調査グループ 大阪市立自然史博物館研究報告 = Bulletin of the Osaka Museum of Natural History 77 11-27, 2023-03-31

    ...大阪府八尾市の伝統野菜である葉ごぼうを対象として,市民に呼びかけて販売店舗(または非販売店舗)と産地の情報を提供してもらい,産地ごとの販売地点の分布を調査した.販売店舗報告943件のうち,大阪府産は741件(78.6%)を占め,大阪府産のうち八尾市産は少なくとも642件(86.6%)を占めていた.大阪府産の大半は大阪府だけでなく隣接府県でも販売され,その大半の市区町で大阪府産は80%以上のシェアを占...

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  • 『戒体』(浄厳覚彦述)について

    藤谷, 厚生 四天王寺大学紀要 (71) 1-8, 2023-03-25

    ...本書『戒体』は浄厳律師が四十九歳の時、河内の教興寺(大阪府八尾市)に在住していた貞享四年(一六八七)中春二月十三日に書き始め、十七日に書きまとめたとされる短編の自説本(草稿本)である。内容は、真言密教における三摩耶戒の戒体説についての記述である。浄厳律師(一六三九~一七〇二)は、字を覚彦と言い、妙極堂、瑞雲道人と号した江戸前期の真言律の学匠である。...

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  • 大阪府における新生児聴覚スクリーニング後の経過調査

    太田 有美, 阪本 浩一, 齋藤 和也, 福井 英人, 櫟原 崇宏, 廣瀬 正幸, 愛場 庸雅, 岡崎 鈴代, 川島 貴之, 東川 雅彦, 西村 将人, 佐野 光仁, 奥村 隆司, 川嵜 良明 Pediatric Otorhinolaryngology Japan 44 (1), 69-77, 2023

    <p>大阪府ではNHS後の精査は開始当初から2段階方式で行っている。2013年1月~2017年12月までに精密聴力検査機関を受診した児でNHS実施歴がある1966人について聴力の程度及び補聴介入状況を調査し解析した。両側難聴758人,一側難聴429人,両側正常734人,不明45人であった。両側50 dB以上の難聴は352人であり出生数の0.1%であった。2段階方式の運用は少ない現状が示されたが,…

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  • Fabry病の1例

    早石 尚子, 浅岡 伸光, 寺西 ふみ子, 駒 美佳子, 細井 亮二, 乾 礼興, 橘 公一, 星田 四朗 超音波検査技術抄録集 48 (0), S169-S169, 2023

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  • 小児前腕骨骨折術後に生じたプレート周囲骨折の1例

    岡本 道雄 日本肘関節学会雑誌 30 (2), 47-51, 2023

    <B><症例提示></B>10歳,男児.転倒し右手をついて受傷した.右前腕骨骨幹部骨折対して,プレートを用いて整復固定した. 2年後再度転倒し,プレート遠位部で再骨折した.再術後2か月現在,可動域制限なく骨癒合傾向である.再手術後2か月時に両側前腕CT検査を行い,健患側で形状を比較した.結果,プレート直下の骨皮質の菲薄化を認めた.<BR><B><考察></B>10歳以上の小児前腕骨骨折に対する固…

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  • 腹腔鏡下に切除した妊婦虫垂炎の7例

    水野 真夏, 杢谷 友香子, 吉岡 慎一, 藤田 淳也, 田村 茂行, 佐々木 洋 日本臨床外科学会雑誌 84 (9), 1466-1472, 2023

    <p>妊婦の急性腹症の原因として急性虫垂炎が最多であり,術式は腹腔鏡下虫垂切除術が一般的となってきているが,その報告数は少ない.当院において,2017年3月から2022年7月までに妊娠時急性虫垂炎7例に対して腹腔鏡下虫垂切除術を施行した.発症時の妊娠週数の内訳は,妊娠15週までの妊娠初期3例,妊娠16週から27週の妊娠中期3例,妊娠28週以降の妊娠後期1例であった.妊娠週数に応じてポート配置を工…

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  • 術前診断困難であったpagetoid spreadを伴う肛門管腺癌の1例

    深田 晃生, 杢谷 友香子, 吉岡 慎一, 藤田 淳也, 田村 茂行, 竹田 雅司, 佐々木 洋 日本臨床外科学会雑誌 84 (6), 915-921, 2023

    <p>症例は76歳,男性.2019年3月に血便の精査加療目的に当院へ紹介となった.下部消化管内視鏡検査にて歯状線からHerrmann線にかけて1型の腫瘍を認め,生検で腺癌の診断であった.腫瘍以外で肛門周囲の皮膚あるいは粘膜に明らかな病変は認めなかった.肛門管腺癌 cT2N0M0 cStage Iの診断で,2019年5月に腹腔鏡下腹会陰式直腸切断術を施行した.病理診断はpagetoid …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献25件

  • <研究ノート> 地域志向型研修プログラムを通じた自治体職員の能力等形成に関する考察

    田中, 優, TANAKA, Masaru 現代と文化 : 日本福祉大学研究紀要 (145) 143-165, 2022-09-30

    ...新規採用職員と業務経験のある先輩職員がペアを組んで,一年間にわたり,さまざまな地域の活動やイベントに参画し,また,地域のステークホルダーへのインタビュー調査などに取り組んだ,大阪府八尾市における「地域志向型研修プログラム」の成果としては,「地域そのものの理解」が促され,地域とのインタラクションによって,組織人・公務員(自治体職員)としての多様な「学び」(課題解決能力・コミュニケーション能力の向上,公務員倫理...

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  • 地域在住高齢者における改訂版食品摂取の多様性得点の試作と評価

    横山 友里, 吉﨑 貴大, 小手森 綾香, 野藤 悠, 清野 諭, 西 真理子, 天野 秀紀, 成田 美紀, 阿部 巧, 新開 省二, 北村 明彦, 藤原 佳典 日本公衆衛生雑誌 69 (9), 665-675, 2022-09-15

    <p><b>目的</b> 食品摂取の多様性得点(DVS)は,日本人高齢者の食品摂取の多様性を評価する指標として,疫学研究や公衆衛生の現場において幅広く活用されている。一方,本指標は1990年代の開発以降,見直しが行われておらず,現在の日本人高齢者の食生活の実態を必ずしも十分に反映できていない可能性がある。本研究では,構成食品群の改訂による改訂版DVS(MDVS)の試作および妥当性の評価を行うこと…

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • 保健所における新型コロナウイルス感染症への対応:近畿保健所長会調査報告

    冨岡 公子, 山田 全啓, 宇野 健司, 荒木 勇雄, 廣畑 弘, 永井 仁美, 吉田 英樹, 髙山 佳洋, 今井 雅尚, 濱田 昌範, 松本 政信 日本公衆衛生雑誌 69 (6), 473-482, 2022-06-15

    <p><b>目的</b> 近畿圏内の各保健所が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第1波,第2波にどのように対応したかについて調査することを目的としたアンケート調査のデータを分析し,今後のパンデミック発生時の資料として提示する。</p><p><b>方法</b> 近畿圏内の63保健所を対象とし,近畿保健所長会が作成した「新型コロナウイルス感染症対策調査票」を2020年9~10月にメールで…

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • 給与ファクタリングの法的問題 : 給与ファクタリングから後払い現金化へ

    多治川 卓朗 なにわ大阪研究 4 13-29, 2022-03-31

    IR誘致に伴って、あらためて消費者金融に対する懸念が表明されている。本稿では、大阪の地域性を踏まえて、消費者金融の現状を紹介し、若干の法的検討を加える。ヤミ金最高裁判決(最三判平成20年6月10日)を受けて、ヤミ金は事業形態を偽装する方向に向かう。近時では、給与ファクタリングや後払い現金化が社会問題となっている。これら「事業形態の偽装」問題においては、消費者保護のため、貸金業法・出資法の適用可能…

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  • S状結腸原発mixed neuroendocrine-non-neuroendocrine neoplasm(MiNEN)の1例

    永野 慎之介, 杢谷 友香子, 廣瀨 創, 吉岡 慎一, 竹田 雅司 日本大腸肛門病学会雑誌 75 (6), 285-290, 2022

    <p>症例は81歳男性で,便通異常を主訴に前医を受診した.下部消化管内視鏡検査でS状結腸に全周性の2型病変を認め,生検では中分化腺癌が検出された.CT検査では明らかなリンパ節転移や遠隔転移は認めず,同病変に対して腹腔鏡下S状結腸切除術を施行した.術後病理組織検査では,中分化腺癌と,synaptophsinが陽性,Ki67陽性細胞が80%以上のNET G3を伴う部分を認め,mixed …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献17件

  • Weekly Paclitaxel+Bevacizumab療法中に下腸間膜動脈に形成した仮性動脈瘤の破綻により大量出血をきたした1例

    日野 友紀子, 永井 景, 松浦 美幸, 重光 愛子, 佐々木 高綱, 山田 嘉彦 産婦人科の進歩 74 (3), 360-365, 2022

    <p>Bevacizumab(以下Bev)には腫瘍における微小血管の退縮と血管新生の抑制による抗腫瘍効果や,腫瘍組織で亢進した血管透過性を改善し,間質圧を低下させることで薬物の移行性が高まることによる併用薬剤の増強作用があるとされている.一方,その副作用としては頻度の高いものとして,高血圧や蛋白尿の他に消化管・肺・粘膜からの出血や創傷治癒遅延などが報告されている.weekly …

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  • 無症状で発見された進行虫垂癌による虫垂重積の1例

    深田 晃生, 吉岡 慎一, 田村 茂行, 竹田 雅司, 藤田 淳也, 佐々木 洋 日本臨床外科学会雑誌 83 (4), 727-732, 2022

    <p>症例は69歳の男性.便潜血陽性の精査目的に当院に紹介となった.大腸内視鏡検査で盲腸部に40mm大の1型腫瘍を認め,生検で腺癌の診断であった.造影CTでは,盲腸の腫瘤が上行結腸内へ重積している所見を認めた.盲腸癌による腸重積の疑いで,腹腔鏡下回盲部切除術,D3リンパ節郭清を施行した.切除標本では腫瘍は虫垂先端に位置し,虫垂が盲腸内に完全に翻転しており,完全型虫垂重積をきたしていた.病理診断は…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献27件

  • ステロイド性高眼圧症の遷延により,治療に難渋した重症紫斑病性腎炎の1例

    濵野 有里, 濱田 匡章, 川崎 有輝, 岡崎 智之, 大前 隆志, 石川 智朗, 田中 一郎 日本小児腎臓病学会雑誌 35 (2), 133-139, 2022

    <p>重症紫斑病性腎炎に対して,ステロイドパルス療法を含む多剤併用療法を開始したところ,早期にステロイド剤による眼圧の上昇を来し,治療の変更を余儀なくされた1例を経験した.ステロイド性高眼圧症に関しては,コルチコステロイドの早期減量と,複数の点眼薬の使用により,外科的治療を回避することができた.また,腎炎に対する治療は,ミゾリビン,シクロスポリンおよびシクロフォスファミドを併用することで,尿蛋白…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献20件

  • 大阪府における自殺未遂者相談支援事業の評価

    本屋敷 美奈, 杉原 亜由子, 永井 仁美, 高山 佳洋, 森定 一稔, 柴田 敏之, 森脇 俊, 笹井 康典, 田中 英夫 保健医療科学 70 (2), 174-185, 2021-05-31

    <p><b>目的</b>:大阪府における自殺未遂者相談支援事業(以下同事業)を評価し,自殺未遂者本人(以下本人)の支援者との関係の改善につながる効果的な支援方法と内容を明らかにする.</p><p><b>方法</b>:本研究は二段階で実施した.第一段階ではフォーカスグループインタビューにて介入の効果についての仮説とアウトカム指標を定義した.第二段階では仮説に基づく評価を行った.調査対象は2014…

    DOI Web Site 医中誌

  • 歴史古道「業平道」におけるシークエンス景観の記号化による誘引効果の解明

    荻原 実花, 松尾 薫, 武田 重昭, 加我 宏之 日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集 19 (0), 33-36, 2021

    ...歴史古道「業平道」は、平安時代の歌 人である在原業平が河内姫のもとに通ったとされる道で、現在の天理市から八尾市に位置しており、ウォーキング ルートとして親しまれている。本研究では、業平道のシークエンス景観の空間構造を記号化することで誘引効果を 解明した。...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 鼓室形成術IV型を施行した耳小骨奇形の3例

    北村 貴裕, 長谷川 太郎, 西村 洋 耳鼻咽喉科臨床 114 (10), 737-744, 2021

    <p>In case of ossicular chain malformations, the preoperatively predicted prognosis sometimes differs from the prognosis signaled by histopathology. Flexible adoption of operative procedures, such …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献4件

  • 小児鼻腔神経鞘腫例

    田中 晶平, 山本 雅司, 日尾 祥子, 奥野 未佳, 青木 健剛, 藤井 宗一郎, 川島 貴之, 川島 佳代子 耳鼻咽喉科臨床 114 (4), 273-277, 2021

    <p>Schwannoma is a benign tumor of Schwann cell origin. It arises in the soft tissues, such as the subcutaneous tissue and muscle, in most cases, and is rarely found in the nasal cavity. We report a …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献16件

  • 超音波検査を用いた保存治療中の外傷性肘関節靱帯損傷の経時的評価

    岡本 道雄 日本肘関節学会雑誌 28 (2), 72-76, 2021

    はじめに:外傷性肘関節靱帯損傷のスポーツ,労働復帰の決定には明確な基準がなく,その判断に苦慮する.また保存治療中の靱帯修復過程を超音波検査で評価した報告は少ない.今回,われわれは外傷性肘関節靱帯損傷に対して保存治療を行い,超音波検査にて経時的に評価したので報告する.<BR>対象と方法:外傷性肘関節靱帯損傷7症例を対象とした.平均年齢は23.1歳.6例がコンタクトスポーツをしていた.保存治療内容は…

    DOI 医中誌

  • 入院から在宅につなぐ脳卒中者の訪問リハビリテーション

    古賀 阿沙子 理学療法学Supplement 48S1 (0), C-71-C-71, 2021

    ...<p> 当院がある八尾市は,大阪府の中央部東寄りに位置し,高齢化率は28.3%で人口約266,000人が暮らす地域である。当院は,「その人がその人らしく自分の人生を全うする」ことを支援するために,回復期リハビリテーション(以下,リハ)病棟(59床)と地域包括ケア病棟(60床)の119床の入院機能に加え,外来・通所・訪問リハを備えている。...

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  • 手指開放性骨折に対する吸収性スレッドピンによる髄内固定とその適応について

    三宅 ヨシカズ, 仲野 雅之, 竹川 政裕, 木原 雅志, 松岡 祐貴, 楠本 健司 創傷 12 (2), 52-58, 2021

    <p> 序論:われわれは手指外傷による骨折に対する骨接合で,可能な症例であれば吸収性スレッドピンによる髄内固定を行っている。<br> 方法:2019年4~5月の2ヵ月間に当院に搬送された手指の骨折や切断などによる開放性骨折(全14症例20部位)に対して,スレッドピンによる髄内固定を第一選択に考え,積極的に適応し,骨折形態や骨折部位別の固定方法からスレッドピンの適応について考察した。<br> …

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  • 標準化ダニアレルゲンエキス急速皮下免疫療法における急速導入期の全身性副反応のリスク因子の検討

    濱田 匡章 日本小児アレルギー学会誌 34 (5), 543-550, 2020-12-20

    <p>【目的】標準化ダニアレルゲンエキス皮下免疫療法(以下ダニSCIT)の急速導入期の全身性副反応(以下SR)出現のリスク因子を明らかにする.【方法】ダニSCITを急速法で導入した68例で,SRの有無別に月齢,標準化ダニアレルゲンエキス注射液(以下ダニ注射液)の閾値・急速導入期の開始抗原量・急速導入期の目標抗原量,導入する季節,アレルギー疾患の併存の有無,気管支喘息・アレルギー性鼻炎の重症度とい…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献16件

  • 空気と気圧について考えよう

    安積 典子 化学と教育 68 (4), 174-175, 2020-04-20

    ...著者は2018年度,大阪府八尾市の公立小学校において,空気と気圧に関する出張授業を行った。八尾市では従来よりキャリア教育の視点を生かした小中一貫教育を進めているが,その一環として,将来の学びへの意欲につながる,授業の枠組みを一歩超えた体験的な学習を行った。子どもたちは,手動で空気を抜く容器を使った実験に夢中に取り組み,意外な結果に驚いていた。</p>...

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  • 大阪府における特定外来生物 オオバナミズキンバイ(広義)(アカバナ科)の現状

    横川 昌史, 高田 みちよ, 長谷川 匡弘 大阪市立自然史博物館研究報告 = Bulletin of the Osaka Museum of Natural History 74 75-82, 2020-03-31

    ...オオバナミズキンバイはアメリカ合衆国南東部から南米原産のアカバナ科の水生植物で,特定 外来生物に指定されている(角野 2014).2014年に大阪府でオオバナミズキンバイが見つかり,その後, 大阪府内各地の河川や水路,ため池で生育が確認されている.2019年9月までに,高槻市・摂津市・大 阪市・東大阪市・八尾市・柏原市・藤井寺市・堺市・羽曳野市・岸和田市でオオバナミズキンバイ...

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  • 陰圧閉鎖療法(NPWT)中に抗凝固薬を安全に投与しえた6例

    板倉 弘明, 池永 雅一, 太田 勝也, 上田 正射, 加藤 亮, 津田 雄二郎, 中島 慎介, 松山 仁, 遠藤 俊治, 山田 晃正 日本外科感染症学会雑誌 17 (1), 33-37, 2020-02-29

    <p>陰圧閉鎖療法(negative pressure wound therapy:以下,NPWT)は難治性開放創だけでなく,手術部位感染(surgical site infection:以下,SSI)の予防にも有用とされ,その用途は拡大している。NPWTの有害事象に出血があり,抗凝固薬や抗血小板薬の投与は慎重に行う必要がある。また,NPWT施行中に抗凝固薬や抗血小板薬を投与する安全性の報告はな…

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  • 片側性副鼻腔病変におけるCTの有用性に関する検討

    天野 雄太, 武田 和也, 端山 昌樹, 前田 陽平, 津田 武, 赤澤 仁司, 小幡 翔, 中谷 彩香, 川島 貴之, 猪原 秀典 日本鼻科学会会誌 59 (2), 132-138, 2020

    <p>片側性副鼻腔病変の診断において副鼻腔CTはもっとも行われている検査の一つであるがその有用性の程度に関する詳細な報告はこれまでにほとんど行われていない。また,臨床上,片側性副鼻腔病変におけるMRIの有用性について疑いのないところであるが,副鼻腔疾患全症例においてMRIを撮影することは施設によっては困難である上,検査過剰との意見もあり,副鼻腔MRIを施行すべき症例について明確なコンセンサスは得…

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 胆嚢捻転症の4例

    今村 宏輝, 岸本 朋也, 橋本 安司, 遠藤 俊治, 田村 茂行, 佐々木 洋 日本臨床外科学会雑誌 81 (5), 959-964, 2020

    <p>胆嚢捻転症は,頻度は非常に少ないが緊急手術を要する疾患である.当院では2012年から2019年に4例の胆嚢捻転症を経験した.症例1:88歳,女性.胸背部痛を主訴に当院を受診.胆嚢捻転症の診断で同日腹腔鏡下胆嚢摘出術(laparoscopic cholecystectomy:以下LCと略)を施行.症例2:90歳,女性.右下腹部痛を主訴に当院を受診.胆嚢捻転症の診断で同日LCを施行.症例3:8…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献1件

  • 胃切除術後に出現し保存加療により軽快した門脈ガス血症の1例

    今村 宏輝, 木戸上 真也 日本外科系連合学会誌 45 (6), 759-763, 2020

    <p>症例は81歳,男性.貧血の精査にて胃噴門部後壁に進行胃癌を認め,手術目的に当院を受診した.高齢,併存症を考慮し縮小手術として開腹噴門側胃切除術,D1+リンパ節郭清,ダブルトラクト法再建を行い,腸瘻造設を併施した.手術時間は481分,出血量は880mlであった.術後は炎症反応が遷延し,術後6日目にCRPの異常高値を認めた.腹部CTにて門脈ガスを指摘されたが,発熱や腹部症状は認めず,腸管壊死を…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 事業報告 「MIZUKOSHI里山プロジェクト」

    井野 よし子 太成学院大学紀要 22 (0), 101-104, 2020

    ...「MIZUKOSHI里山プロジェクト」は,住民の出会いと交流を促進する目的で,大阪府八尾市水越にある“里山プラザ”(個人宅)を拠点に,アート,食育食農,ライブ,および里山探索という4 部門において,住民とともに地域の特徴や環境を生かしたイベントやワークショップを展開している。 このプロジェクトが10年経過したことを機に,さらなる展開を目指してこれまでの活動について紹介・報告する。...

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  • 小児の蝶形骨洞内反性乳頭腫例

    野之口 由華, 端山 昌樹, 田中 晶平, 川島 貴之 日本鼻科学会会誌 59 (4), 353-357, 2020

    <p>小児の蝶形骨洞内反性乳頭腫の1例を経験し,経鼻内視鏡手術にて摘出を行ったので,文献的考察を加えて報告する。症例は13歳女児。鼻閉を主訴に近医耳鼻科を受診し副鼻腔炎を指摘され加療を行われたが改善しないため,精査加療目的で当科に紹介受診となった。右鼻腔後方より手前に向かって乳頭状腫瘤を認め,生検にて内反性乳頭腫の結果であった。術前画像結果より,蝶形骨洞内に基部を有する内反性乳頭腫と診断し,内視…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • 標準化ダニアレルゲンエキス急速皮下免疫療法プロトコールの検討

    濱田 匡章 アレルギー 69 (1), 40-47, 2020

    <p>【目的】標準化ダニ抗原を用いた急速皮下免疫療法(ダニrSCIT)の増量プロトコールについて検討する.</p><p>【方法】当院のダニrSCITは,標準化ダニ抗原(ダニ注射液)1JAU以下から開始し急速増量期目標抗原量を500JAUとする低用量法,続いて開始量を10JAUとする高用量法,さらに,10JAUから開始し目標を300JAUとし,rSCIT開始後9-10日に500JAUに増量する修正…

    DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献1件

  • 既成市街地せせらぎプロムナード空間創出に係る地域的課題に関する研究

    近藤 慎也, 佐渡 拓海, 副島 脩平, 岩崎 義一, 山口 行一 日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集 18 (0), 41-44, 2020

    ...そこで本稿は、大阪府八尾市内を流れる玉串川を対象とし、農業用水路再生における課題や改善点、住民の意識構造を考察した。主に玉串川沿線の3校区において三回にわたりワークショップを開催し意見交換およびアンケート調査を行った。...

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  • 皮下埋没型中心静脈ポートのカテーテル筋間断裂について

    板倉 弘明, 山田 晃正, 古妻 康之, 松山 仁, 遠藤 俊治, 池永 雅一 日本臨床外科学会雑誌 81 (8), 1445-1451, 2020

    <p>目的:われわれは,皮下埋没型中心静脈ポートをエコーガイド下に鎖骨下静脈または腋窩静脈を穿刺して留置してきたが,カテーテルの筋間断裂を経験し,小胸筋経由が一因と推察した.そこで,筋間断裂例の臨床的特徴を明らかにするために検討を行った.方法: 2013~2017年にCVポートを造設した269例(鎖骨下静脈または腋窩静脈穿刺)のうち,留置後にCTを撮像した199例を対象とした.筋間断裂群(4例)…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献2件

  • 食道神経内分泌癌と扁平上皮癌の混合型腫瘍の1例

    今村 宏輝, 遠藤 俊治, 竹田 雅司 日本外科系連合学会誌 45 (4), 323-329, 2020

    <p>症例は73歳男性で,嚥下困難に対する精査にて食道癌を指摘された.術前の生検標本では神経内分泌癌と扁平上皮癌の混合型と診断された.術前診断Mt,cT3N0M0,cStage Ⅱに対して食道亜全摘術,2領域リンパ節郭清を施行した.切除標本の病理結果はpT2N0であり,腫瘍は生検標本と同様に神経内分泌癌と扁平上皮癌の混合型であった.神経内分泌癌と扁平上皮癌が混合した症例に対する治療戦略は複雑であ…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • 糖尿病注射治療部位における皮下脂肪組織の超音波所見と血糖コントロールの注射回避後経時的変化

    若林 侑香, 良本 佳代子, 長友 昌志, 金丸 洋蔵, 野尻 宗子, 大橋 誠 糖尿病 62 (10), 659-666, 2019-10-30

    <p>インスリン頻回注射部位は皮下硬結触知の有無に関わらず表在超音波で皮下脂肪組織に低エコーや高エコー所見を呈することがあり,血糖不安定性の一因となる.注射部位変更による超音波所見や血糖コントロールの経時的変化の報告は少ないため,44名の検討をした.超音波所見のエコー輝度別に高エコー群(H群),混在群(M群),低エコー群(L群)とした.H群の40.7 …

    DOI 医中誌

  • 機械的腸管処置を行わない大腸切除術の成績

    池永 雅一, 安井 昌義, 三嶋 秀行, 太田 勝也, 上田 正射, 加藤 亮, 家出 清継, 津田 雄二郎, 中島 慎介, 松山 仁, 遠藤 俊治, 山田 晃正 日本外科感染症学会雑誌 16 (4), 217-221, 2019-08-31

    <p>大腸癌手術での機械的腸管前処置(mechanical bowel preparation:MBP)について,周術期管理の見直しを行う過程で,術前MBPを順次省略・変更することを行ったので,その成績につき大阪医療センターでの経験を報告する。第1期(全症例MBPなし)では手術部位感染(surgical site …

    DOI 医中誌

  • 腹腔鏡下穿孔部閉鎖術後に二期的胃切除術を行った胃癌穿孔の4例

    遠藤 俊治, 山田 晃正, 板倉 弘明, 太田 勝也, 上田 正射, 池永 雅一 日本腹部救急医学会雑誌 39 (5), 925-928, 2019-07-31

    <p>当院では胃癌穿孔による汎発性腹膜炎に対して腹腔鏡下大網充填・被覆術(以下,鏡視下閉鎖術)と洗浄ドレナージを第一選択とし,二期的胃切除術を行っている。当院での治療成績を報告する。2013年から2017年までの間に当院で胃癌穿孔に対し鏡視下閉鎖術後に胃切除術を行ったのは4例であった。内訳は男2例,女2例,年齢69~76(中央値74)歳,術前診断は胃癌(組織学的診断済)2例,胃癌疑い(CT所見)…

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  • 〈論文〉イノベーション創出に向けたものづくり企業の挑戦―大阪府八尾市での取組みを通して―

    文能, 照之 商経学叢 65 (5), 129-143, 2019-03-31

    ...[要旨] 本稿は,ものづくり企業のイノベーション創出への取組み状況について明らかにするとともに,大阪府八尾市でみられる活動を通して,イノベーションの創出を確実なものとするための方策について詳述したものである。共通の目的をもって企業同士が集い信頼に根づいた活動が展開されることで成果につながっていること,並びに地域としてイノベーションを創出する仕組みづくりが重要であることを明らかにしている。...

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  • 市街地開発事業に関わった地権者意識からみたエリアマネジメントの実施課題に関する研究

    副島 脩平, 寺島 隆世, 井本 雅史, 岩崎 義一 日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集 17 (0), 101-104, 2019

    ...本研究はまちづくり・まち育てをしていく上で、開発に直接関わりを持つ地権者のまちづくりへのニーズをきくことによりエリアマネジメントに対する意識構造について明らかにすることを目的とし、(松原市 天美地区・八尾市 曙川地区)を対象としたアンケート調査結果から住民のまちづくりに対しての意識としてはまちのきれいさといった空間的な視点、参加できる活動・イベントといった意思と行動の程度で地域間の相違が見られる。...

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  • 内視鏡下に摘出した鼻涙管オンコサイトーマ例

    米井 辰一, 端山 昌樹, 野之口 由華, 日尾 祥子, 川島 貴之 日本鼻科学会会誌 58 (4), 677-682, 2019

    <p>鼻涙管腫瘍の一例を経験し,経鼻内視鏡下に摘出しえたので文献的考察を加えて報告する。症例は86歳女性。片側性鼻閉のため受診し,生検・画像検査により左鼻涙管オンコサイトーマと診断された。経鼻内視鏡下に鼻涙管を下鼻甲介と合併切除することで一塊に摘出しえた。術後2年以上経過しているが再発を認めていない。鼻涙管腫瘍はまれな疾患であるが,膿性鼻汁,鼻閉,流涙過多などの一般的な症状で受診することもあり,…

    DOI Web Site 参考文献13件

  • 胃噴門部粘膜下腫瘍に対し,単孔式腹腔鏡内視鏡合同胃内手術を行った1例

    知念 良直, 遠藤 俊治, 加藤 亮, 上田 正射, 津田 雄二郎, 中島 慎介, 太田 勝也, 松山 仁, 池永 雅一, 山田 晃正 日本外科系連合学会誌 44 (4), 721-726, 2019

    <p>症例は40代の女性.4年前から噴門部に粘膜下腫瘍を指摘されていた.30mm大に増大傾向であったため,手術適応と考えられた.腫瘍は内腔突出型で噴門直下にあり,一部食道粘膜にかかっていた.手術は上腹部正中を3cm切開し開腹した.胃を腹腔外に誘導し胃角部に約3cmの切開を置き,胃内に送気しワーキングスペースを確保した.内視鏡下に噴門部の腫瘍辺縁の粘膜を全周切開した後,胃角部から腹腔鏡操作を行い筋…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • 八尾市内工業集積地区のエリアマネジメントの在り方に関する研究

    佐伯 勇輔, 吉田 晟也, 岩崎 義一, 山口 行一 日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集 17 (0), 109-112, 2019

    ...本研究では、中小製造事業所の集積地である八尾市を対象とし、製造事業所の立地環境や都市空間に対する意識に関するアンケートを行い、操業環境意識の実態を明らかにすることを目的としている。この研究から八尾市では産業版の市街地整備、操業環境の改善が急がれる。また、地方自治体や企業団体等と協力し、農地や廃業・移転予定事業所の情報を共有し、整備を行い、提供するシステムについて検討することが必要である。...

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  • 合意形成のためのまちづくりワークショップの進め方に関する研究

    有賀 弘祐, 副島 脩平, 岩崎 義一, 山口 行一 日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集 17 (0), 41-44, 2019

    ワークショップに参加しアンケートなどを行った結果,年齢層かかわらず参加しやすい時間帯や曜日でワークショップの参加者促進につながることが分かった。また、住民に周知し興味を持ってもらうためにも事前にワークショップの内容や方針を提示することが重要である。そのためにも、地域団体の参加やワークショップ経験者による呼びかけが喫緊の課題である。また、多くの方がこのような活動があれば続けていきたいという意見が挙…

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  • 八尾市曙川東地区のエリアマネジメントの実施課題に関する研究

    糸井 敬亮, 樋口 徳一, 岩崎 義一, 山口 行一 日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集 17 (0), 105-108, 2019

    ...研究対象とした八尾市曙川東地区の玉串川においては、生態、景観といった環境面の機能が欠落している。今後、玉串川をせせらぎの小川として暮らしの中に溶け込む美しい景色と潤いをもたらす川に仕立てていくことが求められている。よって本研究ではアンケート及び現地調査を行い、玉串川の現状や改善点など意識構造を考察することを目的とした。アンケートの結果からは自然機能の欠如が明らかとなった。...

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  • 広場活用型まちづくりワークショップにおける合意形成の進め方に関する研究

    福井 智大, 副島 脩平, 岩崎 義一, 山口 行一 日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集 17 (0), 37-40, 2019

    本研究では、合意形成を図るために利用される「まちづくりワークショップ」にはどのような問題点や課題があるのかを実証する。4回のワークショップとアンケート調査より参加者の意識特性を分析した。その結果、参加者の多くは高齢者であり、これからの地域を担っていく学生や社会人の参加率が低く、参加しやすい時間と興味のある内容の提示を重要視する方が多いことが分かった。ワークショップをより良いものにするには、意見の…

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  • 木村氏病に対するステロイド長期投与中に頭蓋内血栓化動脈瘤による脳幹部梗塞を発症した1 例

    下岡 直, 川井 正統, 千田 賢作, 馬場 貴仁, 西田 武生, 貴島 晴彦 脳卒中 41 (4), 316-320, 2019

    <p><b>要旨</b>:木村氏病は軟部好酸球性肉芽腫で,全身の軟部組織,特に頭頸部に好発する好酸球浸潤を伴う炎症性肉芽腫である.比較的稀な良性疾患であるが,再発率が非常に高い難治性疾患で,原因の特定や病態の解明はなされておらず,また治療法も確立されていない.木村氏病で長期間ステロイド投与中に頭蓋内血栓化動脈瘤による脳幹部梗塞を発症した稀な症例を経験したので報告する.症例は58 …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献11件

  • 胃軸捻転症を合併した成人Bochdalek孔ヘルニアの1例

    佐藤 豪, 遠藤 俊治, 中島 清一, 加藤 亮, 上田 正射, 津田 雄二郎, 中島 慎介, 太田 勝也, 池永 雅一, 山田 晃正 日本外科系連合学会誌 44 (4), 680-686, 2019

    <p>患者は55歳,女性.S状結腸癌,癒着性イレウスに対して開腹手術歴あり.嘔吐を主訴に当院救急外来を受診した.胸腹部CTで左横隔膜の一部欠損,胃の胸腔への脱出,捻転を認めた.Bochdalek孔ヘルニア,胃軸捻転症と診断し,ヘルニア修復術および胃固定術を腹腔鏡下で行う方針とした.まず胃の腹腔内への還納を試みたが,癒着が強固であり,剝離および還納は困難であった.そのため腹腔鏡下胃固定術のみを行う…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献1件

  • 盲腸脂肪垂が嵌頓した大腿ヘルニアに対して腹腔鏡手術が有効であった1例

    關口 奈緒子, 太田 勝也, 吉岡 慎一, 加藤 亮, 上田 正射, 津田 雄二郎, 中島 慎介, 松山 仁, 池永 雅一, 山田 晃正 日本外科系連合学会誌 44 (5), 1004-1009, 2019

    <p>症例は66歳の女性で右鼠径部腫張を主訴に当院を受診した.血液検査で炎症反応の上昇は認めず,腹部造影CTで虫垂が嵌頓した右大腿ヘルニアを疑い,緊急手術の方針とした.腹腔鏡で腹腔内を観察すると,大腿ヘルニアのヘルニア門へ盲腸脂肪垂が嵌頓しており,腹壁からの圧迫と鉗子による牽引で嵌頓は解除した.茶色の汚染腹水の流出と脂肪垂の黒色壊死を認めたため,感染制御後にヘルニア修復術を行う予定とし,脂肪垂切…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献5件

  • 人工肛門造設後早期に宿便による人工肛門脚部穿孔を生じた2例

    佐藤 豪, 池永 雅一, 上田 正射, 太田 勝也, 津田 雄二郎, 中島 慎介, 松山 仁, 中川 朋, 遠藤 俊治, 山田 晃正 日本外科系連合学会誌 44 (6), 1098-1103, 2019

    <p>症例1は87歳の女性で宿便性大腸穿孔に対してHartmann手術を施行した.術後6日目に口側腸管に残存した宿便による人工肛門脚部穿孔に対し緊急手術を施行した.人工肛門開口部から6cmに穿孔部を認め,結腸切除,人工肛門再造設を行った.初回手術後44日目に誤嚥性肺炎で死亡した.症例2は87歳の男性で肛門管癌に対して腹腔鏡補助下直腸切断術を施行した.術後2日目に宿便による人工肛門脚部穿孔に対し緊…

    DOI Web Site 医中誌

  • 八尾市公共下水道事業経営戦略」の策定について

    黒田 哲夫 下水道協会誌 55 (673), 98-101, 2018-11-01

    <p>本市では,平成27年度の法適化を機に市の附属機関である経営審議会を設置した.財政基盤の強化を目的に審議会からの緊急提言に基づき,下水道使用料の改定を実施した.改定には平成28年度当時,下水道使用料算定の基本的考え方には位置付けされていなかった資産維持費を盛り込んだ.平成28年度に経営戦略策定を審議会へ諮問,本市は議論の総括として「経営戦略の骨子」をまとめ,平成29年度には骨子に基づき経営戦…

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  • 耳硬化症に対するアブミ骨手術の術後聴力成績の検討

    太田 有美, 森鼻 哲生, 川島 貴之, 大崎 康宏, 佐藤 崇, 岡崎 鈴代, 宇野 敦彦, 西村 洋, 今井 貴夫, 北原 糺, 土井 勝美, 猪原 秀典 日本耳鼻咽喉科学会会報 121 (10), 1266-1272, 2018-10-20

    <p> 2007年4月~2016年10月に大阪大学耳鼻咽喉科およびその関連施設でアブミ骨手術を施行された症例のうち, 6カ月以上経過観察でき, 術後骨導閾値を測定され術後気骨導差を確認し得た98症例113耳について聴力成績を検討した. 日本耳科学会判定基準 (2010) による術前骨導を用いた成功率は術後6カ月で90%, 術後2年で93%と良好な成績であった. 術後気骨導差 10dB …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献10件

  • 経済単元の習得確認テスト結果と授業改善

    乾 真佐子, 奥田 修一郎, 関本 祐希, 裴 光雄 経済教育 37 (37), 98-103, 2018-09-30

    <p> 本研究は,公立中学校3年生を対象に行った経済単元の習得確認テストの結果をもとに,生徒たちの学びの実態を把握し教師の授業改善に活かしていくことを目的として行ったものである。異なる2校,3教諭の授業後に同一の評価問題を実施し,その結果を分析・考察した。その上で,生徒の課題や教師の授業方法の問題点を探り,次年度の授業改善プランとして提案した。単年度の研究考察の結果であるため,授業改善が生徒へも…

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  • 多文化保育実践における保育者の認識についての研究―八尾市の事例から―

    韓, 在熙, HAN, Jaehee 四天王寺大学紀要 (65) 435-451, 2018-03-01

    ...本研究は、現代的保育課題である多文化教育・保育に関するパイロット調査研究として、八尾市の事例を基に多文化保育実践における保育者の認識について考察したものである。日本における幼児の多文化教育・保育研究の考察や幼児教育・保育のナショナル・カリキュラムにおける多文化保育の視点について検討した結果では、幼児の日本語の習得や日本の生活への適応と特別配慮に焦点が置かれていることがわかった。...

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  • 基礎的自治体とコンビニエンスストアとの地域包括連携協定

    石原 肇 日本地理学会発表要旨集 2018a (0), 61-, 2018

    ...で約4割を占めており,大都市近郊や地方都市に多い.次いで2番目に多い事項は,市内産品の販路拡大となっている.大都市の市区においては,地産地消の項目が無い市区が見受けられるものの,市内産品の販路拡大をあげている市区は多い.これらの情報を基に,セブンイレブンに聞き取りを行ったところ,協定事項の取捨選択や優先順位については,当該市との協定締結に向けた協議の結果であるとのことであった.なお,発表時に大阪府八尾市...

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  • 肘関節周辺骨折術後に生じた亜急性尺骨神経障害6例

    岡本 道雄, 難波 二郎, 山本 浩司 日本肘関節学会雑誌 25 (2), 189-192, 2018

    <p> 肘関節周辺の外傷や術後に亜急性な経過で尺骨神経障害(delayed-onset ulnar neuropathy,以下DOUN)が生じる病態が知られている.今回,術後DOUNを生じた6症例について全例に追加手術を施行したので,病態,手術所見を検討した.男性3例,女性3例,受傷内容は肘頭骨折が3例,上腕骨顆上骨折が2例,肘関節脱臼骨折が1例であった.初回手術時,3例に内側上顆周辺において尺…

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  • 大阪府八尾市方言の素材待遇形式ヤルの機能

    酒井 雅史, 野間 純平 日本語の研究 14 (1), 1-17, 2018-01-01

    ...本稿では,待遇表現が話し手による関係把握の表現であるという立場に立ち,大阪府八尾市方言話者のデータをもとに,ヤルの〈機能〉を明らかにした。すなわち,ヤルは,話題の人物が話し手と〈ウチ〉の関係にあり,聞き手もまたその〈ウチ〉の関係にあるという話し手の認識を表す。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • 歯性上顎洞炎の画像診断モダリティと治療方針に関する比較検討

    桐 広樹, 端山 昌樹, 前田 陽平, 識名 崇, 増村 千佐子, 岡崎 鈴代, 奥野 美香, 武田 和也, 津田 武, 猪原 秀典 頭頸部外科 28 (1), 39-44, 2018

    歯性上顎洞炎は耳鼻咽喉科と歯科の両方で治療が行われており,治療方針も各施設によって異なっている。今回,われわれは歯性上顎洞炎の診断および治療を検証するために,歯性上顎洞炎30例32側を対象に,診断モダリティおよび治療方針について後向きに検討を行った。初期治療として抜歯とESSが行われた9例では再発を認めなかったものの,抜歯だけが行われた12例のうち8例で後にESSが行われた。また歯科用単純X線写…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • 多発性骨盤部後腹膜神経鞘腫の1例

    今村 宏輝, 井出 義人, 杢谷 友香子, 竹田 雅司, 田村 茂行, 佐々木 洋 日本臨床外科学会雑誌 79 (8), 1772-1776, 2018

    症例は33歳,女性.腹部超音波検査で骨盤内腫瘤を指摘され当院紹介となった.CTでは仙骨前面の右側に50×32mm大,左側に84×59mm大の辺縁平滑な腫瘤性病変を認めた.両者の間に連続性はなく,2つの独立した腫瘤が疑われた.MRIではT1強調で筋肉と等信号,T2で軽度高信号であり,周囲臓器との連続性は認めなかった.その他明らかな転移を認めず,骨盤原発の後腹膜腫瘤と診断し,腹腔鏡にて手術を開始した…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献8件

  • 経肘頭尺骨鉤状突起基部骨折(O'Driscoll分類Type III,subtype 2)の治療経験

    難波 二郎, 宮村 聡, 岡本 道雄, 山本 浩司 日本肘関節学会雑誌 25 (2), 119-122, 2018

    <p> 経肘頭尺骨鉤状突起基部骨折8例の手術治療経験を報告する.基本手術方法は側臥位下に後方進入し各骨折を内固定とした.症例は男性4例,女性4例,平均50歳であった.前方型2例,後方型6例で,4例に鉤状突起のsublime tubercle(ST)骨片を有し,4例に分節したlesser sigmoid …

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  • 大阪府の「八尾バル」における地域特産野菜を用いた地産地消の取組み

    石原, 肇, ISHIHARA, Hajime 地域研究 58A 28-40, 2017-12-25

    ...され,都市農地の保全が必要とされてきている.一方,中心市街地の活性化も課題となっている.このような状況の中,街を飲み歩くイベントであるバルイベントが中心市街地の活性化策として注目されている.本稿では,大阪府の「八尾バル」を事例に,地産地消の取組みを調査し,地域特産野菜の地産地消をコンセプトとしたバルイベントの成立の背景を,特産野菜の生産と地産地消の取組みという観点から明らかにすることを目的とする.八尾市...

    機関リポジトリ HANDLE Web Site

  • ミゾリビンの併用が奏功したtubulo-interstitial nephritis and uveitis syndrome の2 例

    橋本 直樹, 濱田 匡章, 遠藤 友子, 上田 卓, 田中 一郎, 石川 智朗, 中島 充 日本小児腎臓病学会雑誌 30 (1), 73-79, 2017

    <p>Tubulo-interstitial nephritis and uveitis syndrome (以下TINU 症候群)の2 症例を経験した。症例1 は14 歳女子。発熱と᷺怠感の主訴で受診し,尿中β<sub>2</sub> ミクログロブリン上昇とぶどう膜炎を認めた。症例2 は13 歳女子。主訴は右眼の充血で,ぶどう膜炎の全身疾患の精査目的で受診し,尿中β<sub>2</sub> …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • 妊娠第3三半期に子宮静脈からの腹腔内出血を発症したが母児ともに救命できた2症例

    中野 和俊, 山田 嘉彦, 山田 弘次, 山口 永子, 佐々木 高綱, 吉澤 順子, 水田 裕久 産婦人科の進歩 69 (2), 151-155, 2017

    <p>妊娠中の子宮血管破裂はまれな疾患である.今回われわれは,妊娠30週で腹痛および高度遅発一過性徐脈が出現し緊急帝王切開を行った際に子宮左背部の静脈叢から出血を認めた症例と,妊娠31週で子宮収縮著明,高度遷延一過性徐脈のため緊急帝王切開を行い左卵巣固有靭帯付着部と左子宮頸部後面から出血を認めた2症例を経験した.1950年の時点では母体死亡率は49.3%であり,近年の報告では母体死亡こそなかった…

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  • ACL 再建術後の理学療法

    小柳 磨毅, 中江 徳彦, 木村 佳記, 松尾 高行, 横谷 祐一郎, 西本 好輝, 構井 健二, 安達 由紀, 小川 卓也 理学療法学Supplement 44S1 (0), 32-37, 2017

    DOI

  • <b>機能的ウェアが着地動作に及ぼす影響</b><b> </b>

    向井 公一, 小柳 磨毅, 田中 則子, 木村 佳記, 中江 徳彦, 椎木 孝幸, 境 隆弘, 小川 卓也 保健医療学雑誌 8 (1), 30-37, 2017

    <p><tt><b>要旨:</b></tt><tt>本研究の目的は,開発した伸縮性の異なるラインを加えた着圧ウェア(</tt>functional wear; FW<tt>)が片脚着地動作の姿勢制御に及ぼす影響を調査することである.研究デザインは横断的による</tt>2<tt>条件での比較対照試験である.被験者は健常な大学生男女</tt>22<tt>名である.計測には三次元動作解析装置を使用し,…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献14件

  • I.疫学が示す臨床へのインパクト

    宮城 琢也, 竹原 徹郎 日本内科学会雑誌 105 (1), 9-14, 2016

    <p>非アルコール性脂肪性肝疾患(non-alcoholic fatty liver disease:NAFLD)は,肥満との関連が強く,肥満人口の増加に伴い有病率が増加している.日本では,NAFLD有病率は30%程度と報告されており,男性が女性よりも高頻度で,特に中年層の男性,閉経後高齢層の女性で頻度が高い.慢性肝疾患の中でも最も高頻度な肝疾患とされ,肝硬変や肝癌に占める割合が今後増加すること…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献8件

  • 終末期がん患者の緩和ケアにおける臨床心理士の役割

    長井(外堀) 直子, 野村 孝, 森本 卓, 佐々木 洋 Palliative Care Research 11 (3), 534-537, 2016

    <p>【目的】今回,再発転移乳癌に加え長期にわたるうつ病を併発していた終末期がん患者を個別に取り上げ,臨床心理士介入について検討し,緩和ケアにおける臨床心理士が果たす役割について考察を加えた.【症例報告】症例は49歳女性,右乳がん術後,多発肺転移,脳転移を発症し,左大腿骨を病的骨折し,手術を施行した.術後,患者は,動けないことのいらだちと既往のうつ病が相まって不安感が強くなり,臨床心理士が介入し…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献2件

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